嘘の夢の話 1月26日
ポケットからコインが出てくる。アケビのような細長い果実の図柄が刻まれた銀貨で、割と作りもしっかりしているのでどこか異国の貨幣のように思える。私はそれでコイントスをするが、キャッチを失敗して銀貨は階段の下の暗がりに落ちていってしまう。私は急いで階下に降りてコインを捜索する。とはいえ、明かりが全くない中コイン一枚を見つけ出すのは困難だ。床に手をついて手探りで銀貨を探していると、突然腰のあたりをむんずと掴まれる。驚いて振り向くと、そこには顔の下半分が異様に突き出た男が立っている。
私は一目散に階段を駆け上がり、人の多いフードコートのフロアに逃げ込む。男はこの階までは追ってきていないけれど、まだ気を抜いてはいけない気がする。私は武器としてたこ焼き返しを貸してくれないか銀だこの店員に相談するが、当然のように断られる。


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