嘘の夢の話 1月29日
みなとみらいに新しくできた観光施設に行く。教会と図書館とイベントホールを合わせたようなよくわからない施設で、床が全て黒板になっている。床には今までの入場客による書き込みが大量に残っており、多くは訪問日と短い感想文程度だが、中には自作の漫画などもあったりして面白い。私は自分も何か描きたくなって、チョークを買いに売店へ向かう。しかし、一番安い5本入りのチョークセットでも8000円する。観光地価格なのかもしれないがこれはあまりに酷い。ただその割には、周りの客たちはみんなチョークを使って床に書き込みをしている。そうまでして書きたいものかと思って、私は近くにいたカップルに声をかける。
そのチョークはあの売店で買ったのかと尋ねると、男性の方はまさかと笑って「家から持ってきたんです」と言う。女性も「さすがに、あそこでわざわざ買う人はいませんよ」と笑う。そりゃそうかと思ったが、家からわざわざチョークを持ってきてまでここにものを書こうとする気持ちもよくわからない。ふと二人の足元に目を落とすと、そこには幼児が描いたようなでたらめな図形と文字らしきものがびっしり刻まれている。ぞっとして足早に彼らのそばを離れる。


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