嘘の夢の話 2月13日
商店街を羊の群れが駆け抜け、一つの店舗に入っていくのを目撃する。その店は表の看板を見るに煎餅屋のようだが、どうやら開店休業状態で、店内は電気も点いていない。汚れたガラス戸を開け、恐る恐る中に入ってみる。格子状に区切られた木の台にいろいろな種類の煎餅が並べられているが、それらは全て見るからにしけっている。中にはカビが生えて変色したものすらある。店の奥からどてらを着込んだ老婆がのそのそと姿を見せる。私は会釈をするが、顔を上げると老婆は消えている。
気がつくと私は飲み屋街の路地に立っている。傍らでは男がえずいており、私は彼が誰なのかもわからないまま介抱することになる。一通り吐き終わると男は酔客で溢れる表通りにふらふらと出て行き、そんな彼をスパイのような格好をした女性二人組がどこかへ連れ去っていく。


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