嘘の夢の話 2月17日
山の斜面に腰掛けて池を眺めている。その池は直径10メートルくらいで、沖縄の海を思わせるような鮮やかな青色をしている。周囲の木々は紅葉しているが、同時に蝉の鳴き声も聞こえていて季節がわからない。この景色を記録しておけるものがないかと思って鞄の中を漁っていると、今まで一度も使ったことがないような小さなポケットからフリスクの箱が出てくる。私は何の気なしにそれを開けるが、中に入っていたものにひどく仰天して、箱を池に落としてしまう。
すると、池が静かに泡立ち始める。まるで沸騰しているようだが熱は感じない。やがて泡立ちが収まると、水面は先ほどまでとは異なりまるで鏡のような状態になっている。しかし反射の具合がおかしいのか、池を覗き込んでいる私の顔が全面に大きく映し出されている。こんなに巨大な自分の顔を見るのは初めてなので、まじまじと見てしまう。上の方から順番に髪、眉、目、鼻と見ていって、唇までたどり着いた時、突然「これは私の顔ではない」と気づく。これはどう見ても小泉元首相の顔だ。一瞬のうちに政治家としての自覚が私の中に芽生え、自分はこんなところで何をしているんだ、とひどく情けない気持ちになる。


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