嘘の夢の話 2月27日
昔一度だけ行ったことのあるスキー場にいる。当時は初心者向けとして人気のスキー場だったはずが今ではすっかり様変わりしていて、全く整備されていない険しい雪山がそびえ立っているばかりである。至る所に大きなクレバスができていて、頂上の方から転がり落ちてきたストックや靴がそこに飲み込まれていく。私はとてもこんなコースを滑る勇気はないので、すごすごと泊まっている民宿へ引き返す。
その道中、私は雪山の斜面にぽっかりと空いた洞窟を見つける。洞窟の中はまるで暖房が効いているように暖かく、地面には誰かが作為的に並べたと思しき葉っぱや木の枝や小石が整列している。何かに誘われるように奥の方へ向かっていくと、気付けば私は民宿の自販機コーナーに立っている。ここに繋がっていたとは意外である。せっかくだし何か飲もうと思ったが、財布の中には一万円札しか入っていない。私は取り忘れがないかと思ってお釣りの返却口に手を突っ込む。すると何かブツブツしたものが指に触れ、慌てて手を引っ込めるも人差し指と中指が赤く腫れている。


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