嘘の夢の話 3月4日
スクラップが山のようにうずたかく積み上がっている。その中腹から細長いパイプが突き出ていて、茶色く濁った水がちょろちょろと流れ出している。水の流れは途切れることなく、地面に大きな水たまりができる。その中を、アメンボをさらに簡略化したような小さな生き物たちが悠々と泳ぎ回っている。太陽の光が水面に反射し、なぜかその一瞬だけ生き物たちはすごく大きく見える。
そこに何台もの工事車両がやって来る。スクラップの山は黄色い重機に取り囲まれる。ブルドーザーによって山は崩され、撤去されていく。水たまりはキャタピラで踏みにじられ、跡形もなくなっているだろう。私はこの土地が整備される理由を知っている。学校が建てられるのだ。そしてその学校に、私や涼宮ハルヒが通うことになるのである。


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