嘘の夢の話 3月5日
街を歩いていたらいきなり道路工事の作業員に絡まれ、マンホールから地下へ連れて行かれる。作業員は私の腕を掴んで地下道をずんずん進んで行き、こちらの問いかけには一切応じようとしない。地下道を進むにつれ、辺りには猿と人の間のような奇妙なものたちの影が現れ始める。彼らは赤く爛々と光る眼で私たちを見据え、時折野太い鳴き声を上げる。
地下道の壁に小さな扉が取り付けられており、私はそこに押し込まれる。中は六畳ほどの狭い部屋で、あの半人半獣の化け物がすし詰め状態になっている。奥の壁には大きなモニターが設置されていて、私がYouTubeで高評価を押した動画が順番に映し出されていく。基本的には見られても構わないものだが、中には芸能人のエッチなハプニング集みたいな動画も混ざっているのでそれは見られたくない。私は抵抗するが、背後から羽交い締めにされて身動きが取れない。そしてついに例の動画が始まる。化け物たちは不快な大音声を上げ、画面と私を交互に見比べては嬉しそうに手を叩く。やがて動画が終わり、ようやく私は解放される。屈辱のあまりふらつく足で地上に戻ると、核戦争の後のような荒廃した景色が広がっている。


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