嘘の夢の話 3月15日
私はホラー系のWebメディアのライターをやっており、編集部から「イエティが出るカラオケボックスがある」という情報を受け取材に行く。雑居ビルの2階にある聞いたこともないような名前のカラオケ店で、部屋数は全部で4つぐらいしかない。その一番左の部屋にイエティが出るとの噂らしいが、扉を開けてみてもイエティなどいない。でも部屋を借りてしまった以上時間を潰さなければならないので、私は座って書き物を始める。
するとドアが開いて、体操服にオレンジ色のゼッケンをつけた中学生くらいの女の子が部屋に入ってくる。彼女は私のことなど意に介さず、デンモクを操作して知らない曲を熱唱しだす。メロディーは覚えていないが、「カラスが来る前に矢を放て」というフレーズが何度も繰り返し歌われており、それだけは耳に残っている。歌い終わると彼女は私が注文したメロンソーダを奪い、半分は飲んで残りの半分はカラオケの機械にぶちまけると、颯爽と部屋から去っていく。


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