嘘の夢の話 3月19日
山に沿った道を車で走っている。山肌には太陽光パネルが並んで設置されており、その中に複数のパネルを組み合わせて作られたドーム状の構造体がある。入り口には看板が立てられていて、大きな赤い字で「ようこそ世田谷区へ!」と書いてあるのが読めたが、一瞬のことだったので勘違いかもしれない。でも、あそこが本当の世田谷区だったら意外である。
しばらく進むと、今度は道路の左手に海が見えてくる。海水は墨汁のように真っ黒で、波は映像を逆再生したような変な動き方をしている。私は後部座席に向かって「泳ぎたい?」と呼びかける。すると「別に」という声が返ってくるが、その瞬間からブレーキが効かなくなり、車はガードレールを突き抜け海へ落下する。しかし海水はゼリーのように固く、その上を走行することができる。海の中からはZARDの『負けないで』がくぐもった音ながら聞こえてきて、私を元気づけてくれる。


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