嘘の夢の話 3月20日
高校の写真部の撮影会について行くことになる。だが私は学校関係者ではないし、カメラに詳しくもない。顧問の先生も別にいるので、いよいよなぜ私が呼ばれたのかわからない。しかし顧問は「私もいつまでこの仕事を続けられるかわからないからね」などと言い、私に後を継がせようとしているようである。
撮影場所はだだっ広い草原で、朽ちた小屋や農具がぽつぽつと打ち捨てられている他には何もなく、奥には森が生い茂っている。顧問は「森には入るな」とだけ指示し、部員たちはめいめい撮影を始める。私は彼らに教えてあげられることもないので、ただ座ってぼんやりと景色を眺めている。すると一人の女子部員がやってきて、「ヨーグルト買ってきてください」と言う。その言い草があまりに自然だったので私は素直に従いそうになるが、ここから最寄りのコンビニまで徒歩だと30分以上かかることを思い出す。私が渋っていると彼女は「じゃあいいです」と言い去っていくが、転がっている鍬を手にしたかと思うと、それを他の部員の背中に振り下ろす。


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