嘘の夢の話 3月24日
地方大学の医学部の見学に行く。山のふもとにあるキャンパスは荒廃した雰囲気で、大学というより隔離病棟の廃墟といった感じがする。お揃いの緋色のジャケットを着た教授と生徒に案内され、私は構内を見て回る。校舎はコの字型に建ち、敷地内には畳一畳分くらいの小さな砂場がやたらたくさん設けられている。それについて質問すると教授は「ポイ捨て防止です」と答える。
私は校舎2階にある解剖準備室に通される。衛生上解剖室には入れないが、ここなら見学してもいいらしい。だがその部屋は、これから手術を行う医者のための空間とは思えないほど雑然としている。そこらじゅう医療とは関係ないガラクタで溢れ、壁には日焼けしたグラビアアイドルのポスターが貼ってあり、なぜか扇風機が4つもある。この部屋に着いた途端、教授たちは私の存在を忘れたかのように各々の作業を始める。私は手持ち無沙汰で、そこらへんにあるファイルをなんとなく手に取ろうとする。しかしその際、手がぶつかってガラクタがドミノ倒し状に倒れていき、最終的に解剖室の方からすごい音量のサイレンが鳴り始める。


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