最近、新聞やニュースで「大学改革」という言葉を本当によく耳にするようになりました。少子化の影響で、大学を取り巻く環境が大きく変わってきていることを、肌で感じます。

そんな折、水戸英則さんの『今、なぜ「大学改革」か』という本を手に取りました。この本は、大学改革を経営という視点から論じていて、最初は少し難しいかなと思ったんです。でも読み進めていくうちに、「そもそも大学って何のためにあるんだろう?」という、根本的な問いについて考えさせられました。

今日は、この本を読んで僕が感じたことを、少しだけ整理してみたいと思います。

書籍の概要

 

この本のテーマは、日本の大学が直面している課題と、特に私立大学の経営戦略についてです。

<主なポイント>

  • 大学は「教育機関」であると同時に「経営組織」でもある
  • 伝統を守りつつ、社会の変化にどう対応していくかが重要
  • 二松学舎大学の取り組みが、具体的な事例として紹介されている


<著者の視点>

  • 水戸英則さんは、二松学舎大学の理事長として、実際に教育改革を推進している
  • 理論だけでなく、実践に基づいた話は説得力がある


「大学経営」という視点は、普段あまり意識することがなかったのですが、この本を読んで「なるほど」と思わされることがたくさんありました。

本を読んで感じたこと
 

1.大学経営の重要性
 

大学というと、「学問の府」とか「知識を探求する場所」というイメージが強いですよね。もちろん、それは大学の大切な側面であることは間違いない。でも、大学がこれからも続いていくためには、「経営」という視点も不可欠なんだと、この本を読んで改めて感じました。教育の質を維持しながら、安定した経営を行うこと。それが、大学の未来を左右するんですね。

特に、少子化が進む中で、これまでのやり方では立ち行かなくなる大学も増えてくるでしょう。これからは、「大学が社会にどう貢献できるのか」「どんな人材を育てていくのか」を、しっかりと考えて実行していくことが求められる時代なんだと思います。

そういう意味で、二松学舎大学の取り組みはとても参考になります。伝統を大切にしながら、時代の変化に合わせて柔軟に変わっていく姿勢は、「大学改革って何だろう?」と考える上で、とても重要なヒントになると思いました。

2.伝統と革新のバランス
 

特に印象的だったのは、二松学舎大学が「漢学」という伝統を大切にしながら、現代的な教育システムも取り入れている点です。
大学改革って聞くと、「古いものを全部壊して、新しいものに作り変える」みたいなイメージがあったんです。でも、水戸さんの考え方は少し違いました。「大切なものは残しながら、変えるべきところは変えていく」。この考え方は、他の大学が改革を進める上でも、すごく参考になるんじゃないかと思います。
 

例えば、「就職支援を強化する」とか「新しい学部を作る」といった改革は、多くの大学で行われています。でも、ただ新しいものを取り入れるだけで、大学が良くなるわけじゃない。かといって、ただ伝統を守っているだけでも、今の時代には合わない。
結局、何を変えて、何を残すのか。そのバランスをどう取るかが、大学の未来を決めるんだと思います。

二松学舎大学の取り組み
 

二松学舎大学は、少人数教育を重視して、学生一人ひとりと丁寧に向き合っているのが特徴的です。
「大学は大きい方が偉い」みたいな考え方ではなくて、質の高い教育を提供することに焦点を当てているのが、すごく魅力的だなと思いました。大学の規模を競うのではなく、「どんな教育を提供できるか」を追求する。そういう考え方が、これからの大学改革のヒントになるんじゃないでしょうか。
 

伝統ある大学としての強みを活かしながら、時代の変化に柔軟に対応していく姿勢も、とても興味深いです。こういうアプローチを他の大学も取り入れれば、もっと良い教育環境が実現できるんじゃないかと思います。

まとめ
 

『今、なぜ「大学改革」か』を読んで、大学の未来について、改めていろいろと考えさせられました。
二松学舎大学のように、「伝統を大切にしながら、新しい時代に合わせた変化ができる大学」が、これからは求められるんじゃないかと思います。大学は変わらなければいけない。でも、何でもかんでも変えればいいわけじゃない。
「そもそも大学って、何をする場所なんだろう?」
この本を読んで、そんな根本的な問いを改めて考えるきっかけをもらいました。大学改革について、これからも自分なりに考え続けていきたいし、二松学舎大学の今後の取り組みにも注目していきたいと思います。

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