甲子園辞退の広陵高校 保護者への緊急説明会開催 寮の環境・運営体制など調査へ 広島
野球部内での暴力行為などがSNSで取り上げられている広陵高校が10日、甲子園の出場辞退を表明しました。
■シャッター音
■広陵高校 堀正和 校長
「多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを 深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません」
10日、広陵高校の堀正和校長は甲子園球場で会見を開き、2回戦以降の出場の辞退を表明しました。野球部は今年1月に部員間での暴力事案が発生し日本高野連から厳重注意処分を受けた上で出場していました。一方、大会中に監督やコーチの暴力に関わる複数の情報もSNSで取り上げられ、生徒への誹謗中傷や寮の爆破予告も受ける事態となっています。
■広陵高校 堀正和 校長
「生徒、教職員、地域の方々の人命を守ることは最優先する事 だと踏まえ、辞退に踏み切るこ とを決意しました」
街の人たちは・・・。
■女性
「(甲子園に)行って中止になるのはかわいそう加害者じゃない生徒がかわいそう」
■男性
「甲子園決まる前にちゃんと決まりごとがあって代わりの学校が出ても良かったのではと思う。一回戦を勝った後で複雑です」
急遽、学校で開かれた保護者会では約250人に辞退の経緯が説明されました。
■広陵高校 堀正和 校長
「誰一人質問の手が挙がらず保護者の方が我々の意に同意をしてくれている様子がうかがえました」
現在、調査のための第三者委員会を設置しており、指導体制を根本的に見直すとしています。
■広陵高校 堀正和校長
「何か隠ぺいするとか矮小するとかそういったことは一切ありません」「寮のいわゆる環境そして運営の体制、指導の体制、そういうところを調査をしていく必要がある」
中井監督は調査の間、指導を離れるとしており、野球部の今後の活動も未定となっています。
【2025年8月11日放送】