嘘の夢の話 3月31日
忘れ物をして終業後の職場に忍び込む。別に何もやましいことはないのだが、なんとなく守衛に声をかけづらくて裏口みたいなところから入ることにする。オフィスは完全に消灯されており、天井から電気のヒモが無数に垂れ下がっている。手当たり次第にヒモを引いてみるがどれも反応はなく、その中の一つに至っては引っ張ったことでより辺りが暗くなったようですらある。
結局私は壁のスイッチで電気を点け、自分のデスクから忘れ物を取って帰ろうとする。と、先輩のデスクの上に食べかけのルックチョコレートが置いてあるのを見つけたので、それを一つつまんで口に入れる。瞬間、ものすごく変な味が口内に広がる。箱を見ると、バナナ・アーモンド・いちごに並んで、掃除機の写真が載っている。私は掃除機味のチョコを食わされたというわけだ。腹が立って、明日からこの先輩の言うことは聞かないようにしようと心に決める。
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