嘘の夢の話 4月4日
商店街を歩いていると、店と店の間の狭い路地で小型のドローンのようなものがホバリングしているのを見つける。その路地に入ると、ドローンはまるで私が来るのをを待っていたかのように移動を始める。
ドローンについていくと小さな公園にたどり着く。中央にボロい公衆トイレがあるだけの寂れた公園である。ドローンは公園内に入った途端、バッテリーが切れたようにへろへろと墜落し壊れてしまう。とりあえず公衆トイレに入ってみると、中に個室はなく、入り口すぐのところに便器が一つだけ設置されている。便器の色は鮮やかなエメラルドグリーンで、表面に鱗のような模様があしらわれている。私はふと、この便器の中で魚を泳がせたらさぞ絵になるだろうと思う。急いで商店街に戻り、魚屋で生きたフナを買って再び公園を目指すが、いくら探しても見つけることができない。
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