嘘の夢の話 4月12日
駅前でおばあさんに道を尋ねられる。おばあさんは「〇〇駅はどこですか」と聞いてくるが、その〇〇駅とは今まさに我々の目の前にある駅のことである。私がそのことを伝えると、おばあさんは「あらまあ」みたいな顔をして駅の方へ去って行く。
次いで、別のおばあさんに再び「〇〇駅はどこかしら」と聞かれる。同じようにその駅がすぐそばにあることを教えると、そのおばあさんははにかんで駅へと向かっていく。しかし、しばらく歩いたところでこちらを振り返って「冗談じゃないよ!!」と怒鳴ってくる。
なんなんだと思っていると、またしても声をかけられる。今度はおばあさんではなく若い男性で、「XX駅ってどこですか」と、目の前にあるものとは別の駅の場所を尋ねてくる。私はその駅の場所は知らないのだが、なんとなくそう言い出せなくて「ああ、すぐそこにあるこの駅(〇〇駅)のことですよ」と嘘をついてしまう。男性は礼を言って〇〇駅の方へ歩いていくが、一歩進むごとにその姿は人間の男から弥勒菩薩へと変貌していく。
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