嘘の夢の話 4月13日
学校の教室で、小学生たちに混ざって給食の列に並んでいる。彼らは知らない大人である私がここに紛れているのを異様に思っているようで、教室には微妙な空気が流れており、私は申し訳なくなる。
給食当番の子たちは戸惑いつつも私に食事を配膳してくれるが、中には警戒心をむき出しにしてくる子もいる。汁物の配膳を担当している女の子がそうで、小柄ながら目つきが鋭く、小学生にしてスケバンっぽい雰囲気を漂わせている子である。彼女は椀を手に取って一度はスープを注いでくれるが、直後にその中身をバケツの中に戻し、汁気と具の切れ端だけが付着した椀を私に突き出してくる。私は気圧されて無言でそれを受け取り、そのまま列を抜ける。しかしその教室に私の席はない。仕方ないので後ろのロッカーの上にトレイを置き、そこで食事をとろうとする。だがすかさず小学生が飛んできて、「そこに居られると、僕たちみんなの迷惑になりますので」と言われてしまう。
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