嘘の夢の話 4月14日
家のドアノブにカエルが張り付いていて、ドアを開けることができない。棒切れで突いてみてもカエルは一向にそこから動かず、困ってしまう。あと10分ほどで見たいテレビ番組が始まるので、それまでにカエルをどかして家の中に入らなければならない。私はカエルを持っているファイルで叩いたり、飲みかけのジュースをかけてみたりするが、依然として石のように動かないままである。
カエル相手に悪戦苦闘していると、隣の家のドアが開いてそこの住人が顔を出す。うるさかったかと思って謝ろうとすると、隣人は紫の地に肌色の水玉模様がプリントされた柄の筒を私に差し出してくる。私はそれを受け取り、カエルの方に向けてみる。すると筒の先端から霧のようなものが吹き出し、それがかかったカエルは跡形もなく消え失せてしまう。私は驚いて隣人に礼を言い、扉を開けて家の中に入る。しかし家の中では、床にも壁にも天井にも一面にカエルがびっしりと張り付いている。
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