嘘の夢の話 4月22日
家に野生のウサギが迷い込んでくる。別に悪さをするわけではないし、初めはかわいいなと思っていたのだが、よく見るとそのウサギは胴が妙に長い。まるでダックスフンドのようである。私は急に怖くなって保健所に連絡する。
間もなく保健所の職員がやって来るが、彼はやけにそわそわしている。職員は落ち着きなさげなままネットを駆使してウサギを捕まえると、挨拶もそこそこに足早に帰って行く。外に見送りに出て、私はなぜ彼がそわそわしていたいたのかわかる。彼は家に入る時に車をぶつけて、うちの門扉を破壊していたのである。私は呆れて、壊された門扉を近寄って見てみる。だが何か様子がおかしい。門扉は、格子の一本一本が怪力の持ち主によって曲げられたような具合にぐにゃぐにゃになっている。車で衝突したとしたもこんな風にはならないだろう。そして今や遮るもののなくなった我が家の敷地に、さっき捕獲されたはずの胴長のウサギが再び駆け込んでくる。


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