嘘の夢の話 4月28日
突然近所のジョナサンに行こうと思い立ち、家を飛び出す。空は夕焼けにしては鮮やかすぎるほどの赤色で、風もないのに雲がすごい速さで流れていく。何か不吉な気配を感じるが、無視してジョナサンを目指す。街は静かで、たまに人影らしきものを見かけるが、近づいてみるとそれは決まって地面に突き刺さったスコップである。
しばらくするとジョナサンが見えてくる。だがジョナサンの建物が視界に入った瞬間から、嫌な予感はいよいよ強くなってくる。一歩進むごとに冷や汗が噴き出し、耳鳴りが大きくなる。私は定まらない視線でジョナサンを見つめる。窓から見えるジョナサンの店内は真っ暗で、その闇に浮かび上がるようにピンク色のニットを着た女性が動き回っている。ダンスともエクササイズともパントマイムともつかない奇妙な動きで、私は恐怖のあまり目をつむる。しかし今度は、彼女が目の前にいるような気がして目を開けることができない。


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