嘘の夢の話 5月4日
私はそれが駅への近道だと聞いて山を登っている。このルートを教えてくれたのはバイト先の店長で、普通に行くより20分近く時間を短縮できるという。これが本当ならもうけものだが、山道は非常に険しく、かつ標高もかなり高いようだ。これはプロの登山家が挑むレベルの高山ではないかと思いつつも、私は普段着で酸素ボンベなどもつけていないのに普通に登ることができる。
山道を進んでいると、遠くの方から地響きが聞こえてくる。私は危険を感じ、木の陰に隠れて様子を伺っていると、王蟲のような巨大生物(ただし見た目は王蟲より数段不快)の群れがやって来て山を下っていく。彼らの通り過ぎた後にはナンプラーのような匂いを放つ粘液が残されている。私はそれを踏まないように注意しながら進んでいき、ついに山頂へ到着する。そして駅に駆け込んで時計を見ると、まだ5分くらいしか経っていない。私は店長の言っていたことは本当だったと知り、今度からは駅に行く時はこの経路を使おう思う。


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