嘘の夢の話 5月18日
修学旅行に出発する朝、私たちは空港のロビーに集まっている。みんな見るからに浮かれていて、生徒たちだけでなく先生まで楽しそうに談笑しているのだが、私は急に全てが虚しくなって列から抜け出す。誰も私がいなくなったことには気付いていないようで、やがてみんな搭乗口に入っていく。私はそれを横目に、お土産屋で買うつもりもないお菓子の試食ばかりする。
試食でお腹が膨れたので帰ることにする。電車に乗って窓の外を見ると、私が乗るはずだった飛行機が電車に並行して飛んでいる。飛行機の窓から同級生たちが手を振ってきたので隠れようとしたが、彼らの無邪気な笑顔を見て、やっぱり私も手を振り返す。良い級友に恵まれたと思うと同時に、だからこそ彼らと一緒に旅行に行かなくてよかったと思う。


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