嘘の夢の話 5月19日
部屋の窓をばんばんと叩かれたのでカーテンを開けると、そこには一匹の子猿がいる。子猿は興奮してキーキーわめきながら窓を殴り続けており、いくら子猿の腕力とはいえ窓を破られてしまうのではないかと怖くなる。だが、作業服姿の男がやって来て、子猿を連れ去っていく。私はひとまず安心してリビングに行き、父にそのことを話す。
すると普段は冷静な父がひどく慌てふためいた様子で「その猿の出身地はどこだ」と聞いてくる。そんなの私が知っているはずないと答えるが父は聞く耳を持たず、部屋をうろうろと歩き回りながら「出身地が一番重要なんだよ」「出身地がわからないんじゃ証明のしようがない」などとぶつぶつ言っている。途方に暮れていると、妹がリビングにやって来る。妹は一言、「メキシコ」とつぶやいて部屋に戻っていく。父はその答えに納得したようで、ソファに座ってニコニコしながら頷いている。


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