嘘の夢の話 5月20日
何人かの人たちと一緒に、棺桶のような大きくて縦長の木箱を運んでいる。辺りは夕日に包まれていて何もかもがオレンジ色に見える。私は一団の最後尾にいるが、他の人たちの姿は逆光でよく見えない。
私たちの中に口を開く者はいないが、空気が沈んでいるわけではなく、大きな仕事を成し遂げた後の達成感と爽やかな疲労を誰もが噛み締めているのがわかる。私は、一体我々は何をしたのだろうと考える。今運んでいる木箱が関わっていることは間違いないが、それ以外のことは思い出せない。でも確かに私たちは、偉大で有意義で、いつかは誰かが必ずやらなければならないことをやったのだ。
突然、誰かが「あっ」と声を上げる。見ると、道の左側に貯水池があり、その中央あたりに人影がある。私は、あれは河童だと思う。私たちは河童を凝視し続け、やがて貯水池の横を通り過ぎてからもしばらく同じ方向を見つめていた。


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