嘘の夢の話 5月25日
いつも通っている美容院で髪を切ってもらう。そこは男性の店主が一人で切り盛りしている店なのだが、今回私についたのは女性の美容師である。彼女は背の高い中年女性で、美容師にしては自らの頭もぼさぼさで手入れしているようには見えない。また、髪を切られている最中にふと鏡越しに彼女を見ると、にやにやと怪しげな笑みを浮かべている。さらに彼女が腰に巻いているポーチからは、ハサミや櫛に紛れてカッターナイフが覗いている。私は危険を覚え、一旦トイレに退散する。
このままでは何をされるかわからないので、どうにかして逃げ出そうと私は考える。ただ、このトイレには窓も何もないので、やはり正面入口から帰るしかない。私は覚悟を決めてドアを開ける。するとそこにあの女の姿はなく、いつもの男性美容師が立っている。もちろんカッターは持っていない。私は安心して、引き続き髪を切られることにする。一応「新しい美容師さんが入ったんですか?」と尋ねてみるが、やはりそんな事実はないという。つつがなくカットは終わり、私はお金を払って美容院を出る。しかし、数歩進んでから振り返ってみると、店内であの女が手を振っている。


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