嘘の夢の話 6月2日
私は乗り物に乗っている。それが車なのか列車なのか船なのか飛行機なのか、私にはどうもわからない。ただ、どこか楽しいところに私を連れて行ってくれることは間違いないと思える。乗り物は静かで揺れもなく、まるで動いていないようだが、確かに移動していることが私にはわかる。
乗り物の壁や床には、至る所に幅1cmくらいの窪みが空いている。これが損傷なのか、もともとこういうデザインなのかはわからない。私はその窪みを線で繋いでいく遊びに興じる。壁の天井付近にある窪みはさすがに手が届かないが、床周辺の窪みを全て繋いでみたところ、扉のような形が浮かび上がる。古めかしいデザインの木製の扉で、大きなかんぬきが付いている。私はかんぬきを外し、扉をゆっくりと開ける。そこには観覧車がある。それが実物の観覧車なのか、それともミニチュアだったのか、あるいは写真だったのかも思い出せないのだが、とにかく観覧車があったのである。


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