嘘の夢の話 7月5日
傘をぐるぐると振り回しながら一本道を歩いている。辺りに何もなく、人通りもない道なのだが、背後で傘が何かにぶつかった感触がある。振り向いてみると、道路の真ん中にサイドボードのような台が置いてあり、その上に人間の生首が載っている。さっきの感触は傘がその生首にぶつかった時のものだったのだ。傘が当たったせいで鼻にあざができており、鼻血がぽたぽたと垂れている。
私は恐怖と申し訳なさから、その場を一目散に逃げ出す。長い一本道を猛ダッシュし、息が切れるまで走り続ける。恐る恐る背後を振り返ると、もうそこにはサイドボードも生首もない。安心したのも束の間、持っていた傘をなくしていることに気付く。多分走っているうちに落としてしまったのだと思うが、傘を探すためにこの道を引き返したら、あの生首に再び接近する恐れがある。でも傘をなくしたら怒られてしまう。私は苦々しく思いながら、来た道を戻って傘を探すことを決意する。


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