嘘の夢の話 7月12日
数ヶ月前に退職した先輩と久しぶりに会うのだが、彼はなぜか隻眼になっている。しかもそれを眼帯で隠したりもしておらず、空っぽの眼窩から顔面の筋組織が露出しており、たまにそこから透明で粘り気のある分泌液がしたたり落ちてくる。一体何があったのか気になるが、それについて質問するのは無神経に思えて、あえてそれには触れずにいようと決める。
そこから何がどうなったのかわからないが、気付くと私は先輩の目の空洞の中に醤油を注ぎ込んでいる。醤油差しを傾けながら自分でもやばいことをしていると思っているのだけど、意思に反してやめることができず最終的には満タンだった醤油差しの70%くらいを先輩の顔の中に流し込んでしまう。それだけのことをしたにもかかわらず、先輩は笑って私を許してくれる。でもその優しさすらなんだか薄気味悪く感じられ、私は「これから塾があるので」とすぐにバレる嘘をついて帰ってしまう。


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