最近むちゃくちゃ興味をそそられたことを書いていこうかと思います
①『ナツコ 沖縄密貿易の女王』
先日、立山に登山に行ったのですが、道行きに何か本でも読もうと、自室(とてもきたない)を見まわしていたら、『ナツコ 沖縄密貿易の女王』が目に入りました。
「超旅ラジオ」で紹介されているのを聴き、「おもしろそう」と思い購入し、冒頭で「おもしろい・・・」と思いつつも途中で読むのをやめていた一冊です。

しかしながら、立山に向かう新幹線では仕事のメールに追われて読めず、山小屋宿泊中はほとんど寝ていたので読めず・・・。
下山を済ませ、復路の新幹線で一人ボーっとする中、手提げの中にぶあちい『ナツコ』の文庫が。「わざわざ持って来たんだから・・・」と読みはじました。
もう、面白すぎて手が止まりませんでした。
12時間の立山登山で疲れ切った体をも駆り立てるすさまじい迫力・・・!
凄惨な地上戦ののちに、アメリカの軍政が敷かれた沖縄・・・人々が生きるためにしたたかにおこなった「密貿易」。台湾・香港・神戸・和歌山を股にかけた大規模な密貿易で「女親分」と呼ばれた「ナツコ」と呼ばれる女性に迫る一冊です。
ナツコを間近で見た人たちの証言、奔流のように変化する沖縄の政治状況、密貿易のダイナミズム・・・全部の情報がもう身震いするほどの強烈さです。
特に興味をひかれたのが、台湾の2.28事件と朝鮮戦争がもたらした密貿易の変化です。沖縄が、米軍がずっとそばにいる状況で、東アジアの動乱に影響を受け続ける状況にヒリヒリしました。
ナツコは1930年代にマニラに出稼ぎに出て、1940年代に台南から嘉義に疎開するなど、密貿易をはじめる前から色んな場所を行き来したといいます。非常に大変な中での移動であったとは思いますが、「現代の私たちとは違う地図の捉え方があったのだろう」「移動に今とは異なる苦労があったのだろう」・・・そこに何か心惹かれるものを感じてしまいます。
②翼賛一家 大和さん
今日、高校の友達と長谷川町子記念館に行きました。
企画展「町子の仕事―戦時中の作品を中心に―」で、長谷川町子の戦中の漫画作品が展示されておりました。そのほか大勢の漫画家や画家がそうだったように、戦争に関する事柄は描かざるを得なかったようで、慰問袋や防空訓練などを題材にした子供向けの漫画がいくつもありました。
その中に、「翼賛一家 大和さん」という作品がありました。
これは、大政翼賛会が作ったキャラクター「翼賛一家」の漫画であり、なんとこれは特定の作家に限らず、どんな人でも作品化してよかったそうです。翼賛一家をテーマにしたレコードも発売されたとか。
戦中にこんなシェアード・ワールドがあったなんて知りませんでした・・・。戦争画については色々本を読んでいたのですが、漫画のほうは手落ちでした。これから調べていきたいと思います。
あと、長谷川町子美術館・記念館に行って思ったのが、長谷川町子ってとにかく明るい人だったっぽいですね。作品も底抜けに明るくて面白く、なんか売れっ子だった理由がわかりました。
あと、『いじわるばあさん』は本腰入れて読んでみたいです。
③日蓮
先月、なにげなく図書館で『戦前日本の「聖地」ツーリズム』を借りました。
『ナツコ』もそうでしたが、近代の「人の移動」に知らず知らずひかれているのか、近代の旅のあり方・制度についての本を手に取りがちです。
この本は、返却期限がきたので冒頭の冒頭しか読んでないのですが、戦前日本で「聖地」という言葉の意味がキリスト教の外に広がっていき、「聖地」をキーワードにした旅が形作られていくことを当時の文化背景や鉄道の状況を交えて語っていくのだそう。
そこで「あっ」と思ったのが、サブタイトルに「キリスト」「皇室」はいいとして、「日蓮」が入っていたことです。
『仏教の大東亜戦争』(鵜飼秀徳:著)を読んだとき、いろんな宗派が戦争に関わってきた歴史が紹介されていましたが、その中でも「日蓮」に傾倒する人々の動きがすごく記憶に残っていました。
なんでこんな近代で日蓮が注目されるんだろう、これはちょっと知っといた方がいいなと思い、とりあえず入門として別冊太陽を借りてきました。
④たまごっちパラダイス
たまごっちの最新作「たまごっちパラダイス」を手に入れました。
たまごっちのうんこをためて、宇宙船をとばせるそうです。たのしみ~
①『ナツコ 沖縄密貿易の女王』
先日、立山に登山に行ったのですが、道行きに何か本でも読もうと、自室(とてもきたない)を見まわしていたら、『ナツコ 沖縄密貿易の女王』が目に入りました。
「超旅ラジオ」で紹介されているのを聴き、「おもしろそう」と思い購入し、冒頭で「おもしろい・・・」と思いつつも途中で読むのをやめていた一冊です。
しかしながら、立山に向かう新幹線では仕事のメールに追われて読めず、山小屋宿泊中はほとんど寝ていたので読めず・・・。
下山を済ませ、復路の新幹線で一人ボーっとする中、手提げの中にぶあちい『ナツコ』の文庫が。「わざわざ持って来たんだから・・・」と読みはじました。
もう、面白すぎて手が止まりませんでした。
12時間の立山登山で疲れ切った体をも駆り立てるすさまじい迫力・・・!
凄惨な地上戦ののちに、アメリカの軍政が敷かれた沖縄・・・人々が生きるためにしたたかにおこなった「密貿易」。台湾・香港・神戸・和歌山を股にかけた大規模な密貿易で「女親分」と呼ばれた「ナツコ」と呼ばれる女性に迫る一冊です。
ナツコを間近で見た人たちの証言、奔流のように変化する沖縄の政治状況、密貿易のダイナミズム・・・全部の情報がもう身震いするほどの強烈さです。
特に興味をひかれたのが、台湾の2.28事件と朝鮮戦争がもたらした密貿易の変化です。沖縄が、米軍がずっとそばにいる状況で、東アジアの動乱に影響を受け続ける状況にヒリヒリしました。
ナツコは1930年代にマニラに出稼ぎに出て、1940年代に台南から嘉義に疎開するなど、密貿易をはじめる前から色んな場所を行き来したといいます。非常に大変な中での移動であったとは思いますが、「現代の私たちとは違う地図の捉え方があったのだろう」「移動に今とは異なる苦労があったのだろう」・・・そこに何か心惹かれるものを感じてしまいます。
②翼賛一家 大和さん
今日、高校の友達と長谷川町子記念館に行きました。
企画展「町子の仕事―戦時中の作品を中心に―」で、長谷川町子の戦中の漫画作品が展示されておりました。そのほか大勢の漫画家や画家がそうだったように、戦争に関する事柄は描かざるを得なかったようで、慰問袋や防空訓練などを題材にした子供向けの漫画がいくつもありました。
その中に、「翼賛一家 大和さん」という作品がありました。
これは、大政翼賛会が作ったキャラクター「翼賛一家」の漫画であり、なんとこれは特定の作家に限らず、どんな人でも作品化してよかったそうです。翼賛一家をテーマにしたレコードも発売されたとか。
戦中にこんなシェアード・ワールドがあったなんて知りませんでした・・・。戦争画については色々本を読んでいたのですが、漫画のほうは手落ちでした。これから調べていきたいと思います。
あと、長谷川町子美術館・記念館に行って思ったのが、長谷川町子ってとにかく明るい人だったっぽいですね。作品も底抜けに明るくて面白く、なんか売れっ子だった理由がわかりました。
あと、『いじわるばあさん』は本腰入れて読んでみたいです。
③日蓮
先月、なにげなく図書館で『戦前日本の「聖地」ツーリズム』を借りました。
『ナツコ』もそうでしたが、近代の「人の移動」に知らず知らずひかれているのか、近代の旅のあり方・制度についての本を手に取りがちです。
この本は、返却期限がきたので冒頭の冒頭しか読んでないのですが、戦前日本で「聖地」という言葉の意味がキリスト教の外に広がっていき、「聖地」をキーワードにした旅が形作られていくことを当時の文化背景や鉄道の状況を交えて語っていくのだそう。
そこで「あっ」と思ったのが、サブタイトルに「キリスト」「皇室」はいいとして、「日蓮」が入っていたことです。
『仏教の大東亜戦争』(鵜飼秀徳:著)を読んだとき、いろんな宗派が戦争に関わってきた歴史が紹介されていましたが、その中でも「日蓮」に傾倒する人々の動きがすごく記憶に残っていました。
なんでこんな近代で日蓮が注目されるんだろう、これはちょっと知っといた方がいいなと思い、とりあえず入門として別冊太陽を借りてきました。
④たまごっちパラダイス
たまごっちの最新作「たまごっちパラダイス」を手に入れました。
たまごっちのうんこをためて、宇宙船をとばせるそうです。たのしみ~
コメント