親を愛すると自分を愛せる。
親を愛すると自分を愛せる。親を愛せないから自分を愛せない。親を「人としてどうなの」と責めると、そのままそっくり自分に跳ね返ってきて、自分自身を「人としてどうなの」と責め続ける。まともな親だから愛するのではなく、今の親を愛する。親を愛すると、運命を愛せる。運命を愛すると、自分を愛せる。完全を愛するのではなく、不完全さを愛する。親を変えない。期待しない。親をそのまま愛すると、自分をそのまま愛せる。
親の愛が負債になると、勝手に借金を背負わされて、返済しなければならないと思い込まされる。勝手に呪われて、勝手に不幸になる。親の愛は負債ではない。義務はない。返済は終わっている。親を変えようとしない。親に期待しない。勝手に仕送りをしておきながら「これだけやってあげているのにその態度はなんだ」と腹が立つのであれば、仕送りをやめる。仕送りをやめたら死んでしまうのだとしたら、死んでいただく。それが親の運命で、それが子供の運命だ。未練を断ち切る。恩着せがましくなると、関係者全員不幸になる。
私の両親は床屋をやっている。若かりし頃、頼まれてもいないのに「こうすればもっとよくなる」と親の働き方に口を出した。ああしろこうしろと余計なお世話を働き、どれだけ言っても何もやろうとしない親に勝手に腹を立てた。しかし、あとから思った。親を変えることで、私は「自分は有益な存在なのだ」と思い込みたいだけだった。変わらない親に腹を立てていたが、今では、変わらないでいてくれた親に感謝をしている。親が親のままでいてくれたから、自分も自分のままでいることができる。誰かを変えようとせず、自分を変えようとせず、そのままで生きることができる。
両親は不仲で、情はあるけど愛はなく、喧嘩ばかりしている。昔は「仲良くやれよ」と思ったが、今では「仲良く喧嘩しているのだな」と思う。彼らはやりたいからやっているのだ。それでいい。それが彼らの人生だ。不完全だろうがなんだろうが、私は私の父が好きだ。私は私の母が好きだ。完全だから好きなのではなく、不完全でも面白いから好きだ。人間として褒められたところがあるから好きなのではなく、人間として褒められたところは何一つないけれど、生き物として好きだ。親を変えようとすることをやめて、期待をすることをやめたら、親のことを愛せた。理想的な親だから愛したのではなく、この親を愛した。この親を愛したら、自分にとって理想的な親になった。
親を愛する。運命を愛する。自分を愛する。これらは密接に繋がっていて、親を愛することを抜きに運命を愛することは難しく、運命を愛することを抜きに自分を愛することは難しい。愛することは、死ぬまで面倒を見ることではない。その人がいなくなっても生きていけるようになることだ。愛は解放。おゆきなさい。お前の人生だ。好きにやりなさい。私が親に何かをしたいと思うのは、親だからではなく、生き物として好きだからだ。やらなければならないからではなく、やりたいと思うからだ。返済義務はない。親の愛は負債ではない。返済は終わった。ただ、愛だけが残った。
坂爪さん!遅ればせながら、記事にしていただきありがとうございました!
自分を変えたくて坂爪さんに会ったのに、尚も自分を守り変わらない自分を呪いそうでしたが、タイトルに涙が出ました。
わたしは坂爪さんの記事のタイトルが好きです。
変わりたくても変われなくて。自分を曝け出せなくて。
そんなダサい自分がいても見放さず、その奥にいる本人を見ようとする。
ダサいってただ批判するなんて誰にでもできて。
坂爪さんは奥の本人に届けようとする。本人で生きていけるように。勇気を思い出せるように。相手のためという気持ち悪さは一切なく、心からその人が笑えたら、一緒に笑えたら面白いから。
どんな自分でも飛び込んでいい。受け止めてもらえるってとても幸せなことです。
うれしかった。
坂爪さんに会えたから。
えいやっと彼にプロレス仕掛けられました。
わたし以上に自分を守って、人生を諦めている彼の奥にいる本人を見つけに。
どんなあなたも受け止める。
その姿勢で今!勝負してます!
肩の力は抜いていきます。
暑さも味方にして素晴らしい日々を✨
おおまかな予定
8月11日(月・祝日)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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