別海町 小学校でのいじめ2件を「重大事態」に認定

別海町で町内の小学校に通う児童2人がいじめが原因で「相当期間、学校を休んだ」として、学校が設置した委員会はいじめ防止対策推進法で定める「重大事態」に認定しました。

別海町教育委員会によりますと、ことし3月、町内の小学校に通う児童の保護者から学校に対して「子どもがいじめを受けた」という連絡があったということです。

そして、児童2人がそれぞれ12日間と3日間、学校を休み、その後、町内の別の小学校に転校したということです。

連絡を受けた学校は「いじめ防止対策委員会」を設置して児童や保護者などに聞き取り調査を行い、当初は重大事態にはあたらないとしていましたが、保護者からの申し立てを受け再調査を行ったということです。

その結果、いじめ防止対策推進法が定めたいじめが原因による「相当期間の欠席」にあたるとしてこれまでに、「重大事態」に認定しました。

別海町でいじめの重大事態の認定を行うのは今回が初めてです。

別海町では今後、「町青少年問題協議会」を設けてさらに詳しい調査を行うことにしています。

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