いつか公開したい記事
クリスマスイブの夜、ある男性コスプレイヤーが私のことについてポストした。
「鹿乃が写真の無断使用をした」
「僕のコスプレ関連の悪い事件を想起させるようなポストをした」
「削除依頼をしたのに2週間も無視された」
「おとといのイベントでは、撮影列に割り込んで無許可撮影、無許可掲載をされた」
その「おとといのイベント」で、偶然同じ作品のコスプレをしていた私と彼。会場で彼を最初に見かけた時、彼はちょうどさっき私とツーショを撮ってくれたAちゃんと撮影していた。
この寒空の中、わざわざ10分も並んで写真を撮ってくれたAちゃん。私と彼の両方に挟まれたらきっと嬉しいだろうと思って、サプライズ的に画角に入った。Aちゃんは悲鳴のような声にならない喜びの声をあげながら、私たちの顔を交互に見上げた。
彼は一瞬「えっ、いま並んでるから待ってて」と言ったけど、Aちゃんの様子と「この子、さっき私とも一緒に撮ってくれて」の一言で納得したように「ああ」と残し、3人でカメラに視線を送った。
その彼とは、1年ないくらいの付き合いになる。
クオリティの高いコスプレには目のない私。ちょうど前年のこのイベントで長蛇の列の先にいた彼をみて、「うわ、うわうわうわ」とひとりで声をあげていた。
その時は時間がなくて声をかけられなかったけど、その後いろいろな偶然が重なり、カメラマンやマネージャーを交えて食事に行く程度の仲になった。
私は一時期「好きなコスプレか、似合うをとるか」で悩んでいたけど、そんな相談も親身になってきいてくれていた。
あれは、そんな彼からの投稿だった。
似たようなことは、前にもあった
夏のコミケのあと、ある別の女性コスプレイヤーからブロックされた。
なぜか私のマネージャーのところにDMが届き
「半年前に私の売り子をした時、連絡がつかない時間があって無責任だった」
「私の友達がリップサービスでごはんに行こうと言っているのに、真に受けて誘うから困っている」
「私の友達にコミケのサークルチケットをくれると約束したのに、枚数が足りないとか信用できないから渡さないというのは年上に対して失礼だ」
という理由でブロックすると言っていた。
連絡がつかないのは、あなたが「売り子はマネージャーにまかせて、撮影対応に入っていいからね」と言ったからだ。
そのお友達の方は、今でもイベントで会うたびにツーショットを撮る。
そのチケットは、当日のスタッフ業務の休憩時間の合間に渡すという事情もあって、時間を確実に守れる信頼ある人にしか渡せないものだった。それに価値のわかる人なら「2枚ください!」なんて気軽に言えないものだ。先輩の友達なら大丈夫だと思ったけど、メッセージのやりとりをしてすぐに「これは」と思った。だから丁重に、先輩を通して断らせていただいた。
この話は、彼にも相談していた。「そういうことあるよね、気にしないで」と、そんなことを言っていた。
その彼が怒っている。
サブアカウントに投稿した私とのツーショットが、無許可投稿だと言うのだ。
確か、「今の掲載OKですかね?」「うんうん!」と、足早に彼はイベントへ向かった。「ああ、あの時よく聞いてないで返事しちゃったのかな」と思った。私もそういうことあるし。
「あーそっか、僕もごめん適当に流しちゃったかも!」
そんな返事が来るかなーと思ってた。全然違った。
次の日、全然関係ない事実でないことを交えて、彼はさらに怒りを露わにした。「注意喚起」らしい。
ここからは長い私の反論だ。
「僕のコスプレに嫌なコメントをつけて投稿した」
……そのヴィランのコスプレに「怖い感じの人だ」って、褒め言葉じゃないの?ちゃんと怖くて、素敵なコスプレだったよ。その事件に小田急線は関係ないし、ODQという字面で小田急には繋がらなかったよ。
「削除依頼したのに、2週間経っても削除しない」
…サブ垢へのリプライ通知は切っているんだよ。リプも返したい時に返したいやつだけ返してる。あなたのそのリプライなんて初めてみたよ。本当に削除してほしいなら、さっさとDMでもLINEでも送ろうよ。
「順番待ちして」と注意しても割り込んでくる。
…これは前述のあの話をこう捉えたのだろう。割り込んでまで、あなたと撮る理由はないよ。
「勝手に共同の撮影列にされる」
…もちろん確認したさ。Aちゃんの次も、その次もその次も「『2人にはさまれて撮りたい』って言ってるんですけど、このままここで一緒の列にしていいですかね?」ってマネージャーが言ってたよ。それに、仮にその確認がないんだとして、嫌なのに2時間そのまま撮影対応するかな。私ならしない。ましてや肖像権も削除要請も無視する人と撮らない。
「旦那に無断で撮影される」
…まずどこから旦那って言葉が出てきた?鹿乃には夫も彼氏も妻も彼女も存在しない。彼は彼女の存在や名前を秘匿しているのに、人のそれを事実確認もせず平気で吹聴するのは悪意だろう。
そしsて「スリーショットの動画は掲載許可した」って言ってたけど、その段階で撮影も容認しているよね。撮影は容認してないけど、掲載は許可するってありえる?無理でしょう。
「ツーショット動画が気に入らない」
…そうかい。それ私に言わずに公にポストする必要あった?「関係ない方にはお目汚しで申し訳ない」って書いてたけど、人の目を汚して公にポストする必要あった?
「鹿乃はイベントスタッフで他の女性スタッフとトラブルを起こし」
…確かにぶつかったさ。でもフローのやり方に差があって、彼女のやりかたが結論間違っていて上から指摘されたんだ。だから「彼女にレシーバーを持たせるのは心配だ」とリーダーに直訴して、私がレシーバーを持つことになった。おもしろくないよね、わかるよ。
「業務中に自撮り投稿をしていて怒られた」
…ほとんどの投稿は夜だし、1件休憩時間の様子を休憩時間に投稿したね。それで、誰がどうして怒るってわけ?
あとそもそもあなたスタッフじゃないでしょう。奥さん(騒動の翌日結婚報告してた笑)から聞いたんだね、きっと。あの子を慰めてたうちの1人かしら。想像つくよなんだか。
「改善が見込めない」
…あなたの声は一切私に届いてないよ。そりゃ何も聞こえないんだから、何もかわるはずはないさ。
「ここまで作品愛や他のレイヤーへのいたわりの気持ちを失ってしまうならコスプレやめろ?」
そっくりそのまま返すね。事実確認もしないで、人を陥れることのできる発信を軽率にするあなたに。そのまま打ち返すよ。満塁ホームランだよ。
事実を知った人は「え、じゃあこの投稿の中身全部嘘ってこと?」といった。いや、少なくとも彼にとっては真実だったんでしょう。きっと。
弁護士に相談した。知人に最強の人がいるのだ。その人の返事は早くて端的だった。「警察にいきましょう!」
言われた2時間後には警察署にいた。
被害届と告訴状を見よう見まねで作っていった。
「調査しましょう。被害届の経緯の欄を確実に書くために、こちらでも事情を確認します」
被害届はなかなか受理されづらいとネットで読んだことがあったけど、あまりにすんなり受け取ってくれた。