高野連会長 広陵は「けじめとして辞退」学校からの報告事例は「年間1000件以上」と明かす SNS対応にも言及「迅速に対応していかないといけない」
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広陵(広島)が甲子園の出場辞退を発表したことを受け、大会会長の角田克朝日新聞社社長と副会長の宝馨・日本高野連会長が会見した。 【写真】会見中、頭を下げる広陵・堀正和校長 高野連としては広陵には厳重注意を与えていたが、被害者が報告の違いを指摘したことで、問題が再燃した。 SNSをきっかけに辞退となったことに、宝会長は「そういう情報が出てくるところが学校としての対応の不十分なところがあったのかなと。反省も含めて辞退を選ばれた」とした。 高野連の立場として各学校からの報告は「年間1000件以上になるわけですけど」と実態を明かし、「徹底はしているんですけど報告書に上がってこないようなことは事実として認定できていないところなので」と対応への難しさも口にした。 審査のやり方を変える考えについては「学生野球協会全体でやっていますので、相談して改善して行くのであれば改善していきたい」とした上で、「ファクトベースが何かをきちんと把握した上でないと判断は大変難しい状況。スピード感を持ってSNSは進んでいくのでそこに対応できる体制づくりを考えていかないといけない」とも語った。 今回の事例とは関係なく、SNSを含めた情報はさまざまなものがある。「誤った情報もあると思いますけど情報が両立するのは悪いことではない。今まで握りつぶされていたことが明らかになって、従来ですと泣き寝入りしないといけなかったことがなくなって行くということでしょうから」とし、「誤情報には気をつけないといけないですし、我々もそういう情報の構図の中で迅速に対応していかないといけない。時代の変化に社会全体が対応していかないといけない」と課題も口にした。
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