「参政党のモデルは共産党と公明党です」 元共産党員の創立メンバーが明かした組織体制・資金獲得の秘密とは
篠原氏によると、各地で講演会を開催し、現地のメンバーを中心にした勉強会のサークルを作っていき、それを土台に支部を結成させてきたという。 「長野県松本市に初めて行った時は、居酒屋に5人しか集まらなかった。入党希望者に連絡を取って、飲み会しながら相談会をやりましょうって言って。そこから始まった。そういうふうに、地方で(講演会や勉強会などの)タウンミーティングを先行させてやって、核になる人を励ましながら組織の結成に至らせるんです。そういう中から地方議員が出てくる」 選挙のノウハウも、パッケージ化して支部のメンバーに徹底させた。 「選挙闘争をどうやるべきか、もっとノウハウを知りたいと頼まれて、初期は僕が講師を担当しました。これまでの経験に基づいたものを理論化して、オンラインの受講も可能な有料講座にしました。あらゆる機会に党に金が入るようにしたんです。その講座で育った人たちが今回、参議院選挙での中心スタッフや議員候補者になりました」 ▽選挙はオーソドックスに
重視したのは、ネット選挙ではなく、従来のオーソドックスな選挙運動だった。 「参政党は、ソーシャルメディアを通じて党勢拡大するという目途はあったんだけど、そんなに発信力がないんですよ。だからアナクロな手段を結びつけたんです」 とりわけ党内で必要性を主張したのが、駅頭宣伝を定時ですることと、ポスター張りだったという。 「昔から選挙の仕事やってて思ってるんですけど、知名度を上げるにはポスターが一番効果があるんですよ。音を出す宣伝って、その時に居合わせた人しか聞いてないんです。一つ一つ許可を取って張るのは大変な労力ですけどね。支部のスタッフたちはみんなすごく真面目な人たちで、教えたらセオリー通りやってくれましたよ」 ▽排外主義的な党員も 篠原氏は現在、ボードメンバーを退任している。個人的にアドバイスを求められれば、協力するというスタンスだという。時に、メディアで公然と党を批判することもある。