豊橋中央の応援でまさか…“超異例の助っ人”が出現「地方大会決勝で敗れた相手」を東邦がサポート「同じ愛知の仲間」「即答でOK」決定までのウラ側
リクエスト「30曲」すべて応じた…
7月31日、豊橋中央の野球部員が東邦を訪れ、マーチングバンド部に挨拶するとともに、応援内容を打ち合わせした。通常、友情応援は、演奏を担当する学校の「応援曲リスト」から選んでもらうケースが多いが、今回はすべて豊橋中央のリクエストに応えることにしたという。その数、実に30曲。筆者は長年にわたり野球応援の取材を続けているが、30曲はかなり多く、地方大会終了から甲子園初戦までの短期間で練習するのは大変だ。もっと曲数を絞り、自分たちがいつも演奏している曲にすることだってできたはずだ。 「豊橋中央さんはいつも自分たちの声で応援していて、ブラバン応援経験がありません。『もしブラバンがあったら』『憧れのあの曲で打席に立ちたい』と目をキラキラさせて選手たちが話す姿を見て、とてもかわいらしくて新鮮で……。『これは何としてでも応えてあげたい』と思ったんです。うちの野球部は常にブラバンがいることに慣れているので(笑)。覚えるほうは大変ですけど、ぜひと」(白谷氏) 白谷氏はこのように笑って話すが、愛知県内の野球部、いや、全国の野球部にとっても東邦の一糸乱れぬキビキビとした応援は憧れの的だ。あのカッコいいマーチングバンドが、アルプススタンドで自分たちの応援をしてくれる。想像するだけでテンションが上がるのも当然といえるだろう。
東邦部員「同じ愛知の仲間」
東邦の名物応援「戦闘開始」は、いつもの「T・O・H・O TOHO 東邦!」の冒頭コールを「C・H・U・O 豊橋 中央!」に変え、1回と9回の頭に演奏する予定だ。マーチングバンド部部長の三冨彩名さんは「これまでの甲子園の歴史に刻まれるような、最高の応援にしたい」と意気込みを語り、「甲子園の夢の舞台で演奏できる機会をいただいたことに感謝を忘れず、アルプススタンド全体を巻き込むような応援で選手の皆さんが元気にプレーできるようにがんばりたい」(ドラムメジャー・大場麻央さん)、「同じ愛知の仲間として、豊橋中央高校の皆さんとこの夏を全力で駆け抜けたい。一音一音に想いを込めて演奏したいと思います。豊橋中央、戦闘開始!」(副部長・佐々木亜実さん)と、部員たちも皆、試合当日に向けて猛練習を重ねている。 対する日大三も、「Come on!」などのオリジナル応援曲で知られる強豪校。野球応援に並々ならぬ力を入れる2校の、熱い応援合戦にもぜひ注目したい。
(「甲子園の風」梅津有希子 = 文)
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