豊橋中央の応援でまさか…“超異例の助っ人”が出現「地方大会決勝で敗れた相手」を東邦がサポート「同じ愛知の仲間」「即答でOK」決定までのウラ側
春夏通じて甲子園初出場となる豊橋中央。高校野球の激戦区として知られ、173チームが熱戦を繰り広げた愛知大会で、豊橋勢として74年ぶりの甲子園出場を果たした。 【実際の写真】「これは敵なしでは…? 異例助っ人が豊橋中央の応援に」実際に相談している様子。「猪木のモノマネそっくり?」本人と比較…超楽しそうな豊橋中央の練習風景ほか一気に見る
「決勝で敗れた相手に…」吹奏楽部が応援サポート
同校は吹奏楽部が3人のため野球応援が難しく、愛知大会は野球部の声だけという応援が続いた。甲子園初戦となる日大三戦も、自分たちの声でアルプススタンドからエールを送るつもりだったが……まさかの助っ人が駆けつけることが急きょ決定。その助っ人こそ、愛知大会決勝で破った相手校、東邦である。 東邦のマーチングバンドは人気が高い。「戦闘開始!」の勇ましい掛け声から始まる湘南乃風の「SHOWTIME」(通称「戦闘開始」)が名物応援で、同校に憧れて応援に取り入れる野球部も全国に多数ある。 そもそも、甲子園出場をかけた県大会決勝で敗れた相手の吹奏楽部が甲子園に駆けつけるとは、かなり稀なケース。なぜ実現したのだろうか。東邦マーチングバンド部の白谷峰人監督はこのように話す。 「県大会決勝で野球部の声援だけで応援していることを知り、『甲子園でもこの応援で行く』と聞きました。でも、甲子園では吹奏楽の応援がない学校はほとんど見たことがないので、『大丈夫かな』『うちが友情応援に手をあげたほうがいいのではないだろうか』と、心の中では思っていました」(白谷氏)
決勝3日後に電話…「いいですよ」即答
東邦吹奏楽部(マーチングバンド部はのちに創設)OBでもある白谷氏は、現役の頃から球場でトランペットを吹いていた。何度も応援経験のある白谷氏だからこそ、「音がないアルプススタンド」を心配していたのだ。 決勝戦から3日後、東邦に1本の電話がかかってきた。豊橋中央の事務長、齊藤達也氏からだった。「甲子園で友情応援をお願いできないでしょうか」との依頼に、対応した東邦・袴田克彦事務部長は「いいですよ」と即答。袴田氏は、自校のマーチングバンド部が、東邦野球部が甲子園に行くことを前提にスケジュールを組んでいたため、駆けつけられる状態だったのを知っていた。さらに、マーチングバンド部がその依頼に応えてくれるであろうことも。 「(東邦事務部長の)袴田さんはうちの元野球部ですし、すぐに話がまとまりました。マーチングバンド部の生徒たちは、最初複雑に思っていた子もいましたが、すぐに気持ちを切り替えて、今では豊橋中央の生徒になりきって練習しています(笑)」(白谷氏) 白谷氏は、東邦野球部監督の山田祐輔氏にも確認したが、「ぜひ応援してあげてください」と快諾。「センバツの練習にもなりますしね」と笑っていたというが、「春こそはうちが」という決意の表れだろう。
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