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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

タコのまち 三原

2025年08月10日 | open



このたびの鹿児島県の豪雨
被害も甚大で心配だが、死
者77名が出た2014年の広島
県豪雨災害、2018年、2020
年の県内
豪雨災害もひどい
ものだった

土石流や土砂の海洋への夥
しい流出により、海底の地
層と生態系が変わってしま
い、とりわけ三原湾沖にお
いては全くタコが獲れなく
なってしまった。
完全にかつてのように回復
するには数十年かかるとの
予測も出ている。

江戸時代から三原城沖の湾
ではタコと真鯛が湧くよう
に獲れた。
それが歴史的豪雨が数年お
きに連続して、海底が全く
変わってしまい、タコが全
くいなくなった。水揚げゼ
ロ。

三原を「タコのまち」とし
て町おこしを企画して推進
したのは三原市出身ではな
い一人の腕の良い包丁人だ
ったが、
市制や鉄道バス会
社観光協
会、漁協等も賛同
参加しての一大
町おこしプ
ランとして推進
されてきた。
実際に、江戸期から豊富な
水揚げ量があった三原のタ
コは、瀬戸内海多島地区の
激しい潮の流れにより踏ん
張る蛸の筋肉が発達し、え
もいえぬ引き締まった瑞々
しい深みのある味を持って
いた。他の
瀬戸内海地区と
は全く異なる実
に美味なる
タコが三原のタ
コの特徴で、
刺身にしても、
ゆでだこで
も天ぷらでも最
高の味を出
していた。ただ鉄板の上で
短冊にした切り身を焼いた
だけでも極上の味だ
った。
だが、今は一切獲れない。
やむなく、市内の飲食店は
国内各地からのタコを仕入
れて提供するに至るように
なった。
三原のあの格別(ほんとに
格別、別格)のタコがもう
食べられないというのは、
これ以上の残念な事は無
いが、海底の地層を従来の
環境に戻す事などは人間に
はできない。
これはですね、広島県から
牡蠣が消滅するほどの打撃
なんです。三原にとっては。

昔、カムバックサーモン!
というCMが首都圏で流れ
ていたが、カムバックオク
トパス!なんだよな、三原
の場合。
本当においしいタコだった
から。
江戸時代から武士も庶民も
三原の人たちは蛸が大好き
だった事が記録にも見られ
る。
真鯛はまだまだ獲れるが、
タコさんがいないのよ。
心底寂しい限り。

以前はどれくらいタコが三
原の湾に豊富にいたかとい
うと、岸壁からエギングで
イカを狙っていたら、その
疑似餌にタコが寄って来て、
ほんの短時間でタコさんが
6匹。

その晩はイカは8人で220杯
釣れた。
そんな感じだった。
ちなみに、イカさんも今は
ほとんど釣れなくなった。
地球環境規模でいったら、
あと20年程で、日本近海か
らサケが消えます。
それとイクラが寿司屋から
完全消滅します。
これはその筋の学術分野か
らの報告。
あと100年後には魚自体が
食卓に並ばなくなるとの
予想。
え~?なんて思うかも知れ
ないけど、結構リアルでま
じな話みたい。


 
 


 


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