2025年8月9日 都市綜研インベストファンド配信の動画の内容


 事業参加者の皆様、こんにちは。代表の栁瀨でございます。

 私は、「みんなで大家さん」事業の創業者であり、「ともいき日本ゲートウェイ成田プロジェクト」の開発主体である共生バンクグループの代表を務めております。

 このたびは、シリーズ成田商品の分配金のお支払いが遅れていることで、ご信頼を頂いた事業参加者(※編注:投資家)の皆様には大変なご心配とご迷惑をお掛けしていますことを、心から深くお詫び申し上げます。とりわけ、現在は米の問題に代表される食料品や必需品など諸物価や光熱費の高騰により、特にお子様がいらっしゃるご家庭や、ご高齢の皆様の家計負担が厳しさを増す中で、このたびの分配金の遅れにより、いっそう皆様にご負担を強いることになり、誠に心苦しい限りでございます。

 事業参加者の皆様の痛みと苦しみは、代表である私自身の痛みと苦しみでもございます。また、当グループにおける社員全員におきましても、心からその痛みを受け止めております。重ねて深くお詫び申し上げます。


分配金遅延についての説明

 今回は、本年7月30日にご通知のとおり、分配金のお支払いが遅れる事態に至った背景と、今後の見通しについてご説明をいたします。

 それに加え、このたびの事態を乗り越えるために、今、私たちが具体的に何を行っているかをお伝えすることで、皆様のご心配やご不安を少しでも和らげ、再び希望を持っていただけるよう、代表である私自らが、直接お話しをさせていただきます。

 もちろん、一度ですべてをお伝えできるものではございません。今回の動画を第一弾として、今後、成田プロジェクトやグループ全体の状況につきましても、随時、皆様に報告をしていく所存です。このことを通じまして少しでも透明性を確保し、皆様のご安心につながればと、その一助になればと存じております。よろしくお願いいたします。

 まず、なぜ分配金のお支払いが遅れる事態となったかについてご説明をいたします。

 事業参加者の皆様よりご出資いただいたシリーズ成田商品は、成田プロジェクトの開発用地を開発業者(※編注:共生バンクのSPC)に貸すことで得られる土地の賃料収入が、分配の原資となっております。この開発業者から支払われる土地の賃料収入が遅延していることが、分配金が遅れた直接の理由となっております。

 次に、皆様へのご通知が直前となった理由についてご説明いたします。

 これは、私の力不足が招いた結果ですが、私としては、事業参加者の皆様にご迷惑をおかけしまいとして、分配の原資である土地の賃料の確保を最後まで諦めず行っていたものです。

 残念ながら、分配期限までに間に合わず、分配金の支払いが遅れることが明らかになったのが先月30日だったため、事業参加者の皆様におかれましては、突然のお知らせとなり、さぞ驚かれ、ご不安を抱かれたことと存じます。

 あらためて、心からお詫び申し上げます。大変、申し訳ございませんでした。


資金調達と償還について

 今後、どのようにして分配金をお支払いし、また、これから先の分配金の原資となる開発事業者としての賃料を確保していくのか、そして、どのようにして償還をしていくのかについてご説明をいたします。

 もともと、成田プロジェクトの開発事業予算は、グループ内の自己資金及び固定資産の換金、そしてグループ外からの用地費を含む建物建設資金の大規模調達によってまかなわれる計画です。

 このうち、事業参加者の皆様の分配原資となる賃料と造成工事などの費用は、グループ内の自己資金及び固定資産の換金によって拠出され、また、償還原資となる用地費用を含む建物建設資金は、グループ外からの大規模資金調達によって確保する計画となっております。

 現在、成田プロジェクトでは、造成工事が全体の8割を超えて進んでおりますので、次の段階である用地費用を含む建物建設資金を確保するため、業務を行っております。

 ところで、事業参加者の皆様への土地の賃料の支払いは、昨年の監督官庁(※編注:大阪府、東京都)からの行政処分の後、さまざまな風説・風評が流れたことで、処分対象会社(※編注:都市綜研インベストファンド、みんなで大家さん販売)だけではなく、成田プロジェクトを含む共生バンクグループ全体の事業環境に影響を及ぼし、グループ内の固定資産の換金による資金確保に遅れが生じ、その結果、賃料の支払いが遅れたものです。

 ひとえにこのことは私の力不足が招いたことと深く反省しておりますが、成田プロジェクトや共生バンクグループをターゲットにしたさまざまな風説・風評の影響は計り知れませんでした。

 しかしながら、グループで保有する資産は、換金性の高い不動産が現時点でも600億円ほどございます。これは、もちろん、成田シリーズを除いた不動産資産です。また、株式なども保有しており、不動産や株の売却もしくはその資産を担保に借入を通じての資金確保のため鋭意商談を行っております。

 一日でも早く、分配の再開、土地の賃料の支払いの正常化を行うべく全社を挙げて取り組んでおりますので、なにとぞ引き続きのご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 次に、解約を希望される事業参加者の皆様、出資金がどうなるかご心配されている事業参加者の皆様に対し、解約返金ならびに償還計画のご説明をいたします。

 先ほどご説明させていただいたとおり、元々の計画として、グループ外からの用地費を含む建物建設資金の調達の段階で、事業参加者の皆様の出資金の償還原資は確保される計画となっております。シリーズ成田商品の土地の竣工がほぼ見えてきた現段階において、出資者の皆様の持分の買い取りならびに建設費用、つまり開発事業予算の確保を行うこととなります。

 その予算は土地と建物の総額で約7000億円規模と見込んでおります。

 その調達方法としては、主に債券発行手続きによる計画を進めておりますが、米国投資会社との商談も並行して進めており、いずれか早い方をもって資金の確保を行う考えでおります。

 実は、債券発行の取り組みは、昨年10月ごろから水面下で準備し、手続きを開始しておりました。計画では、本年10月には債券発行を完了させ、年内には、成田プロジェクトの開発事業予算の確保をめざしております。

 これにより出資金の償還と解約対応の原資を十分に賄う計画を立てております。

 それに伴い、お待ち頂いております解約申込者の方々へは、この資金調達後、可及的速やかに、順次、譲渡契約を成立させ、お支払いを実行するよう計画しております。


事業環境について

 ご承知の皆様もいらっしゃるかと存じますが、行政処分を受けた2カ月後の昨年8月、みんなで大家さん販売株式会社はロンドン証券取引所に見事に上場を果たしました。こうした金融専門の国際取引を実現し得た当グループの実績をもって、この債券発行も実現に向けて取り組んで参ります。

 ところで、この計画が遅延するリスクとしては、共生バンクグループの信用リスクの増大があげられます。SNSの書き込みや、週刊誌の記事、報道などが予想以上にグループの信用に大きな影響を及ぼした場合、債権発行手続きの作業量が増加するとともに、派生するその他の諸問題の解決に時間を要し、手続きが遅延する可能性がございます。

 そのような事態とならないよう、事業参加者の皆様におかれましても、何とぞご理解のうえ、ご協力をお願い申し上げます。

 以上の通り、グループ資産の売却ならびに大規模資金調達により、事業参加者の皆様への分配の安定化と出資金の償還及び解約の対応資金確保を、早期に達成して参りたく存じます。

 最後に、決して誇れる話ではございませんが、私の決意としてお聞きいただければ幸いです。

 ご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、「みんなで大家さん」は12年前の2013年に5カ月間に及ぶ業務停止処分を受け、窮地に追い込まれたことがございました。その際も、様々な風評が飛び交い、解約者が多発致しましたが、信頼を頂いた皆様のご理解と、共生バンクグループを挙げての懸命の努力の末にそれを脱し、資産をその後、数十倍に拡大することができました。

 それ以前にも、内容は異なりますが、リーマンショックの際の窮地を含めまして、このような事態は、幾度も乗り越えて参りました。このことが当グループの自信となっております。

 今回も必ず克服し、事業参加者である皆様の資産を守り抜く決意でございますので、引き続きご支援とご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。


今後の配信予定

 なお、次のビデオメッセージでは、ゲートウェイ成田プロジェクトの事業計画立案のいきさつ、そしてその内容についての説明を致します。予定としては今月22日ごろを目安に配信予定となっておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 この度の動画に対するご意見・ご質問などがございましたら、専用フォームよりお問い合わせをお願いいたします。ご意見・ご質問の多いお問い合わせについては、動画を通して直接ご説明の機会を設けさせていただきます。

 本日まで当グループを信じ、事業の行く末を見守ってくださっている皆様に対し、改めて心からの感謝の意を表します。ありがとうございました。

 この度は、多大なるご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。皆様のご信頼にお応えできるよう、全社一丸となってこの難局を乗り越えてまいりますので、今後とも、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 最後までご視聴、誠にありがとうございました。(了)


【注】小見出し、編注は日経不動産マーケット情報編集部による