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年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『涼宮ハルヒの驚愕』謎解き展開予想…ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』~『歓喜天』コジツケ

2009-04-02 02:00:11 | 涼宮ハルヒ
今までの更新で、『射手座の日』ネタ、『2012年12月22日』ネタの『マヤ・アステカ神話』=『諸太陽の時代=円環的時間』、
『ロジャー・ゼラズニイ』の『光の王』ネタ、『ゾロアスター教』由来の『弥勒』ネタ繋がりの『仏教』=『輪廻転生』、
ハルヒと関連ありそうで、両者に共通なのは『ループ』。
偶然、『ゾロアスター教』も『ニーチェ』経由で『永劫回帰=ループ』繋がり。
2003年の『七夕ラプソディ』『エンドレスエイト』、2004年の『ハルヒ劇場』『消失』、2005年の『陰謀』、と『ループ』が関連した事件が、事件の中でも『重要』な印象がありますので、コジツケしてみました。
『陰謀』での『みくる(大)』の『大きな分岐点』も、『ループ』絡みと勝手に解釈して、関連させました。
というか、まず結論有りきで、補強証拠だけを集めて強引にコジツケると、どうにでも連鎖出来ると言う実例ですね。
別の材料だけを使ってコジツケれば正反対の結論も出せるでしょう。
そういう『どっちもアリ』という状況をどう切り抜けるか、という困難がキョンに降りかかる話が、『分裂』~『驚愕』の展開なのだと仮定すれば、
『まず結論ありき』の、いい加減な仮説も本編に無関係ではない、むしろ本編の構造の忠実な『投影』と言えるかもしれない、などと勝手に思っております。
『ループ』への対処法は、
①『諸太陽の時代』式=古いループを捨て、新たなループを更新し続ける
②『解脱』式=ループから脱出する
③『救世主』式=ループを終了させ、ループしない時間を始める
という付き合い方がコジツケられるかと。
『ニーチェ』については、高校の頃は『他人を気にせず、自分の価値観を貫け』という主張をした、と思っていたのが、
成人してから、『永劫回帰』の思考実験に注目すると、
『選択を迫られた時は、その選択肢の内容を何度でも選択したいかどうかを判断基準に、後悔しない様に選択をしろ』と主張するのが中心だったのかも?と思う様になりました。
今回は
④『ツァラトゥストラ』式=『最高のループをせよ』
という『ループ』への対処法だと解釈。
『God』の反対=『Dog』→『犬の反対=猿』、必ずしも『犬の反対=神』には成らない、という連想は、以前、言葉遊びだけネタにしておきましたが、
今回は『猿』→『サル状態』→『歓喜仏』→『聖天=歓喜天』と強引にコジツケ。地味に『永劫回帰への対処法=永久に繰り返したい事をやれ』を踏まえてるのが幸せ。聖地巡礼のとき、神呪寺に『聖天』が在るのに気付いて、いつかネタにしようと思っていたので、出来てよかったです。
『ガネーシャ』は『象頭』。『大根』が好物なのだそうで、『二股大根』が供物だという説も有るようです。
以前ネタにした『十一面観音』が連鎖しました。『身体提供』=『捨身飼虎』に通じますし、『聖天=ガネーシャ』の『性欲の肯定』は『犬のディオゲネス』みたいですね。
『女体化』だなんて、『キョン子』は『分裂』~『驚愕』の謎に関係していたんですねえ。『キョン子ブーム』には、あまりの偶然に谷川さんも驚いたのではないかと勝手に思うことにしました。
面白いハルヒ同人誌紹介
9682『Wiiのゲームがこんなだったらいいのになあ本。』:ラストでみうらさんとヒロセさんが会話なさっておられるので、この本は合同誌、と思われます。
ネタ出し・作画は、キョン妹・みくる活躍ステージがみうらさん、谷口・古泉・長門・朝倉活躍ステージがヒロセさん…で良いのでしょうか。
架空のゲームの展開を漫画の形で一冊という、同人ならではの本。実に良く出来た本で、このネタを思いついて作品化したのが勝ちだと思います。
折角思いついたのに、採算が合わないから没にしている例も多いのではないでしょうか。
ハルヒダンス誕生の裏話(?)。骨格は時空改変ネタ。「キョンの一日」を土台に事件発生→解決。
キョン妹に起こされるところから谷口のダンス勝負申し込み(国木田が審判)、「意外に熱血」古泉の手つなぎダンスレッスン…キャラ達の、いかにも有りそうなストーリーへの絡み方が上手い。心で薔薇を作れと言う古泉に笑いました。
朝倉襲撃ネタで、朝倉&長門W浴衣でリズム特訓、という本当に見てみたい「見せ場」。
ユーロビート盆踊りでつぶされるコンピ研、原作でもこういうやられ方しそうですね。カクカク無表情で踊る長門に爆笑。
みくる×キョンで、「今までの曲のおさらい」という展開も、上手くキャラ特性を活かしてますね。朝比奈さん、こういうガッツは有りそうですから。
京アニもやらなかった、ステージキャラ総出で「ハレ晴レ」、でもハルヒは不機嫌で…ラストで広げた風呂敷が見事に畳まれて、感動します。
原作破壊しなくてもこれだけ面白く出来る、という実証ですね。お色気シーン皆無でも満足ですし。すぐに脱がしてしまいたくなるので、ちょっと反省しました。
夏服ver、確かに見てみたいですね。
狗古堂『チャイルドイズム』:犬居なぎさんのちび朝倉ネタ1頁漫画連作。フルカラー漫画なのが凄い。相変わらず青の使い方が綺麗です。
web漫画のよりぬきだそうで、まとめて下さって感謝であります。いきなり冒頭で「小さい魅力」に笑いました。
キョンがロリコン、というのは原作もそうだと思うのですが、「四つん這い+鞭」…ここのキョンはロリだけではありません。長門が呆れ気味なのが良いですね。
朝倉シャワーシーンカット、ネタの練り込みに、「大道芸・舞台芸」的な読者との相互作用による「挑発」「サービス」が織り込まれているのが、ダレのない展開の理由かと。犬居さんは描けば描ける方なので残念ですが。
今回、ちび朝倉全裸とか半裸がちょっと有るだけで、パンちらも無いネタ出しで十分面白いです。英語で怯える「ちび朝倉」は可愛過ぎです。
犬居さんのキャラ造形は幼い雰囲気を表現すると力を発揮するのかもしれません。あどけない表情付けが上手です。(長門の凍りついた表情は爆笑。芸幅は広い方。)
最近、商業の健全が18禁並みにエロに走っているので、9682もそうですが、こういう禁欲的ネタ出しの同人が現れたということは、そろそろ振子が逆に振れるのかもしれませんね。
私は年寄りですから、「すぐパンツ」「すぐ裸」でいきますが。
フィギュアになりたい族(未塗装)『パラレルデイズ・クロッシングデイズ』:ハルヒとキョンの幸せな日々を正面から映像化する漢、osさんの今回は健全本。表紙のハルヒが実に幸せそう。
馴れ初めをハルヒ視点とキョン視点で其々漫画化。ノロケ話というか、恥ずかしいモノを読むと脳の活性化には良いですね。精神的健康に良いです。良い読後感。
今回はパンチラすら出さずに、面白く読める話を描くという作品三連打ですね。本当に転換期かもしれません。身体より心ですか。
のいぢさんやツガノさんのハルヒのエゴ丸出しハルヒは、ちょっと意地悪さが含まれてるんですけど、osさんのハルヒは、勝手を言ってても憎めません。エゴを出してる表情も可愛らしい。絵柄が得してます。
女の子の可愛らしさは、その娘の短所にも貫徹する、というのは賛成です。キャラ作りの理想として、参考にしたいところですね。
好きな表情は、髪型変えてるのに気付かれた時の「ドキ」の顔です。ラストの、交際を初めて知った振りする団員達とキョンの微妙な雰囲気が笑いました。こうなりますよね。
私の好きな同人は、こういう「作品のツボ」を踏まえている作品ばかりですが、「作品の空気を作る要の部分」は、オリジナルもパロも区別無いですから、これを踏まえる力が有れば、どんなジャンルに行っても面白い作品が描けると思いますね。
紹介はまだまだ続きます。次回は「朝倉総受け」で一冊お描きになった『ぶるぅらいん』さん等。

『涼宮ハルヒの驚愕』逸脱展開予想…『佐々木さん=サオシュヤント』?

2009-03-28 02:13:54 | 涼宮ハルヒ
前回の更新でロジャー・ゼラズニイ『光の王』から『佐々木=弥勒』?というコジツケを開いておいたので、
青木さんから頂いた、青木健『ゾロアスター教』という本に『弥勒』の元ネタは『ゾロアスター教』、とあったので、
以前コジツケした『佐々木=ゾロアスター』というコジツケに無理やり繋げました。
これまた、青木さんから頂いた原田実さんの本に、『滋賀県は記紀神話の異伝が多く伝えられていたのではないか』と言う『近江神話圏』の仮説が書かれていたのですが、
『風俗店の排水のせいでで、琵琶湖で泳いだ処女が懐胎』というのは、現代の『近江神話』だと思います。
『佐々木=近江源氏』ですから丁度良いかと。
谷川さんが原田さんの本を参考にしてる可能性もゼロではないのでは?という妄想に取り付かれております。
青木健さんの本に『ゾロアスター』の保存された精液から『サオシュヤント』が処女懐胎するという事が書かれていたので、
『人工授精』で『メシア』を作る、機本伸司『メシアの処方箋』と併せてネタに。
谷川さんが、兵庫県の作家のライバルとして機本作品を意識してパロディしてるという勝手な仮説に基づきます。
ちゃっかり『神様のパズル』と、以前更新した『佐々木=未来人』ネタも連鎖させました。
『蘇った死者=寄生体・ゾロアスター』なら『宿主・佐々木=生者』の可能性も有ると言うことで、
『佐々木さん=死者』説の可能性を恐れつつも、何とか『死んでない展開』の可能性も模索していたので、こういうコジツケが出来て幸いです。
『聖地巡礼』の折に『西宮』の『甲子園』には何度か阪神戦を観に行ってますが、最近の更新が『仏教』ネタに繋がってるので、『タイガース』ネタから『捨身飼虎』ネタに繋げられて良かったです。
パクらせて頂いた『ブーグロー』の絵は、馬場さんからお借りした『悪魔の美術と物語』の表紙絵。争う亡者の姿。
『トラッキー』なんて、サギリックの『のきゅう』ネタでチェックして以来のような気がしますね。球場で現物も拝見しましたが。(土下座も見ました)
まあ、とりあえず、以前の更新で『ループした世界像』を提示したので、『救世主の到来』も示唆しておこうと。
一応、トンデモコジツケですが、『分裂』『驚愕』の『謎解き』兼『展開予想』でもあるので…
面白いハルヒ同人紹介
kusukusu7『キョン子な日々』:渡瀬こうさんのキョン子ネタストーリー4コマ本。長門がいい性格にアレンジされてます。
「本音」とか、席を外すフリして覗きが凄いです。
キョン子ネタは基本的に「キョン子総受け」が多いですが、基本に忠実なネタ出し。股間を触られたりパンツ消去されたり、可愛そうですが笑えます。
可愛らしいデフォルメキャラでかなり際どいネタを攻めるのはオヤジには嬉しいですね。
設定上ハルヒ・キョンが相思相愛なので、二人きりにしただけで良い雰囲気になるというのは、設定勝ち。まあ、オチは三角関係(?)の予感ですが。
スクールランブルの妹vsツインテールの勘違い確執もそうですが、キャラ同士が接近した時に空気が変わる様な関係にしとくのはパロに限らず応用が利くと思いますね。
kusukusu7『キョン子な日々ねくすと』:渡瀬さん、キョン子描き足りないということで続編です。ストーリー4コマ。
今回は朝比奈さん参戦で、「キョン子争奪戦」勃発!この転がし方も王道で、ナイスです。
長門がちゃんと自己主張するのが可愛らしい。但し「外見はクールなまま」がポイント高し。
「キス」ネタなんておいしいネタに踏み込みながら、あっさり流してしまうのが勿体無いです。この贅沢がさくさく読めるリズムの良さの土台なんですけど。
見せ場で引っ張って、悶絶させるハズカシ展開、というのも見てみたいですね。
変則4コマをたまに活用しておられますが、朝比奈さんのハグとか、他のネタと同じコマの大きさでは勿体無いような「絵になる見せ場」が有るネタのときは変則4コマで見せ場を大コマにしても良いかと思います。
可愛らしい絵柄で、ときに際どいネタも振れる方ですから、見せ場が小さいコマなのは勿体無い気がします。
「危ない水着キョン子」も見たかったですね。
640km/hover『キョン子の温泉』:見せ場では、きちんと読者の希望を具現化した、妙に肉感的な身体表現で、非常にいやらしいキョン子ネタを描いて下さる、ふじもとあきおさんの「ハルヒ×キョン子」本。(…要約が偏ってる気がします。)
いちみさん、コウジさん、氷野広真さん、Yu-jiさん達と5人で「テラいちみ」というユニットを形成しておられます。
そこで創出した「キョン子」を動かしているということですが、個性的人材が集まると、魅力的なものが生み出される、という実証ですね。今後の「テラいちみ」の活躍も期待です。
ぶっちゃけ「湯けむり少女二人旅」、ハルヒにキョン子が振り回される受難ネタのはずなのに、役得ネタでもあるというネタ出しは上手いですね。
恥ずかしがってばかりのキョン子が可愛らしいし、この性格付けは大成功。
揉んで揉まれて、単純に喜ばずに戸惑うところが恥ずかしい面白さです。
いやらしい表情がきちんと描ける技量があるので、妙な雰囲気が盛り上がります。オヤジの勝手な願望なんですけど。折角のすっぽんぽんなのに、ハルヒとキョンが実際に搾乳する頁が、1頁当たり5コマ、6コマとコマ割が細かくて、冒頭の「前回のあらすじ」や「説明頁」と同じコマ数なのが勿体無いです。
バスタオルを奪われるシーンで1頁当たり4コマは見せ場もありますしアクティヴな展開なので合ってて良いと思いますが、
ハルヒが風呂に浸かってるコマが大コマで、ここは1頁当たり3コマと贅沢にコマを割ってるのに、盛り上がるアクティヴな「搾乳シーン」が小コマになってしまってるのが残念です。
ハルヒとキョンの心の交流はキョン子になっても変わらない、というハートフルなテーマが根底に貫通していて、それが良い雰囲気の出所でもあるので、心の動きや余韻に大コマを割く戦略を採るのはストーリー漫画として当然なのですが。
そういう巧みさは凄いんですけど、羨ましいんですけど、怒ってるキョン子の顔が搾乳コマより大きいのは才能の有効活用では無い様な気が。折角色々描けるのに。
次回作のドキドキ展開が楽しみな方であります。
mant.akiyama『スプートニクはまだ来ない』:あきやまさんの初ハルヒ本。水彩調の表紙が印象的。
ハルヒ×キョン話ショートストーリーと、長門×キョン話ショートストーリー。後者は前者の裏話、という入れ子構造。
前書きで消失のネタバレ云々うを心配なさってると言うことは、これらの話は消失後の話、「分裂」~「驚愕」の「佐々木団騒動」の落着後の話なのだろうかと勝手に解釈して読みました。
後書で「じょうずなふたまたのかけかた」と要約なさってますが、これ、サブタイトルに昇格しても良かったと思います。
「ハルヒ話」、ハルヒが笑顔でコロッと騙される展開に妙に納得。確かにハルヒって狡猾そうに見えて、こういう弱点がありそうな印象なんですよね。
キョンは最善のつもりで、無自覚に、二股かけちゃうタイプだと思います。主観ではハルヒ一直線、ブレてなかったとしても、消失後の長門は心動かされるのでは。
古泉のチクリが笑いました。
「長門話」、時期が「消失後」なら、ワンダリングシャドウの時の「恋愛小説」のエピソード以後になるわけで、原作ではあまり書かれなかった長門の恋愛小説観が読める2次創作ならではの作品。
私は、「消失後長門」に心が育ってるように見えるのは、何者かが介入してるからではないか、という恐ろしい妄想に取り付かれてるので、こういうネタ出しは有り難いです。
長門の堂々巡りが危うくて良いですね。「三年間待った」ことを重視するなら、3年間待っている間の様子をもっと前面に押し出したほうが良かったかもしれません。
もっと長門がぐるぐるすることになりそうですが、そういう展開はあきやまさんの意図と矛盾しないと思います。
サムデイインザレインも、淡々とした展開の中で長門の内面の動きを感じさせる話で、あれは「消失」の暗示を谷川さんはやりたかったのかもしれませんが、
あきやまさんの長門話は、心理描写中心で時間軸は「消失後」、客観描写中心で時間軸は「消失前」のサムデイインザレインと鏡像関係と考えると面白いですね。
mant.akiyama『AndMyWorldSparkle』:コピー本。難しい構図の表紙のデザインが印象的。「キョンとハルヒの授業中」ネタ。「描写のストーリー」。
二人が交互に昼寝して起きて、直接言葉を交わさないと言う展開は面白いです。これをもう少し膨らませても良かったかもしれません。
テーマをハルヒが語って、幸せな寝顔でオチ、という展開も綺麗ですが、折角「夢の中」ですから「白昼夢」で「カオス」にしちゃうとか、もっと脱線して遊んでも良かったかも。匙加減が難しいかもしれませんが。
ハルヒがすぐ飽きちゃうところとか、キョンが文句言いつつ結局優しいとことか、キャラの心の動きは原作を踏まえた上で、リアルに押さえてると思います。
まだまだ紹介続きます。

『涼宮ハルヒの分裂』強引解釈…ロジャー・ゼラズニイ『光の王』コジツケで

2009-03-25 02:26:19 | 涼宮ハルヒ
『7月26日』が『鶴屋南北』が『四谷怪談』を初演した日だという事は、『雪山症候群』の長門のうわごと『よん』から、『四世鶴屋南北』『四谷』と『4』繋がりでコジツケして、『鶴屋』繋がりで、『涼宮ハルヒの分裂』『驚愕』の裏に鶴屋さんが絡んでる?というコジツケ連鎖した折に判明してはいたのですが、
青木さんに見せて頂いたチェ・ゲバラの伝記映画に『7月26日運動』が出てきたので、『ハルヒが特撮映画を撮ってる』という『分裂』冒頭に『映画』ネタでコジツケ連鎖させてみました。
『幽霊の日』と『革命運動組織』『革命の記念日』に連鎖したことで『佐々木さん=蘇った死者』説と『佐々木さん=革命家』説が結合。
『シュレディンガーの猫』で、改めて『佐々木=猫』コジツケを補強。
以前、『悪い習慣』の公文さんに、佐々木さんには『ハルヒ=神』に対抗する『英雄』になっていただきたいものだと話したことがあるのですが、ようやくそういう展開になってきました。原作とは無関係なんですけど。
『蘇った死者が革命』という話をしたところ、馬場さんが、そういうモチーフだと、ロジャー・ゼラズニイの書いた小説に『光の王』という傑作がある、と情報提供、貸して頂きました。
『仏陀』の『転生』をSF考証して『革命』ネタとして描いた話です。よく、『どんな宗教も受け入れる日本人の良さを世界に発信すればよい』、という主張を目にしますが、『光の王』を読む限り、一神教の方が、日本人になじみの多神教的お話も劇的で面白くしてくれるんじゃないですかね。
面白いハルヒ同人紹介
追伸『メガビズ』:すきまさんと草人さんの合同誌。「東方」か「ハルヒ」かの二択で、たまたまハルヒ本になったようですが、神の見えざる手に感謝です。ハルヒジャンルに面白い本が一冊加わりました。
すきまさん、キョンコネタ。ハルヒがクールビズを強要する理由は金が必要だから、という複雑な設定。
唐突な「すけべ」に笑いました。
ハルヒの行動理由が判明して、一転して良い話に。中盤のバトルが嘘の様です。やはり、「心の動き」を描くと「ドラマ」に背骨が入りますね。
キャラ造形が可愛らしい。特にハルヒのすねた顔とか、流血したキョンコの表情とか、長門の省略された無表情とか。
草人さん、「ハルヒ眼鏡っ娘」ネタ。いきなり「ぶっかけたい!?」が凄い。長門が眼鏡を再構成してるのが可愛らしい。すねちゃってます。
寝てるハルヒに練乳を願射する超展開が爆笑。
起きたハルヒが白濁液に大喜びで「色々汚されちゃったから帰るわね」と展開するのも爆笑。
ここ、2頁またぎで、「引き」→「めくって見せ場」という構成なんですが、絶妙ですね。
達者な画力で、コマの中の収まりも良いので、スッキリして読みやすいです。キャラが可愛らしい上に、質感の表現が上手いので、白濁液まみれハルヒが上手く描けてます。これあってのこのネタですね。
ハルヒ→鶴屋・みくるに誤解が増殖する展開も笑えます。こういうのは引っ張らないと。
古泉ネタでオチが予想外。
こういう逸材が東方に流れてるという事実が、大事なのは角川の宣伝ではないと言うことを雄弁に物語っていると思いますね。
元々、2006年の角川には、ハルヒよりも売り出したいアニメは有ったようですから。力入れてないのが売れちゃって大失敗、今更イベントだのゲームだの手遅れで必死になってると言うところでしょう。
ナカノニク『DAYTRADER』:深爪貴族さんの消失長門ネタ。バグ再発ネタで1冊。転がし方によっては残酷になるネタを希望のあるオチに誘導していて、作者は優しい方だと思いました。
『消失』で眼鏡長門がやらなかったあれこれを可愛らしく描いていて、同人の存在意義を見せ付けてます。ちらちら気にしつつ読書、が特に良い!
終盤に「シンデレラネタ」と解からせる展開が上手い。1頁目で種明かししてあるのに、「長門公園」の時計のコマを見るまで気付きませんでした。やられました。
古泉の機転で救われると言う展開も良いですね。原作でもこういう立ち位置ですし、『雪山症候群』での古泉発言を思い出させる気配りが嬉しいですね。
古泉のフォローでキョンが長門をフォローできる状況になって、「悲惨」が回避されています。せつないですが、心が破れないなら飲み込める悲しさです。飲み込めるうちは、「痛み」も「感動」だと思います。
私は、『消失』の長門バグは黒幕が仕組んだもの、というちょっと意地悪な考えすぎをしているので、こういう善良な2次創作にはホッとさせられますね。
炊き込み堂『BREAKFAST』:デレごはんさん、はぐれげんまいさん、タケヒロさん、ナナシ○★さん、の合同誌です。90年代は「個人サークル」全盛でしたが、一周して、真の意味で「サークル」が戻ってきたなあ、と思います。
「食事」で統一しようと言う編集コンセプトを立ててるのも良いですね。目次が「自炊」なのとか。奥付の「つけもの」が笑いました。
デレごはんさん、はぐれげんまいさん作画、タケヒロさん彩色の表紙が良い感じです。デザインと色と高め合ってます。
10月の本なので「ハロウィン」で統一。地の色はカボチャ色ですか。
はぐれげんまいさんの「間食~一食目~」、初めての漫画だそうで、ここで紹介できるのが光栄です。
ハルヒの映画2作目製作ネタ。ショートストーリー+4コマ連作。
拙い、と反省の弁ですが、背景も描き込んでおられますし、アップとかも活用していて、臨場感出す演出への気配りもしていて、初めてでコレは凄いです。扉では魚眼使ってますし。伸びると思います。
「キョンの選択」という原作で反復して現れるテーマを扱っていて意欲的。
キョンのモノローグを切断して、テーマを語る部分を後出しすると言う構成は上手いと思います。
テーマを重視する人が、テーマを具体的にストーリーの形で展開することに苦労してるのをよく聞きます。エピソードやキャラのセリフの形で具体化できるのは長所ですから、描き続けていただきたいですね。
ハルヒの勝ち誇った顔、膨れっ面、キョンの疲れた顔、みくるの一生懸命な顔、表情豊かに描けてると思います。タラコみくるが笑いました。
4コマ連作でストーリー4コマとかやったら良いと思います。
デレごはんさん「~chose~」、「ハロウィン」ネタ。アップにロング、俯瞰と、カメラに気を遣ってる構図が凄い。シャミを手前に大きく配置した構図は斬新で好きですね。
注目させたい対象を浮き彫りにするために背景を潰したり、手前を潰したりする演出も上手いと思います。手すりの大胆なパースも良いですね。
オチで鶴屋さん+団員全員合流、はやられました。「団員でパーティー」と序盤で明言してるのに、すっかり忘れてました。今回紹介してる作家達は伏線の張り方が上手ですね。
このレベルの技巧が、当然なら、若い作家さんの中に、漫画の描き方について普段あまり話し合わないと言う方が出てくるのは当然だと思います。必要無いですから。
セリフが思いつかずに苦労したそうですが、小池一夫の言う90年代以降は「セリフ」重視、という漫画の進化を表してますね。
ラノベがブームになり始めの頃、その文体が「セリフ」偏重、「会話」偏重で、「小説」というより「シナリオ」だと言われていましたが、
大塚英志が「ラノベは漫画やアニメが小説に影響した」と分析した時代は過ぎ去って、
いまや、ラノベ読者が漫画を描き始めて、漫画がラノベから技法で影響を受けてるのではないかと思います。
ハルヒの猫の思い出や、キョン妹の位置づけ、キョンの男の料理披露、とセリフ以外の見せ場も豊富で、ストーリー漫画向きの妄想力だと思いますね。みくるのミイラコスプレとか。アップで見たかったですね。
大塚英志は、ラノベを「キャラクター小説」と呼んで、面白いキャラクター小説の書き方として、「世界観」の作り込みを重視していましたが、デレごはんさんの作品は、「キャラの掘り下げ」自体が展開、と言って良いです。本一冊相当の理屈がシンプルに実践されてるのを見るのは良い気分ですね。
ダウト『Niktours』:トメカミバレッタさんのコピー本。オフの予定だったと言うだけあって丁寧な作り。
内容は、長門の無表情とキョン妹の表情豊かのコントラストが上手く出ております。作者が、この二人がキョンを振り回すの所がお好きなようで。
「NikmeetMKT」妹ちゃんが長門を夕食に誘うという、原作でも有りそうな、見てみたい展開。妹ちゃんの暴露が笑いました。
妹からのインサイダー情報に興味を示す長門さんがいかします。
ツンデレキョンも微笑ましい。
「キッチンあいるぅ」妹ちゃんの手料理で大変なキョン。泥団子レベルで無いだけ作者の良心を感じます。まあ、不味いレベルなら優しい兄は食べるだろうな、とは思いますが。そういう人間関係の機微は好きですね。
「オトモあいるぅ」RPGネタ。長門が私情で闘ってるのが微笑ましい。長門の「けがの功名」発言に、長門が怪我したとキョンが勘違いして慌てるラストが良すぎます。キョンがかわいらしい。こういうところは隠せない男ですよね。
短い作品に味わいがあるシーンを入れられるのは、キャラの掘り下げが上手いからだと思います。勉強になりますね。
まだまだ紹介続きます。

『涼宮ハルヒの分裂』コジツケ謎解き…マヤの『2012年人類滅亡』予言で解読!?

2009-03-15 02:18:14 | 涼宮ハルヒ
文字の異常に多い展開は今回で一段落しそうです。早く裸描きたい。
計算間違いだという話ですが、マヤ神話の『2012年12月22日』人類滅亡予言。『太陽黒点の異常活動』で人類は滅亡する、という説とセットで語られることが多いようです。
『消失』でキョンが目覚めた日が『12月21日』で、運命の日付の前日という、偶然とは面白いもの。
『1999年7の月』に全てチャラになると期待して、人生設計を失敗した人が苦労するというネタを久米田康治先生が『絶望先生』でやってましたが、
そういう賭けに負けた人々が次に期待しているのが2012年だと思います。
2005年5月発表の、機本伸司『僕たちの終末』は太陽黒点の異常で人類が滅亡しそうになると言う話で、
今回、『2012』との関係を指摘した、『エンドレスエイト』は2003年12月号のザ・スニーカー発表。
『消失』が2004年で、『僕たちの終末』より早いんですよね。
先にネタを仕込んでおいたのは谷川さん、先にはっきり形にしたのが機本さん、ということになりそうです。
『麁乱大荒神』は、『三宝荒神』と同じという記述も見かけて、それならメジャーな神です。
ただ、『麁乱大荒神』の名を重視すると、原田実さんの採り上げる『甲斐古蹟考』の『トホビコ』ほどではありませんが、かなりマイナーな神格のようです。
イベントで質問したところ、『無極庵』さんも知らなかったので。
丸岡さんと徒歩で甲陽園口から『鷲林寺』まで歩いたときに、境内に解説の碑がありました。
『ヴクブ・カキシュ』と『フンアフプ』の話に似てるなあ、と思いました。
『如意尼』という名前は『ハルヒ』の能力を連想させますし、
『甲山』は『鶴屋山』のモデルと言われる山。
『桜』に封じた、というのが、『分裂』冒頭の『花見』に繋がりますし、
『四世鶴屋南北』が『桜庭兵蔵』というのにもコジツケ連鎖できます。
今回、聖地巡礼の成果を形に出来て良かったです。
『十一面観音』を彫ったと言う話をしたところ、馬場さんが、『太陽黒点の活動周期が約11年』と指摘してくださったので、『2012』ネタに一気に連鎖が繋がりました。
正確には太陽黒点の活動周期は約『11.1』年くらいらしいですが。
神話の、『太陽にいる烏』が『太陽黒点』だという説でゆくと、以前の更新で採り上げた、『羿と太陽の烏』の話などは、太陽黒点の存在を織り込んだ話の例と考えられ、ここに繋がってきます。
『11』は、『鷲が封じられた十一面観音』『太陽黒点活動周期11年』に関係するだけでなく、『22』『33』『55』『77』の『最大公約数』でも有ると言う偶然。
鶴屋山から出た金属片の成分、チタンの原子番号『22』、セシウムの原子番号『55』、
22+55=『77』、55ー22=『33』、
で『22』『33』は佐々木に関係し、『55』は朝倉に、『77』は喜緑さんとミヨキチに関係してることは今までの更新でコジツケしておきましたが、
『11』繋がりで、『太陽黒点』に連鎖し、『2012』ネタに連鎖。
『分裂』254P登場の『SOS団入団希望者11人』にも繋がります。
何故、『11人』なのだろうか?と思っていたので、コジツケできてちょっとホッとしました。
『暴走』所収『エンドレスエイト』の『15498回』については以前の更新で、素因数分解すると『タイタン』→『タイタニック』『チタン』や『ホイヘンス』→『光の波動説』『時計』に繋がると言うコジツケを振っておきましたが、
今回は、単純に『2012』で割ってみました。偶然とはいえ、面白い数字が出て良かったです。
『エンドレスエイト』は2003年12月発表で、
『78』は2003年6月発売の『憂鬱』に既に出てきます。
『ZOZ』登場の『ミステリックサイン』(『退屈』所収)はザ・スニーカー2003年10月号発表で、近いですから、この時点で『ZOZ』を『Z』と『OZ』に分離して解釈するネタ仕込みだった可能性が出てきました。
『Episode00』は2004年2月号ザ・スニーカーに掲載で、やはり接近した執筆期間。
2005年9月発売の『陰謀』で『22』『55』が登場するより前に、『33』が出てるのが面白い。
谷川さんご自身が信じてるかどうかはともかく、『2012年12月22日、太陽黒点異常で人類滅亡』の『マヤ予言』をネタにしたのは『憂鬱』発売以前からかもしれない、と勝手に思っております。
ポアンカレ予想同様、かなり早い時期から作品に織り込んでいると思っております。
こういう『巨大な異物』が、文章に影響して、一読して文意が取りにくい事になってるのではないか?と自分の国語力を棚に上げて、納得したりして。
『吉村美代子』→『一樹十一代子』『樹十二代子』…ひどい遊びです。こういうのは、どうにでも組み合わせられそうです。
ただ、『桜に封じられた麁乱大荒神』や『入団希望者11人→12人』にコジツケできればそれで幸せです。
以前の更新で『森さんが敵に回る?』予想をしておいたので、『雪山症候群』307Pで『機関を裏切る』と宣言している『古泉』がピンチになる、という予想はありかも、と思っております。
面白いハルヒ同人紹介
パンダコアラ社『涼宮ハルヒの卵葬』:表紙の尾長鳥への力の入り方が凄いです。「社長」の「寺山電」さんと、「三日月藻」(懐かしい!)さんの合同誌。藻さん、「社員」なんでしょうか?
電さんの「涼宮ハルヒの産卵」と藻さんの「涼宮ハルヒの葬式」を合わせて「卵葬」なんですね。普通の感性ではないようです。
前書きで「赤い羽根募金」への募金呼びかけと「森林保護募金」への参加のアピールが載ってる、「社会派」なサークルさんなのに、
めくると目次の「フクちゃん」(藻さん・画)が…普通じゃない。
後書では、「三日月藻」(キモと発音してください)。爆笑。
ポンジュースの語源や尾長鳥の薀蓄が勉強になります。
電さんの「産卵」ネタ、デザイン化された可愛らしい絵とふんわりした雰囲気の画面で、2頁目のラストまでは、やぶうちゆう「ないしょのつぼみ」的ノリなのに、いきなり「カリメロ」と「茂木さん」。妙に笑えます。
「前衛」!?「寺山」は「修司」のリスペクトですか?
めくると、明るい雰囲気の中で、パンモロ(縞)→脱→「くぱぁ」→「産卵」(M字開脚)と「電車道」。…だから「電」さん?
キョンも流血する異常空間もスルーされてしまう展開が良いですね。やりたい放題。ハルヒが産んだ卵の中から凄い何かがどぱあと出てるのに笑いました。
ウソ予告「キョン、まさかの産卵」が爆笑。砂糖、塩、動物性蛋白、蓚酸の摂取を控える必要が有るでしょう。
没になった涼宮ハルヒシリーズの一覧が凄い。頭の回転が良い方たちだと思いますね。
「涼宮ハルヒの携帯」が本当に勧誘に過ぎないのが笑えます。「涼宮ハルヒの乳頭」は本当にやってほしいですね。
藻さんの「葬式」ネタはシリアスです。ストレートに「ハルヒ」の死に直面したキョンの動揺を描いています。背景も丹念に詰めています。
鶴屋さんのコメントが印象的。ラストは救いがあるオチを付けておられますが、この鶴屋さんの発言で事実上落ちてると思いますので、この「救い」は藻さんの価値判断だと思います。
若い同人作家さんは、将来の成長を前提にして人生設計なさっておられると思いますが、「明日死んでも後悔しない今日の生き方をしたか?」という問題意識は思考実験としてやっておいても良いと思います。
山葵喫茶『屑宮ハルヒの憂鬱』:かわいらしい表紙の3LTKさんのコピー本ですが、裏表紙のコピーが「アナーキー&アバンギャルド」…最近、そういうサークルの本をゲットする機会が増えてるような気がします。
原作の1シーンを脱線させるという様式ですが、
長門の「いいわけねーだろ」、ハルヒの「別に」が笑えます。一発ネタのスピード感が良い感じです。
ハルヒの「逃げたら死刑」、みくるの「禁則事項です」4連打は、「ヤンデレ」で攻めてます。「間」の使い方もうまいです。
元々可愛らしい絵柄で、ヤンデレ豹変後のの表情も上手く描けてるので、落差が有って、笑えます。ネタと技術が合ってます。この方向で1冊出しても良いと思いますね。
吉吉亭『潜入貧乳混入』:キョンハル好きの443さんの初ハルヒ本。普段、私の使わない種類のトーンをがんがん効果的に貼っておられるのが、画面を引き締めてます。描き慣れておられます。うらやましい。
1本目でいきなり、キョンとハルヒがお互いにマッサージするといういやらしいネタ。表情が上手いのでドキドキしますし、
いきなり「立ち上がったらダメなものが」…笑いました。妙に盛り上がります。
スッキリした清潔感溢れる絵柄なのに脂っこいネタ、という方は少なくありません。うらやましい。
今の私は人体構造の修行中でくどい絵ですが、描けなかったポーズ描くための練習でありまして、来年辺りから線を取捨選択して、スッキリした絵柄に洗練してゆく予定です。
ピンチからピンチへというオチは良かったです。ハルヒはこういう娘ですよね。
2本目の妹ちゃん絡めたプリクラネタもオチのハルヒの膨れっ面が可愛らしいですね。妹ちゃんと変わらない幼さがある、という指摘は鋭い。
原作でも「エンドレスエイト」でキョンがハルヒによろめくシーンは「年より幼く見える」瞬間でしたし。
SENYEN『にゃーにゃー!こねこ』:スッキリした太股の猫長門の表紙、あっさりした表現なのに、なんか色気が有ります。セーラーのままが好判断。
何度か紹介させていただいてる、吉田さんと増田さんの合同誌。
ときにさりげなくサービスシーン、ときにがんがんサービス展開、のサークルさんですが、今回もやりたい事に忠実に本を作ったご様子です。(増田さんの牽引力!?)前書き、コメント、で猫耳長門、犬キョンコ炸裂。
ちょっとした凹凸で乳首の表現とか(キョンコですが)、本編紺ソックスだったからカットは「ニーソ」(しかもワイシャツ)という踏まえ方とか、サービス怠りません。
御二方とも絵がどんどん成長しておられますが、描きたいこと有ってこその絵柄の改善で、これも読者サービスの一環ですから、見習いたいです。
吉田さんの「犬キョンコ」ネタ、ここの長門さんは妙な拘りで動いている瞬間があります。そこが妙で良い。
長門が冷静に耳に突っ込みつつ、切ろうとする耳が「非対称」なのが笑いました。「宇宙的合理性」?
結局、犬キョンに猫長門という、「キングコング対ゴジラ」的豪華(超?)展開。こういうの私もやりたい。
ドラマCDでの「ゆきりん」願望を見ても、公式でも「実はノリが良い」キャラに成長しつつあるような気がします。
キャラが可愛らしいから、「ハルヒと長門が欲望に忠実に行動してキョンコを泣かせちゃったのに、全然反省の色がない」、という冷静に考えると極道な展開がさらりと読めてしまうのが得してます。羨ましい。
キョンコ可愛そうですが、笑ってしまいました。こみパで、詠美ちゃんが、可愛らしいヒロインをいじめ倒せばウケる、と言ってましたが、キョンコ、ヒロインの資格アリ、ですか?
吉田さん、太股がすらりと綺麗な画風ですので、股の見える下から舐めるようなカメラアングルがもっと有るとオヤジは喜ばしいです。
増田さん「猫、拾って下さい!」は。猫長門と同居ネタ。もちろん、キョンは家族と同居のまま、という凄まじい設定。
ジェームズ三木が、事件の起こりそうな人間関係を作れたら勝ち、みたいなことを書いてましたが、まさにコレ。どんどん事態が転がるように悪化します。期待通り。笑います。
いきなり3ページ目にして妹ちゃんに発見されて誤解されてます。笑いました。あおきさやかvoが聞こえました。
宮崎駿が、ラピュタのシータが太股を見せるシーンについて、見られることを意識しない独り暮らしはこうなるのだ、とコメントしてたそうですが、初っ端のスカートから太股、はそういう感じです。あくまで宇宙人(しかも今はケモノ)。
マイペースでやりたいことだけやる、という欲求忠実長門が、吉田&増田の共同幻想らしく、この状況で食事の「リクエスト」。
キョンの立場完全無視、でも、自分の好物を話してるうちに口元によだれ、という長門が微笑ましいです。もう一匹の「動物」ですね。
機本伸司「神様のパズル」で薄着の上にジャージという沙羅華の着こなしがエロで良かったですが、猫長門のブルマの上にジャージは、これはこれで妙に生々しい生活感がして好判断ですね。
妹ちゃんのショックエスカレートしてるのが笑えます。ここから1コマで「ハッピーエンド」という増田さんの豪腕ぶりに感服。
「上書き」の恐ろしさを目の当たりです。笑うしか。
やはり、終わり良ければ全て良しですよね。
久々の新刊ということですが、エネルギーを消耗するのが「サービス」で、体力消耗する芸風だと思いますから、体力チャージしてエネルギー切れで絵の元気がなくならないようにして欲しいです。
まだまだ紹介続きます。

『涼宮ハルヒの驚愕』マヤ神話で展開予想…鶴屋さん『死神アヌビス』で『名医・蛇遣い座』

2009-03-10 01:15:25 | 涼宮ハルヒ
『ムー』2008年9月号で『2012年「マヤ大予言」』の記事を読んで、1999年に次ぐ、終末予言として、谷川さんは『分裂』~『驚愕』に絡めてくるだろうと、勝手にコジツケることに決定。
キョンも『憂鬱』で、「これと言って何も無かった」と1999年を回顧してましたし。谷川さん、どうせ2012年には滅亡するから、続きを書かないのかもしれません。現実とリンクですか。久米田康治先生の絶望先生ネタにありましたね、「どうせ滅亡するから」ネタ。むしろ久米田先生が預言者的です。
ムーに載ってたマヤ神話『ポポル・ヴフ』、なにやら憲法学で有名な判例『劇団ポポロ事件』と、マヤコフスキー・メイエルホリドの『ミステリヤブッフ』を足したようなタイトルだなあと思いました。
関係有りませんが、ザ・スニーカーの『時載りリンネ』のメインヒロインの名前が『メイエルホリド』と聞いて、前衛劇の人を連想してしまいました。
エイドリアンギルバート『古代マヤ文明の暗号』を青木さんから頂き、読みましたところ、
『ヘラクレス』と『鷲座』の神話と『フンアフプ』と『ヴグブカキシュ』の神話が似てるというので、「鳥を射る」パターンで、天若彦と羿の話を足しました。
「9個の太陽を射落としたら3本足の烏」という話は普通引用されるときは『中国の神話』『中国の民話』という話ばかりで、出典が不明でしたが、『楚辞』の現存最古の注釈をした後漢の『王逸』の『天問』への注に引用した『淮南子』逸文らしいですね。現存する『淮南子』には入ってないんですよ。
日本にも『入間』の地名起源説話として似た話があって、前に住んでた場所が入間のある埼玉県だったのも偶然ですね。今は『平将門』伝説の千葉県ですし。前の更新で少しずつネタにしておきました。『七夕』繋がりから振ったほうがハルヒネタとしては良かろうと。『エルキュール・ポワロ』ネタにも脱線できましたし。『ホームズ』も。
私は『ハルヒ』~『七夕』~『リンダシェーレ』『エイドリアンギルバート』への長距離コジツケ連鎖をコツコツやってきたわけです。
『フンアフプ=射手座の太陽』→『射手座の日』といえば!?
何故、『暴走』所収『射手座の日』でコンピ研が作ったゲームのタイトルが『TheDayofSagittarius3』なのかがちょっとだけ解かりました。
『3』は『烏の足』?→『烏の足跡=ピースマークに似てる』→『平和』希求?
大団円がこのブログの狙うところですから、大歓迎。コジツケ。
『射手座の日』は2004年、リンダシェーレは1997年に死にましたが、研究成果は2004年までに邦語で読めたと思うので、
谷川さんが選んだこのタイトルは『射手座の太陽=フンアフプ』だろうと、コジツケしておきます。過去の捏造ですね。
『スターゲイト』の寄生生命体『ゴアウルド』『トクラ』の情報を能戸さんから教わり、前の更新でネタに出来たので、
今回エイドリアンギルバートのトンデモ説『スターゲイト』仮説にコジツケできました。いきなり直結よりワンクッション『特撮』ネタを経由してハルヒに繋がりを保ちます。文字多いですが、コジツケ連鎖優先。
何故、鶴屋さんの先祖は『房右衛門』なのだろうと、『陰謀』読んでからずっと考えていて、
青木さんや馬場さんが買っていらした暦についての本で『房=サソリ座』とあるのを知ったのですが、エイドリアンギルバートの本の絵で、ああ、『マヤの壺の絵』だ、と。
『房=蠍座』の右で『門=スターゲイト』を『衛(まもる)』存在。コジツケですから、語順は無視。
谷川さんと、エイドリアンギルバートは目的が違うので、『門』を守る存在は必ずしも『フンアフプ』とかでなくて良いと考え、『天秤座』『蛇遣い座』も『蠍座』の近所だという理由で、コジツケ連鎖。
『天秤』は『星乙女・正義の女神アストレア』の持ち物だそうですが、『死者』と関係する『天秤』といえば『死神アヌビス』。ドラマ『スターゲイト』に出てましたね。石黒正数『それでも町は廻っている』で主人公にコケにされてました。『犬の頭』ということで『犬』繋がり。
『地獄の番犬』=『ケルベロス』も『ヘラクレス』繋がりでしたね。
『死者』関連で、鶴屋さんの語尾『にょろ』から連想→『死者も生き返らせる名医』、『アスクレピオス=蛇遣い座』というコジツケ。
『佐々木さん=死者』説をコジツケしてきた身からすれば、『死者を蘇らせられる』という能力は、是非コジツケに加えておきたいところです。
しかも、『ヘラクレス』『カストル・ポルックス』『オルフェウス』と同じイアソンの『アルゴー船』の乗組員仲間という説も有ると聞いたので、コジツケは面白くなる方を採ります。
『何で語尾が「にょろ」なんだろう』とずっと思ってたので、ちょっとコジツケで理由をでっち上げられてホッとしました。
『4世鶴屋南北』と『四谷怪談』ネタは前に振っておきましたが、今回は、『四谷怪談』初演の日『7月26日』が『幽霊の日』と呼ばれてるという話をコジツケ。
『佐々木さん=死者』に結び付けられそう。
鶴屋さんが『死者』と絡む立場にいるということにしときます。
最近、青木さんに見せて頂いた『チェゲバラ』の映画に『7月26日』という名称は出まくってましたね。
『7月26日運動』っていえばキューバ革命のカストロの組織の名称ですね。モンカダ兵営襲撃事件の日を記念して命名されたそうですが。
『幽霊』か『革命』か、『シュレーディンガーの猫』状態ということで。
『陰謀』の疑問の一つ、何故『瓢箪石』か?は前の更新で、『御伽草子「七夕の本地」「天稚彦」』の『一夜しゃく=瓢箪』に『七夕』繋がりでコジツケ。
逐語的に『なんで?』なので、遅読です。
そういえば、前回の更新で言及した『ポアンカレ予想』は2007年5月27日の更新で話題にしてましたね。『雪山』との絡みで。しかも、一行ごとに逐語的に謎ばかりで、全然読めない苦労を嘆いてました。
2年経っても変わってません。『萌え』とか『ライト』とかいって、最近読んだ『古語拾遺』並に逐語注釈が必要じゃないですか。どこの象形文字碑文ですか。
ただ、クノロゾフによる『マヤ文字解読』のくだりはエイドリアンギルバートの本の面白い箇所なので、苦心も面白さのうちで。
面白いハルヒ同人紹介
なんたん『全軍前進』:鈴波らいさんの「射手座の日」ネタコピー本。4コマ小ネタ連打。
今回、『射手座の日』の名前の由来について過去を捏造したので、丁度良いです。
「コンピ研部長」ファンだそうで。前回、菜恒さんの本でも部長活躍してたなあ、と。こういう偶然の一致が面白い。
原作、アニメ版のシーンを脱線させる手堅い手法。冒頭の「蹴り」が「練習」というのがひどい。でもハルヒっぽい。
コンピ研からの戦利品で「ソリティア」、それは部長氏も怒るわなあ、と。笑いました。「ソリティア大会」、ハルヒならやりそうです。
許可したら「バックスペースキー」。「ズコー」という感じ。この感覚は、と思っていたら、「後書」で種明かし。「ニコ動」テイスト!
「元気注入」に「こっちみんな」ネタ→「ニコ厨がハルヒ漫画描いたらこんなの出来た的ネタでした」と自己言及ギャグ。ナルホド、ニコ動の定石、「編集でストーリー改竄」の手法。面白いです。
「ニコ動」見てるとネタ出しに良さそうですよね。同人ネタの大半はネット上の流行の後追いですから、赤松健先生が何年か前に言っておられた、コミケからネットへのポールシフトが顕在化してますね。
なんたん『仲良し先輩!』:みくると鶴屋さんの「女の子デート」→「服選びネタ」。つるみく本命だそうで。
ツガノさんが漫画版でやってましたが、年齢が近いとか性別の壁とかの分、鈴波さんの方が、無理してるっぽくなくて良いですね。
女の子らしい服を自分で選べないからみくるに頼んだのに、選ばれたら恥ずかしがる鶴屋さん、新鮮です。待ち合わせ中のみくるの不安な心中とか、心理描写がリアルで良いですね。
「男が出来たのか?」で食い下がるみくるが、真相聞いて「何でですか面白くない」、笑いました。ありそうだ!
荒削りですが、心理の動きを丹念に追う芸風は武器だと思います。
ふみ子『無題』:ふみ子さんの初ハルヒ本。性転換ネタコピー本。ゲストさん(?)と合同本でショートコメディ2本。
ただ、サークル名不明、絵柄の違うゲストさん(?)の名前も不明…ついに恐れていた事態が。
「キョン子の憂鬱」、ゲストさんの作と思われますが、キョン子総受け。可愛らしい絵柄なので、谷口も可愛らしくなってるのがポイント高し。わわわわすれもの~と歌ってる女の子…萌えかもしれません。可愛らしいです。
谷口がこういうキャラだったら、5組の空気は違ってましたね。白石稔の運命も。
略奪愛(?)挑んでくる朝倉君も今まで読んだ性転換ネタで一番美男かもしれません。性転換すると神秘のオーラが消えちゃうことが多いんですよね。
ふみ子さんのネタは、キョンコの一言で、男の女顔争い(?)勃発という展開。会話が面白いので、性別が転換しただけでいつもの部室の筈なのに面白い。
男ハルヒの「悪かったな!かっこよくて!」、女古泉の「すみません女で」、爆笑。
こういう濃い雰囲気の日常シーンを組み立てられると、オリジナルもパロもやり易いと思いますね。京アニのリアリズムもこの効果を期待してますよね。
また同人誌を見つける機会があったら、サークル名を控えます。面白い本をお作りになるでしょうから、ここで紹介できると思います。
NMS『キョン子いじり』:シャチさん、初の全年齢向け本だそうで、どうりで初めての紹介なわけです。
どうりでゲストのフラットラインさんのキョンコイラストが良い感じのポーズ集になってるのか解かります。ポーズの参考になります。粘液ネタですが。
シャチさんもトリモチネタなので、「ねばねば」縛りの本になってます。そのこと自体で笑えます。
ハルヒとキョンコで「女の子デート→服選びネタ」という鈴波さんの「つるみく」ネタと似た展開でありながら、
「ぶしつけな呼びつけ」→「怪しげなビルの一室」→「コスプレ」→「逃亡」→「トラップがトリモチ」…地獄ですか?
ドキドキがないというか、これはこれで笑いました。「取れるわけありません」という改まったハルヒのセリフとか。空気が変。エロもこういうノリですか?
「涙目のハルヒは見ものだった」という要約がキョンらしくて良かったですね。
まだまだ紹介続きます。

『涼宮ハルヒの驚愕』展開カオス予想…『ポアンカレ予想』~『ツァラトゥストラはかく語りき』

2009-03-09 05:33:24 | 涼宮ハルヒ
『ポアンカレ予想』という『ミレニアム問題』が存在することを知ったのは、知人の能戸さんから、ペレルマンがポアンカレ予想を解いたと言う番組をNHKでやっていたという話を伺ったときです。
馬場さんがビデオ録画なさっておられたので、実際に視聴しましたし、馬場さんからドナルド・オシア・著、糸川洋・訳『ポアンカレ予想を解いた数学者』をお借りすることも出来ました。
2002年に証明の概要が出され、詳細が2003年に発表されたので、
オシアの本の巻末年表は『2002年、ペレルマンが最初の論文を発表』
ウィキペディアは『2002年から2003年にかけて証明』
野口廣『トポロジー』は『2006年証明』
と、奇妙なことになっていて、これ自体、面白いので、今回は『22』や『ZOZ』『OZ』を含む『2002年』の方を使っております。コジツケですから。
前の更新での、『クラインフェルター症候群』でも、子供が作れる場合は除外して記述しちゃってますし。厳密じゃないですねえ。
『涼宮ハルヒの憂鬱』発売が2003年なので、これは谷川さんも意識してるかも、と勝手に思い込み、
『2006年フィールズ賞受賞』に触発されて『涼宮ハルヒの分裂』~『驚愕』は、『ポアンカレ予想』を絡めているかもしれない、と決め付けて、
2007年の佐々木団登場以降の総集編のタイトルは『位相幾何学』から『異装奇歌学』にしました。
折角なので、前書きで『ポアンカレ予想』にちょっと触れておきました。
今回、ネタにするまで長かったですね。ホッとしております。
馬場さんから野口廣『トポロジー』をお借りして、めくると冒頭から『オイラー』の『ケーニヒスベルクの橋』問題が『トポロジー』の始まり、と。
『暴走』所収『雪山症候群』295Pで古泉が『オイラー』も『ケーニヒスベルクの橋』も語っていまして、
『暴走』は2004年発売ですから、『ポアンカレ予想』絡めるつもりなら、証明完成翌年から仕込んでおられたことに成ってしまいますが…
今から思えば、佐々木さんの事と思われる女性の影は『憂鬱』で既に書かれてますが、
既刊をまとめてドンデン返ししようと狙ってるんじゃないかという気配がしだすのが、
2005年の『陰謀』はかなり濃く、2004年の『消失』はそこはかとなく、なので、
2003年10月の『溜息』前後、『笹の葉ラプソディ』初出2003年8月、『エンドレスエイト』2003年12月、辺りからの仕込みと考えても良いのかも。
それはともかく、『宇宙の歪み』で『天蓋領域登場』というコジツケ。
同様に、『時間の歪み』で『未来が過去に』、と考えると、
『憂鬱』175Pで初めて高校生ハルヒから聞かされる『恋愛感情なんてのは精神的な病の一種』というセリフについて、
『分裂』242Pで、中学時代のキョンが、佐々木から『昔ね、そう言っていた人がいるんだ』と聞かされることが可能になるなあ、と。コジツケ。
前回の更新で折角『ゾロアスター』を出したので、『ニーチェ』の『ツァラトゥストラはかく語りき』の『永劫回帰』を『ループ』とコジツケ。
『超人』…『ティガ』やら『神人』やら『カストル』やらに繋がりますね。
『ツァラトゥストラ』を初めて知ったのは、星野架名『緑野原学園シリーズ』の『Psiクロンシンドローム』だったかと記憶しております。父から『かく語りき』翻訳版を貰って読みましたが、『ハンナアレント』が『ハイデガー』や『ヤスパース』の知恵を借りて解釈したものを政治学の授業で習うまで、
『他人からの評価に左右されず、自分の従う判断基準は自前で作れ』という考え方かと思っておりました。
佐々木源氏→みなもとしずか→『佐々木=しずかちゃん』?は未来からの介入繋がり。おたはぶれあそび。
面白いハルヒ同人誌紹介
らくのぉと『鶴屋家むかしばなし』:ギウラさんのハルヒ・鶴屋さん中心、絵本形式ギャグ、「動物化ネタ」、コピー本。兎と亀です。
可愛らしいデフォルメキャラなのに、いきなり表紙から鶴屋さんパンチラです。本文でキョンは緊縛ですから、そういう本なのだと言うことですか。
ギウラさん、なかなか濃いネタ振り。『鶴なのに亀』→『亀だから亀甲縛り』→『実は違う』、意外な考えオチ(?)で笑いました。『亀は陸上では結構早い』とか、勉強になります。
このギャップを演出すべく意図して絵本風を採用したなら中々の計画犯。結局、キョンの縛られ方は何縛りなのでしょうか?
結末がハッピー(一部、やらないか)なのは好判断。鶴屋さんが仕掛け人という構造は、原作もそうみたいなので、踏まえてると思いました。
内容薄い、と反省の弁ですが、画面の組み立てに光るものが。デフォルメながら、制服の細部も再現する拘りがありますし、可愛らしいキャラ(かぁいいモードハルヒとか)を描けるので、絵は上達すると思います。
画面内の軸を初心者が良くやる「左右」でなく「手前・奥」に置いて、画面に奥行きを出そうとしていますし、トーンの濃さを観易いように選択なさっている様子で、読んでいてずんずん進む感じがする効果が出ているので、奥行きと動きのある芸風に進化できると思います。
アップの時の細部の描き込みと(肌影まで入れてる!)、ロングでの細部の省略という作画上での遠近法の描き分けはやろうとしているので、映像表現に起伏のある芸風にも成長できると思います。
倉庫(S.H.S)『SOS!』:菜恒さんの初ハルヒ本。こういう世界を作る方が2008年3月参戦とは、ジャンルとして有り難いです。イベントに行くたびに初めて見るサークルがいるのが楽しいですね。
古泉キョンネタがCITYとかオンリーで独自に進化しているのは良いとして、性別を問わぬ逸品が平行宇宙の壁で普段気付けていないということですが。
冒頭いきなり谷口・国木田のピンクレディ。(服はブレザーです)これだけでもツボですが、後書の向い側で生徒会長・コンピ研部長も踊っていたのが不意打ち。
「頭のわるいあさくらりょうこ」「ポニテ萌えが高じたキョン」、編集で漫画の外も笑える、中継ぎのカットも含めて油断のならないサークル。「おまけの佐々木団」も地味に藤原を精神的に痛めつけるナイス状況。後姿の九曜さん、足が床に付かない「お子様サイズ」の様子。細かいキャラ作りをおろそかにしないところが、ネタ出しの巧みさの土台ですか。
椅子の形からすると、「SOS団」指定席に座ってるという設定ですか。手間掛けずに上手く処理してると思います。
「こいずみいつきのイメージ」、「好物ビシソワーズ」に「つくりすぎ」とキョンが突っ込むのが笑いましたが、実は食欲がない時にオススメのスープだそうですから、ハルヒからの質問に、キョンのいる前でこの返答は、縁の下の力持ちが笑顔でチクリ、ですか。
たった1枚のカットでも詰めてくるから面白い。見本頁頼りのDLの課題でしょうか。
4コマの「わんこそば長門」、淡々とした間の演出はストーリー4コマ向きですね、笑いました。2頁の「雪山」ネタも、めくってオチが正解。爆笑。
ネタを映像化する場合に、ネタを殺さない形式を選択してるのが勉強になりますね。
しかも、よく考えると、「わんこそば」「誘惑キョン」も、原作の段階で、こういう面白さだったと気付かされます。原作への突っ込みが適切、というか、原作の真価を引き出せてると言うことですね。ベテラン。
ショートコメディ(?)の「バグ長門」ネタも、「消失」って良い話っぽいけど、よく考えたらこういうことだよね?と気付かされる話。冒頭から「キック」、爆笑。思いついたが勝ち。
「ローキック」と並行して会話する(しかももめてしまう)古泉とキョンというのが凄い笑えるシーンですが、キョンが状況を悪化させる展開が笑える。「蹴るものを捜す長門」が良すぎます。
古泉「…これは屈辱的ですね」で爆笑。そのまま会話続ける展開が凄い。でも、原作もこういうノリですよね。カマドウマのときとか。
きちんとSFしつつオチもつけてます。どのジャンルやっても面白く出来そうですね。
倉庫(S.H.S)『犬と猫』:「動物化」ネタ。猫キョン、犬古泉。各々メインのショートコメディ。注意書きの成分表示とかで地味に威嚇されます。
猫キョン話、「吾輩は猫である、名前は…」、ナルホド、と納得。ハルヒに首根っこつかまれて下げられてるキョンが笑えます。デフォルメが良い味。
古泉へのツッコミ、「どこのお母さんだお前は」が笑いましたが、古泉の裏の顔を念頭に置くと、「情が移っては困りますから」は非常に恐ろしい発言だと思います。菜恒さん、原作の行間を読んで描いておられますね。味わいを再現できてると思います。ギャグでもやれるんですよ。
長門が容赦なくじゃらすのがらしくて面白い。
シャミセンとの会話が、監獄での古参囚人との会話の雰囲気。妹ちゃん看守。
描きたいものは全て突っ込めたそうで、同人作品としてあらまほしき姿かと思います。
犬古泉ネタ、「エスパー犬」の超展開。でも、原作の「エスパー」設定も良く考えたら笑うところですよね。
作者自身「うざい」連呼ですが、「甘えたいさかり」とか「めちゃくちゃ尻尾振って」とか、真剣な古泉には申し訳ないですが爆笑です。
可愛らしいと考えてネタ出しして作画したという過程はよく理解できます。良い雰囲気→めくって「なんだこれは!!!」、夢オチ、笑いました。キョンが精神を侵食されてるのが良いですね。
耳と尻尾がウソをつけない、ということで、古泉の動物的に純粋な慕う心がキョンにストレートに伝わるので、キョンもつい流されると言うことでしょうか。
展開されるネタを読むと、獣化ネタは、単なる「変身」を超えてもっと普遍的な、相手の内面がどうなっているのか気になる、という問題意識から出発した思考実験なのだろうと思います。普段のキョン古泉の心の壁を踏まえて読むと、いい形の実験をしたと思いますね。ディスコミュニケーションへの処方箋を考えるというテーマは青春モノ、学園モノの王道押さえてると思いますし。
(不確かな記憶ですが、動物に人間と同じ心が有るか否か、についてヒュームは狼には有ると考えていたようですし、南方熊楠が蟹について否定していたのを読んだ記憶があります。)
「夢オチ」2連発に反省の弁ですが、『憂鬱』も、「夢オチ」のSF解釈なわけですから構わないと思います。「夢オチ」はダメというのを狂信している、先に死ぬ世代が、夢オチやらないことでカンヌ取りまくって、映画の興業収益も鰻登りで、世界一のコンテンツ大国に成れてると言うなら説得力あるんですけど。面白さと関係ないということで。
目指すのが「夢意オチ以外のオチと心中する」事でなく、「作品の面白さ」なら、「夢オチでも面白い場合」を最初から切り捨てるほど人生に余裕は無いと思いますが。
倉庫(S.H.S)『白有希姫と七人の長門たち』:コンピ研部長活躍本。白雪姫ネタとコンピ研活動長門ネタのショート2本ですが、長門好きコンピ研部長氏の巻き込まれが面白い。
こういう毎日なら、キョンほど巻き込まれなくても、学校生活が楽しいと思います。
「白有希姫」、キスシーンでもめるのはお約束ですが「それもなんかはらがたつ」が微笑ましい。めくって「キッスシーンか」「そうです」で爆笑。この構成が得意な方ですね。本作り慣れ。参考にしたいところ。
設定の「お城の急進派ってなんなんでしょうね」は笑いました。漫画以外も面白い。カットのコンピ研「A」「B」の笑顔も笑える。彼らには失礼ですが。おかしい。
小人の活躍をかけなかったと残念がってますが、裏表紙で良い感じに勤労奉仕しております。フラッシュアニメにして動くところが見てみたい。
「長門コンピ研活動」ネタ、ハルヒの独占欲炸裂がらしくて良いですね。この会話シーンを踏まえてのオチ。大笑い。
オチになるまでこの「蹴り」は読めませんでした。そうなる可能性高いのに。これは段取りが上手い。中盤で、コンピ研部長と長門とのやりとりをきちんと描いてるから技が決まります。油断してました。
「目薬」ネタは、「ヒトメボレLover」のノリから考えて、原作でもやりそうですね。
間の計算の合理性が、「キスを拒絶する冷たく見える」展開も、「疲労を労わるように見える」展開も平等に起こしていると言う設定かと思いますが、私の好きな思考実験です。
「モノに触れて心動かされる」のは二条良基だか京極為兼だかの歌作りの極意に有るようですが、アヤナミ系、長門の良さもそういう所に有るのだと思います。
普通、意思を持たない女性への愛は男の自己中心的支配欲だ、強姦だと批判しかされませんが、行動規範としてはともかく内心の審美眼としてはアリかと。
菜恒さん、「出来事」を「物語」に格上げするのが上手だと思います。ちょっとした会話で間が持つのもそのためかと。盗みたいところ。
紹介はまだまだ続きます。


『涼宮ハルヒの驚愕』展開無責任予想…『長門=ウルトラマン』『佐々木=ゼットン』!?

2009-03-08 00:15:53 | 涼宮ハルヒ
漫画のバランス崩れても、2007年4月から、テキトーに吹いていた思い付きが、偶然の一致だけで、コジツケ連鎖しつつあるので、『もやしもん』のイツキ教授のノリで長文ネーム。
『ヨハネ黙示録』8章11節の『星がみなもとに落ちる』→『佐々木=宇多源氏=ミナモト』→『佐々木さんに星が落ちた?=寄生されてる?』
というネタを何処で使おうかと思っていましたが、
偶然、『TIGA=3』から『黙示録』の『第三の御使い』に繋げられました。
『消失』の24Pでキョンが『ゾロアスター』について語っていて、
『トゥールのグレゴリウス』が『フランク史』の中で『ゾロアスター=生きている星』と解釈していた様に記憶しておりますので、
『生きている星』→『憤慨』に出てきた坂中の『犬』に取りついた『寄生生命体』
→『ゾロアスター』という連想。
青木さんから頂いた、青木健『ゾロアスター教』という本で、
ゾロアスター教は『近親婚』が理想→『分裂』159Pの佐々木の発言、『この世で最も注意深く大事に扱わねばならない関係性』に繋がる?
『犬』が善なる獣→だから阪中の『犬』に取りついた?→長門が『犬』から『猫』に移したので『犬で猫』になった?
と連想。
佐々木さんが『犬で猫』という結論有りきで補強証拠だけ集めれば、どうやってもコジツケは連鎖すると言う実証です。
『分裂』でハルヒが『特撮映画』撮ってるという記述から、大槻ケンヂ『特撮』にまで連鎖したり。偶然て意外と有るものですねえ。
小野さんのユリゲラーリスペクトセリフ(!?)が古事記にまでリンクとか。偶然。
以前、谷川さんと奈須さんはお互いを意識し合ってる?と勝手に決め付けてましたが、
『佐々木さん=ゾロアスター』ということで、Fateの『アヴェンジャー』=『アンリマンユ』に繋がっちゃいますね。
折角、『暴走』36P、『エンドレスエイト』で長門が『光の国から来た銀色宇宙人』のお面を買ってたので、長門にもウルトラマンネタコジツケ。
長門の部屋番号『708』→『M78』に『ウルトラの星』がある
→『長門=ウルトラマン』
という短絡。
『退屈』178P『ミステリックサイン』に『ZOZ』団登場
→『ZOZ』は『202』に似ている→『背番号22』は『佐々木大魔神』
→『ZOZ』団=『佐々木』と関係?
という連鎖を今までの更新でネタにしてきたので、
『ウルトラマン』倒すのは『ゼットン』→『ゼットン』は『Z』に音が似ている
→『Z』は『ZOZ』団の『Z』?→佐々木と関係する『Z』=『Zoroaster』?
という連鎖に強引に持ち込みます。折角『ゾロアスター』ネタ振ったんですから。
…佐々木さん、『ティガ』で『ゼットン』ですか?
『佐々木=死人』ネタは悲しいので、勝手に『佐々木さん=瀕死』と希望的観測して、『瀕死の人間に宇宙生命体を寄生させて延命させる』という『スターゲイト』ネタをコジツケしておきました。
一応、キョンが、『佐々木=死人』説を認めたくないのでこういう発言をしてる、という体裁を採ってます。
ザ・スニーカーの、火浦功の担当さんが、『アメリカのテレビドラマを参考にすべきだ』と書いておられて、同じ雑誌の作家さんですから、谷川さんも『スターゲイト』を参考にしていたりして、などと勝手に思っております。
面白いハルヒ同人紹介
サークルやらないか『情報統合思念体本』:中備準さん主宰の合同本。主宰もゲストも存分に暴れております。裏表紙のパロが凝ってます。
消去法で、ゲストの月さんの作品より前が中備さんの作品と思われますが、カメコ朝倉さんネタで、朝倉×長門ネタで押すかと思いきや、『憂鬱』の朝倉襲撃シーン、『消失』の鶴屋威嚇シーン、で「孤独のグルメ」の店主固めシーンパロ。見開きで同一ネタなのに2度笑ってしまいました。強引さの勝利か。
この「孤独のグルメ」ネタ振る方って、解かってるというか、上手いというか、何度やられても笑わされちゃうんですよね。
「あんたの為に作ったんじゃないんだからね!?」のキョン、ハルヒのすれ違いもテンポ良くて良い感じです。
ハルヒと別作品の当て嵌めネタの様ですが、うまく料理してあって、元ネタ知らなくても笑えます。
「黒いハルヒ」、序盤、日給800円で古泉埋めてる、という展開を淡々と語ってるだけで面白い。「別の所に行くわよ」は爆笑。
中盤、「古泉に落書き」「掘り出す料金2400円」で古泉には失礼ながら笑ってしまいました。黒い笑いです。
キャラ造形がスッキリして女の子キャラが可愛らしい芸風の作家さんは、酷いネタもショックを和らげて伝えられるので、良いですね。
終盤、古泉が、ハルヒに妙なポーズであしらわれたり、「殺意を芽生えさせる」と言われた上に、キョンにまで「ムカつく」と言われる所も、不謹慎ながら笑ってしまいました。
こういう仕打ちを面白がってちゃイカンのですが、笑ってしまいます。キャラをいじめた方が面白くなると解かっていても、なかなかネタを転がせないので、こういうのが巧みな方の作品は参考になりますね。
ゲストの月さんの漫画「涼宮ハルヒのなんとか」、みくるのバックドロップで吹いてしまいました。何度読み返してもこのシーンは声を出して笑ってしまいます。
こういうアクションが苦手なので羨ましいですね。
それ以降は、キョンのメイドに古泉のナース、キョンのメイドにハルヒがよだれ、という追い込み。デレハルヒに持ち込むとは!
しかも妹ちゃんオチ!顔がほころびますね。
長門のキョンのブレザーへの動物的執着も可愛らしすぎ。女の子キャラ可愛らしく、男はハンサムに描ける芸風なので、こういう恥ずかし描写は向いてますね。
読後感が良いわけです。後書のキョンの香にメロメロなハルヒも良すぎ。
「お前も蝋人形にしてやろうか」は爆笑。
ユウゴさんのキョン長門相談ネタ、昔、作文でネタが思いつかないときは「ネタが思いつかないこと自体」をネタにしろとか言われたものですが、
「ゲスト原稿でどういうのが喜ばれるか」という問いに対して、「キョン好き長門の抑制された好意の発露」!しかも「無表情ver」!
これは模範解答と言って良いでしょう。
普通頭身キャラと力を抜いたディメンションを落としたキャラとの緩急と、コマ割を駆使した「妙な間」の醸成とで、味わい深い漫画に仕上げております。盗みたいですね。
「お前しかいないだろ」が面白すぎ。
後書コメントカットのドナルドでも笑いました。これ描けたら勝ちですよね。
涙星さんのリアルオヤジハルヒのセクハラネタ、元ネタが有るのかも知れませんが、この画力でこういう直球勝負は贅沢な才能の使い方。理想の一つですね。
このネタが普通に見えるくらいのテンションの主宰とゲストの作品が一冊になってるという奇跡が凄い。
J・Eさんの「筆ペンマンガよ!!」、器用な方です。キャラは可愛らしいし。後書の蘆ぶらぶらちびハルヒとか、良いですね。
様式も、単発4コマ、1頁漫画、同一ネタ4コマ連作、ショートコメディ、と多彩。ネタに合った形式を当て嵌めておられるのだと思いますが、上手いです。
スレイヤーズネタ、「特盛」ネタ、キョンに丸め込まれてしまう「キョン好き長門」が微笑ましい。そこに収斂させる転がし方が成功。
掃除当番の不思議ネタ、「ピザ肘」ネタ、「神人ハルヒ」ネタ、ハルヒを追い込んで、可愛らしいところを引き出す段取りも楽しいのが上手い展開ですね。思考実験的ネタも上手いと思います。
特に、「ピザ肘」の、同じネタに団員各人が違う反応、ハルヒも違うリアクションでどんどん絶望してゆく、というネタ転がしは上手いやり方です。
ハルヒの期待を裏切られてゆく表情の変化が上手く表現できてます。
ドジみくる、冷酷長門のお約束の一方で、古泉が騙せてないところが珍しいし笑えます。良い着眼点。
ラスト、キョンで救われるのが良いですね。輝くハルヒの表情も可愛らしい。
「神人ハルヒ」ネタ、ハルヒの胸の内をキョンだけは気付いてあげてるのがナイスです。こういう心の繋がりが根底に踏まえられてるので、ギャグの枠を超えた部分があって、作品が深まっていると思います。
地味に掲載作品中一番エロ度が高いです。胸の谷間の表現とか、みくる(大)の表情とか、やらしいですね。こういう表現力あってこそのギャグの面白さですね。
長文なので、他の本の紹介は次の機会に。

『涼宮ハルヒの驚愕』展開予想!?…『マッガーレ!』は『古事記』が出典!?

2009-03-07 04:29:52 | 涼宮ハルヒ
馬場さんにハルヒ同人を読ませたところ、古泉の『マッガーレ!』について、数秒で、
『マガレ』といえば、『古事記』上巻、『天若日子』の件の、『高木神』の呪文『麻賀禮』だろう、との指摘。これはネタにしようと。
なかなかネタに出来ませんでしたが、『七夕』ネタで、『御伽草子』の『七夕の本地』、『天稚彦』の話からネタに出来ました。
予告編のみ登場の『マッガーレ』と『麻賀禮』は無関係でしょうが、京アニに『古事記』に詳しい方がいらっしゃったり、谷川さんとの打ち合わせで話題に出たら、掛けてるだろうと勝手に思うことにしました。
『一夜ひさご』→『瓢箪』→鶴屋山の『瓢箪石』に繋げられたのもラッキー。
何故、『瓢箪』なのだろう?と思っていたので、コジツケ連鎖できてちょっと良かったです。
『軌道エレベーター』は機本伸司『僕たちの終末』で建設の話題が出てましたのでコジツケ。谷川さんが兵庫県出身のライバルとして、機本作品をリスペクトしようとしていたら、掛けてくるだろう、などと勝手に想像しております。
『陰謀』でキョンが森さんは敵に回したくない、と思うシーンがあるので、これは、『驚愕』で敵に回るのだろうと、勝手に予想しております。楽しみです。
『メメントモリ』は中世ヨーロッパの『死を忘れるな』という格言だそうですが、猫十字社の『県立御陀佛高校』のヒロインの名前で知りました。
沖縄に初めて行った時、首里城から真玉道の方に下りて、谷間を那覇に向って歩いていた時、『めめんともり』という名の喫茶店が有ったことを思い出します。
『森を忘れるな!』という意味でここで引用。
というか、谷川さん、『森=モリ=死』という掛詞ですか?遊んでますね。
皆のイメージする『森さん』にも合ってると思いますし。
面白いハルヒ同人紹介
トマトハウス『さよなら涼宮ハルヒの絶望』:えー、すみれさんの2008年10月5日の本を先に紹介してしまいまして、4月27日の本が発見されたので、前後しますが紹介します。極道です。
絵が安定しないと反省なさってますが、久米田康治先生の絵を再現しようとしての結果なら、自分の絵柄ではないのですから、仕方無いと思います。
久米田先生の人体デザイン化に比較して、すみれさんのキャラの手首や脚は肉感的で、それが其々の長所になっているので、気に病む必要も無いと思います。
ただ、本全体がかなり忠実に「さよなら絶望先生」を再現してますので、完璧を期したい気持ちもわかりますが。
肉感を表現するのに手描きの味は向いていますが、久米田テイスト再現優先なら、もっと硬質な均一の描線が必要でしょう。
ネタ自体はハルヒの構造に忠実ですから、いっそ、すみれさん本来の絵で、キャラの肉感を出した方が、長所を活かせたかもしれません。
オヤジの希望としては、お色気シーンを増やすとか。
朝倉さんを復活させたのはグッジョブです。長門の告白が笑いました。
ネタまで忠実に「絶望先生」したいのなら、「絶望」のリストアップとか、キャラが登場しながらコメントを繋いでゆくとか、「いたんですか」「ずっと」とか、「普通ってゆうなぁ!」とか「お約束」を押さえると良かったかも。
「いたんですか」「ずっと」とか、千里ちゃん暴走でスプラッタオチとかはハルヒキャラでもやれそうですし。
紙ブログまで再現してるのは好判断です。折角なら「前回までのあらすじ」「絶望文学館」も再現できると良かったです。
ぽて都『きょんこのゆーうつ』:小景いのりさんのキョンコネタ連作4コマ。タブレットでペンツールでしょうか?メリハリの付いた線でデザイン化された可愛らしいキャラが描かれます。
これで、腋の下とか、リアル絵でも間違える難しい箇所を描いてゆくのが凄い。
デフォルメキャラなのに、尺骨頭とか長内転筋とか、胸鎖乳突筋とか押さえてます。これが次の世代か?
可愛らしいキャラなのに、ネタが意外と無頼派。「鋏」とか「はえてない」だの「つかう」だの。絵柄が可愛いおかげで、さらりと流せるのが得。
「キョンコ総受け、古泉除く」というのが珍しいですね。長門の「興奮した?」、みくるの「着ろ!!」が凄い。むしろハルヒが純情に見えます。
キョンの脳が男のまま、という設定から、混乱するシチュエーションを強要すると言う転がし方かと思いますが、水着だのバニーだのコスプレネタに絞ったのが正解ですね。
次回からネームを切ってから作業するとの反省の弁ですが、4コマは単発連打も可能ですから、無理に連作4コマを狙う必要は無いと思います。
むしろ、折角、全身像も描けて、サービスシーンも描けるのですから、この画力を生かす為に、変則4コマにして大コマを活用して、全身像を見せ場にして画面を組み立てるのが吉かと思います。
商業の方も力まず頑張ってください。
らすかる『キョンコDEフィーバー!』:アライさんとくまさんの2人サークル。なるほど「らすかる」。性転換ネタコピー本。「らすかる=悪漢」だけにキョンコ受難ネタ連打。
アライさん、1枚絵と全く違う絵柄で4コマ。「貧乳はステータス」は予想の範疇ですが、「巨乳の女に失礼だろ!!」の論理展開は爆笑。
女性は言語野が活性化してると聞きますが、本当かもしれません。
「獣姦」への繋ぎも良いですね。
1枚絵のマニアックなネタも凄いです。
くまさんの4コマはアライさんの「獣姦ネタ」と平仄が合ってます。異種交雑!?
性転換してもハルヒ的迷惑なのがらしくて良いですね。
エロをやりたいようですが、寸止めでラブコメ止まりにした方が、広い市場にアピールすると思います。或いは、エロも健全もやるとか。
ジャンルごとに、必要とする技法が違うので、一本化するメリットは有るのですが、普通の人はエロは恥ずかしいものですから、ネタ出しやら描写やらで葛藤して寡作になってしまい、回数こなして上達するブレーキになるのを恐れます。
お二方とも時間切れでネタを増産できなかったようなのが残念です。もっと読んでみたいですね。
月岡ランド『無題とムエタイはなんか似てる』:コピー本。時間切れなのに表紙本文で紙変えという芸の細かさ、手馴れてますね。裏表紙の鶴屋さんの「つるっと」が良い味過ぎ。
可愛らしい絵柄で表情豊かなキャラ表現、で、ファンロード時代のながいけんネタからストパンネタまで振っておられます。これはアニパロ畑とかで歴戦の勇士の方でしょうか。
OP漫画しりとりネタ、でいきなり「ごわ」ネタ、吉田戦車ですか!読者置いてけぼり上等の立ち上がり。笑いました。
本文もしりとりネタで、きちんとハルヒのツンとデレを踏まえて、笑わせて、ゴールまで一気。良い読後感。
強引で超展開寸前、一歩間違えたら盛り上がらないところを、手馴れた「効果」「記号」の駆使で面白く読ませます。絵柄が可愛らしいのが助けてますね。
画面内のキャラ配置、空間構成も手馴れてるので読み易く、短編ながら、読んでるうちに展開に引き込まれます。盗みたいですね。
後書カットの「パンツだけどハズカシクない。」には爆笑。パロ慣れしてますね。原作への突っ込み方、ネタの捻り方が上手いです。
まだまだ紹介続きます。



『涼宮ハルヒの驚愕』独断展開予想…『佐々木さん』=『ウルトラマンティガ』!?

2009-03-06 15:55:52 | 涼宮ハルヒ
鶴屋山で見つかった金属片の成分、セシウムは『ポルックス石』の成分で、同じエルバイトの『カストル石』はリチウムが成分だということは前に更新したネタ。
『リチウムの原子番号3』→『背番号3=ダイエーの佐々木』と、『佐々木=3』というコジツケをしたので、
『3=インドネシアでTIGA』というのが『ウルトラマンティガ』の由来という話をコジツケてしまおうと。
『佐々木さん=ウルトラマンティガ』
ティガは『古代の邪神ガタノゾーアが海中から蘇る』という展開だったそうで、
佐々木さんが『分裂』の239Pで『古代の邪神が海中から蘇る』と言ってたのにコジツケられるなあ、と。
青木さんの話では『古代の邪神が海中から蘇る』というのは『クトゥルー神話』だそうで、ティガの元ネタはそれらしいですが、
ハルヒが特撮映画を撮っているというのが『分裂』冒頭なので、谷川さんは『特撮と言えば円谷』で『ティガ』から引っ張ったと勝手に思い込んでます。
『暴走』の『エンドレスエイト』で長門が『光の国出身の銀色宇宙人』のお面を買ってましたし。
『エンドレスエイト』の段階で、九曜さんと喜緑さんが関係して、暗躍していたらしいというネタは前に振っておきましたので、これまた連鎖。
『ティガ』の主人公『ダイゴ』は超古代人の遺伝子を受け継ぐ者だそうで、
『佐々木=超古代人の子孫』ネタを前に半村良『妖星伝』ネタと『テスカトリポカvsケツァルコアトル』ネタで振っておいたのがコジツケ連鎖。
しかも
『ティガ=光の巨人』→『神人』のイメージ。
『ダイゴ=光でもあり人でもある存在』→古泉が佐々木さんを光に喩えていた(『分裂』72P)
と連鎖。
既刊の同人で、『後醍醐天皇』の忠臣児島高徳の『天勾践を空しうする莫れ』の歌をタイトルに振っておきましたが、『後醍醐』→『ダイゴ』に偶然連鎖して良いですね。
『ティガ』=タイプが『3』→『三毛猫』と『3』繋がり。
『エルバイト』繋がりの『ナポレオン』コジツケだと『フランス国旗は三色旗』。
ばしばしコジツケ連鎖。
以前、差し入れで頂いたプチガトーの綴りに『TIGA』入ってますし、差し入れてくださった方は『ティガ』で『ハルヒ』を解読している先駆者で、あれは謎掛けだったのかとか冗談ですが思っております。ティガは日本のピラミッドの様な超古代史ネタも扱っていたようですが、『ピラミッド』という菓子も入ってましたし。やはり清少納言の『この君か』のノリですか。
何故『犬で猫』?についても、
『God』の逆が『Dog』、というのが谷川さんの連想の始まりだろうかと思います。
馬場さんに聴かせて頂いた、大槻ケンヂの『特撮』というユニットの『文豪ブースカ』という曲のラストで『God』『Dog』の言葉遊びをしております。
『特撮』繋がり?
根路銘さんとカラオケに行った時に、これを『犬で猫』に使おうという話に。
『神』の反対は『犬』→『犬』の反対は『猿=申』や『猫』になってしまい『神』に戻るとは限らない、というのが、『犬であり猫』の味わいだろうかと。
『フェルマーの最終定理』はワイルズが『背理法』で解いたのですが、厳密には『背理法』が成り立たない場合があるというのが証明への疑義だったと記憶しております。
谷川さん、『雪山症候群』の参考文献に『フェルマーの最終定理』を引用なさっておりますので、『神の逆は犬→犬の逆は猫』を楽しんでおられるのだろうと思います。勝手な想像ですが。
『申』が中途半端に『神』の一部を持ってるのも面白い。
面白いハルヒ同人紹介
ウソ8割デマ2割『続々おとうさんといっしょ!』:流水さんがネタ出し、高瀬川ユイさんが作画のちびハルヒ育成計画シリーズ2冊目。ストーリー4コマ。前作とあまり繋がってないと反省なさってますが、これだけ面白ければ結構だろうと思います。後書まで笑えます。
徹夜で大変だそうですがOP・ED漫画のノリノリさを拝見するとまだ戦えそうですね。
キョン、古泉のリアル顔が反則技。器用ですね。「圧倒的」キョンも笑ってしまいました。あの顔されたら…。顎の下から見上げる難しい角度に挑戦してるのが偉い。
森さんの下着の色をいかに確かめるかと言う後半のメイドガイ的展開だけでも一冊になりそうなのに、贅沢なネタの使い方です。
序盤の「盤上がムチャクチャ」から古泉から「何か」が出て「タンヤオってなにー」までの小ネタ連打、序盤の立ち上がりで大成功ですね。笑いから笑いへ違う種類の笑いを繋げながら一気に読んでゆけます。「4コマ連作でストーリー」形式の強味を発揮してます。
妹のエクセル的扱いも良いタイミングで入ります。これがオチに絡むのは読めませんでした。上手い構成。
「虫」まで忠実に再現するとは、やりますね。笑いました。
ここまで来ると、収録されてるコピー本verの時のややエロい表紙絵もギャグに思えて笑えるのが不思議。
ハルヒと朝倉のグロへの反応の差ネタを前後の脈絡無く挿入したのは英断です。笑いました。カオスが上手く扱えるのが若い世代の作家の長所かも。
キョン妹やチビハルヒのロリでデレで攻めるかと思いきや、こういうネタが振れるパワフルな芸風でしたら、こういう元気なギャグで押しまくっていただきたいところです。応援しております。
ちゃんと森さんのくまぱんを見せてくれる気配りも大きく評価します。
次の本も楽しみです。
無地堂『いけいけメイド森さん』:「NOWHERE」からぱんつ好きが高じて「ぱんつ王」に改名なさった「ぱんつ王」さんのコピー本…表紙でいきなり森さんのパンツが見えてます。ロングスカートを苦も無く無力化する「ぱんつ王」さん、「ぱんつ征服王」の二つ名を欲しいまま。攻撃的すぎる。
でも前書きの締めくくりは「よろしくお願いします」…腰の低い丁寧な王です。退屈しません。
「ぱんつ王」って打ってると「私何やってんだろう」って気分になってきますね。
「一応「王様」なんだから、「さん」は失礼だから「ぱんつ王」様って呼んだ方が良いのだろうか」とか、「ぱんつ王に敬意が払えるか!」とか、色々考えさせられます。もう、打ってて全部の文末に(笑)付けたくなります。
本文内容についてですが、仏陀が、「悟った人と、煩悩が有る人との違いは、悪いことが起きた時に、慌てて事態を悪化させてしまうかどうかだ」というようなことを仰ってたと思いますが、まさに仏教説話のような話です。
下着姿の森さんにシャツを着せたらさらにやらしくなってしまう+自分は上半身裸になってしまう、という展開に爆笑。
クオリティを心配なさっておられますが、森さんの登場がブラの先がちらりと見える、というところとか、古泉の表情だけでカードゲームがいやらしく、とかコマ割で前後が切断する、コマで場面が切り取られる、という性質を活用したトリックが上手い。
それを頁をめくる動作を絡めたのが長門登場のくだりで、上手いです。
森さんとの同じコマを反復するやりとりも、効果的。くどくどやってる中に「何故古泉が消えたのか」と「何故森さんが脱いだのか」の謎解きがあって、古泉には失礼ですが笑いました。
普通、大コマで一気に流してしまうところを敢えて「妙な空気」を醸し出そうと演出するのは盗みたいところです。小池一夫が、80年代はアクション一辺倒で1頁当たりのコマ数は2~4に減少したが、「読ませるセリフ」を連打する90年代以降は1頁辺り6~8コマに増加した、と書いてましたが、その実例かと思います。ぱんつ王さん(そういえばPN変えてましたね…)、杉田voが聞こえてきそうなネームも上手い。若い作家さんは、言文一致が上手いですね。
高瀬川さんもぱんつ王さんも上を向いたキャラの顎の下を描く努力をしておられますが、この難しい角度に挑戦してるところが、次の時代を担う世代か否かの試金石かもしれません。萌えキャラの造形だと難しいですよね。
新刊が楽しみです。
まだまだ紹介続きます。

『涼宮ハルヒの驚愕』展開強引予想!?…朝倉さん再登場の期待

2009-03-03 00:58:38 | 涼宮ハルヒ
『朝倉さん再登場』というか、『シャミセンの中に朝倉さん』なら、出まくりだったと言うことになりますね。
『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』でも、登場しまくりですから、まず、登場させることが前提で、後付けで出る理由を考えた方が良いかと。
『原子番号3リチウム=カストル石→「3」繋がりで三毛猫シャミセン』・『原子番号55セシウム=ポルックス石→朝倉さんの部屋番号「505」』の『エルバイト』繋がりと、
シャミがキョンのジャンパーをズタズタにしたという『動揺』での記述→『刃物女・朝倉さん』のイメージ、
から『シャミの中に朝倉さん』?と。
後は、いつもの足し算引き算で、
以前の更新で『55+22=77』は
『原子番号77:イリジウム』→恐竜を滅ぼした隕石の成分?→『代打の切り札吉村の背番号「55→77」と変化』→ミヨキチは55繋がりの朝倉のバックアップでもあり、破滅の元凶でもある?
『55→505=ハルヒのSOS団』『22→202=ZOZ、横浜の佐々木の背番号「22」→佐々木団がZOZ団』と考えると→『55+22』は対立の解消、平和を暗示?→ミヨキチは平和の切り札でもある?
『77→喜寿は77歳のお祝い』→『「喜」繋がりで「喜緑さん」』→ミヨキチは喜緑さんとも結びつく?
『77→七夕にハルヒは拘ってる』→全てのはじまり、『七夕』が『憂鬱』~『分裂』を解く鍵?→『七夕』にまつわる神話、伝承に鍵が?
といったコジツケの嵐に曝して来ました。
今回は『55-22=33』について。
とりあえず、このブログの習慣で『原子番号33:砒素』。
砒素と言えば『ナポレオンの死因』説がある→『犬のフィラリアの薬の成分』
『エルバ島』と『犬』にまたまた繋がってしまいました。
『33=携帯のキーでは「ささ、33」』→『佐々木』!?
まあ、携帯といえば、『分裂』ネタ同人で、佐々木さんとキョンのメアド交換ネタが多く描かれましたが、ようやく私も私のやり方で「謎解きの一環としての携帯ネタ」。
『佐々木さんは英雄を殺す毒+犬の薬』…ミヨキチの『平和+滅亡』同様、どちらに転ぶかをキョンが選択するんでしょうね。『陰謀』でみくる(大)がキョンに選択を誤るなといってましたから。
前回の『犬であり猫』、単にコジツケ過剰で辻褄が合わなくなっただけかと思ったら、運良くコジツケ連鎖が長距離連鎖になる原因に。
「所詮コジツケ、たはぶれあそび」が指導理念ですが、偶然に助けられると努力の成果を得るのとはまた別の幸福感がありますね。
前回の更新で舌足らずだったところを補足。
シーガーによると『描写のストーリー』は、『「現実はこういうものだ」と提示し、ある状況に陥った登場人物を描写する』物語形式で『論理的な展開はあまり重要視されず、個々のシーンや質感、全体の雰囲気などが主な魅力になる』そうです。
この定義を読んで、ああ、『私小説』だなあと思うと同時に、京アニの風景や細部作り込み(山寛もそうですね)、押井守がアニメ化した『スカイクロラ』、新海誠『ほしのこえ』を連想してしまいました。
面白いつまらないは作品毎ですが、この技法自体はアリだと思うし、私が誰かの作品の「雰囲気」を評価する場合に注目するポイントを強調できる様式だと思います。
こういう点を押さえた作品が好きだとか、こういう形式の作品を作りたいって人、結構、多数派だと思いますが。
日本人が書いた漫画アニメの教科書に書いて有るやり方は、シーガーの理想とするドラマチックなフィクションを作るのに向いていて、若い作家志望が求めるノウハウじゃない様に見受けられます。
「ハリウッドや今までの教科書の逆をやれば個性的で尖ってて革命的だ」と思ってる反骨の求道者が増えてる様に思うので、近い将来、教科書も改まるでしょうか。
面白いハルヒ同人紹介
エレクトロガール『STAR!STAR!STAR!』:奈月なづさんの初同人誌。なづさんご自身は、未熟だと謙遜なさってますが、達者な絵です。漫画よりはイラスト派と見受けられます。
「お姫様抱っこ」だけで本一冊、という着眼点が良いですね。話の構造も整ってます。
川邊一人が書いてたと記憶してますが、「物語」をキャラの欲望実現のための努力の過程と考え、
ストーリー展開の「盛り上がり」は「目標達成に向ってのキャラの貫通行動」と、「目標達成への障害」との「葛藤」の大きさでもたらされると考えた場合、
ハルヒが願望を持ち、それを具体化してゆこうとする展開は基本に忠実。
しかも期待通りにならないという「挫折」を与えているのが手堅い展開。私はキャラに安易にご褒美を上げてしまいがちなので、きちんと葛藤させられる人は羨ましいです。
期待通りではないけど結果オーライという展開で、単純な目標達成万歳には無い味わいが生まれてます。
良い読後感なのは、中盤の「挫折」が読み手の胸に刺さった棘になっていたおかげです。
なるほど、このために先人は「主人公の挫折」を描く努力をしてきたのだなあと思い至りました。
残念なのは、コマの中の人物の大きさが同じくらいで、コマ割も1頁当りのコマの数も序盤の説明部分とクライマックスや余韻部分で同じくらいになっているため、話はドキドキ展開なのに平坦な印象になってしまってる点です。
クライマックスやアクション、余韻の頁は大コマとって、1頁当りコマ数を減らす方が視覚に訴えると思います。
小池一夫が1997年だかに書いた文章では、平均1頁当り6~8コマだそうですから、クライマックスとかは1~4くらいになると言うことでしょう。
「お姫様抱っこに高校生が憧れる」などという恥ずかしい良い設定の上に、折角可愛らしいキャラを描けるのですから、ツンやデレを大コマにとったらもっと身悶えする展開になったと思います。
女の子の表情が輝いて描ける方。特に表紙のハルヒの表情とか、輝いてます。キョン、古泉も美男に描けてます。羨ましい。
読み飛ばすコマに見せ場のコマとあまり変わらない手間をかけてるように見えるのも残念。苦労が徒労になってしまうので、見せ場やキャラの表情とかには力を入れて、読み飛ばさせるコマは手を抜くべきだとおもいます。
キャラがとにかくアクションに訴えるというノリ、「絵で説明する」という、なづさんの姿勢は、視覚娯楽としての漫画にとっては重要なポイントを押さえていると言えます。
ただ、TTTの「ハルヒかわいい」が代表例ですが、ハートフルストーリーの場合、心理描写がアクションを補強し、ときに凌駕する場合があります。
先日紹介したTOYJUMP!さんの場合、盛り上げといて実は妄想でした!なんてことをやっておられますし、
「MUNT」みたいに独白ばかりも困りますが、キャラの欲望を表現するのに、アクションの一部を心理描写に割り振った方が、読み手がキャラの内面を覗いた気分がして、キャラの掘り下げに貢献するようにも思います。
展開自体は模範的な「ストーリー漫画」が作れてると思いますので、なづさんがひらめいたアイディアの映像化に合った形式を与えてどんどん盛り上げてください。
tomatohouse-905'sroom『涼宮ハルヒの流転』:サークル名、これで良いのでしょうか…すみれさん、成長していないとご謙遜なさっておられますが、絵は描き慣れておられますし、セリフも無駄が無く、キャラの表情が上手いので、会話でドラマを押せてます。
学園モノくらいなら描きたいことは大体描ける水準だと思います。
ただ、フリーハンドの効果線が効果的でない、荒い印象を与える場合があるので、校舎や壁、机のような硬質な背景にかけたり、勢いのある動作に使う場合には道具を使って硬質・均質な線を引いた方が良いと思います。
フリーハンドの場合でも、向きをそろえた方が良い場合があるので、たとえば、フリーハンドで長さ2センチ幅2ミリくらいの平行線を描き、その中間に両側の線と重ならないように3本目を描き入れるという練習をやってみるのも良いかと思います。
折角デジタル環境が有るのですから、「一面の紅葉」は実写取り込みより、トーン加工等のデジタルパワーの活用が良いかと思います。
脇キャラの活用が上手いですね。古泉の使えねー所とか谷口や妹ちゃんの登場のさせ方、使い方が自然で上手いと思いました。各々ちゃんとストーリーを進めるのに貢献してますし。
すみれさんのデザイン化したキャラの表情が生き生きしているので、画面が引き締まります。女の子は可愛らしくキョンはダルそうで、良いですね。
長門の存在感とか、ハルヒのデレに抑制が効いてるところとか、すみれさん、ツンクール派でしょうか?
適度にアップを挟んだり、カメラを移動させたり、変化を画面に与えようと言う配慮が有るのも、一気に読める理由かと思います。
私は構図の変化をさせるのが苦手なので、羨ましく思います。
こういう工夫でキャラの会話に「勢い」が与えられた結果、心のすれ違いが一件落着、という日常的な出来事が「描写のストーリー」に仕上がっています。
「後日談」も、私の考える谷川さんや京アニのテイストで、入れて正解だったと思います。
まだまだ紹介すべき作品はたくさん残っています。

『涼宮ハルヒの驚愕』展開コジツケ予想…名探偵『三毛猫ホームズ』登場!?

2009-03-01 01:32:53 | 涼宮ハルヒ
カストルとポルックスの双子がアルゴー船が嵐にあったときにオルフェウスと共に超能力で嵐を切り抜けさせたので、航海安全の神になったと言う話ですが、
『航海安全のお守り』といえば『オスの三毛猫』ですよ。『シャミセン』!
以前、旅行で行った鹿児島で島津家の磯御殿に行った折に、朝鮮征伐のときに連れて行った猫を祀った祠がありましたが。
『カストル石=原子番号3:リチウムが成分→三毛猫と「3」繋がり』
『三毛猫ホームズ』で、『ポワロ』に続いて『名探偵』が登場です。
『シャミセン』のCVの緒方賢一はアニメ『名探偵コナン』の『阿笠』役ということで、『アガサ・クリスティー』繋がりにもなってます。
口から出まかせでもこのくらいの偶然の一致は幾らでも見つかると言う好例です。
まあ、前の更新の折に、
『九曜さん=空の大怪獣Q?=「Q」制作に参加したラリー・コーエンは「刑事コロンボ」に参加』、
ということで『刑事コロンボ』もコジツケ連鎖してましたが。
別の日の更新で、
『分裂』で夜中にキョンにかかってきた電話の声の主『わたぁし』から、
『渡し守の犬頭の巨人クリストファー→クリストファー・コロンブス→「刑事コロンボ」と語源は同じ「鳩」→「九」の鳥→九曜さんと「9」繋がり』
ということで、またまた『刑事コロンボ』繋がりと言うのも強引で良いですね。
結局、
『「渡し」繋がりで「矢切の渡し」→「細川たかし」版が一番売れた→熊本の大名「細川家」の家紋は「九曜星」→九曜さんと繋がる』
ということで、無理を重ねれば別ルートでも九曜さん繋がり、というのが偶然の面白さ。
今回は、『3』繋がりで『ホークスの佐々木誠の背番号→佐々木繋がり』から、『シャミセン』と『佐々木』が結びついてしまいました。
三毛猫のオスは遺伝子異常で子供を作れないことが多いそうですので、佐々木が『本能』や『恋愛感情』とかに何やら独自の意見が有りそうなのも、佐々木が遺伝子異常(両性具有?)だからじゃないか?などと考えてしまいます。
佐々木が男言葉、女言葉の両方を使うのも、その辺りが原因だったりして?とコジツケしておきます。
佐々木さんのモデルとして『犬のディオゲネス』を想定してコジツケで『犬』のイメージを追っかけてきましたが、『猫』とも接点が出てきました。
面白いハルヒ同人紹介
からぶれ☆『ミルクティの時間』:へきやかいねさんが腰痛と闘いつつ製作した長門本。コピー本ならではの表紙工作です(凄い位置にコメントが)。
へきやさんの長門は『陰謀』での「自己主張長門」を彷彿とさせます(その辺りの時間設定なのでしょうか)。
紅茶一杯のエピソードですが、「間」のクールな合理的計算で、非合理な「人間的思いやり」と同じ結果を生み出せると言う展開がゾクゾク来ますね。好みの展開です。
感情の起伏がある、ドジっ娘長門も可愛らしいのですが、こういう頼りになるクールな女性というキャラ設定を(眼鏡同様に)全く捨ててしまうのも勿体無いと思います。
黒田洋介さんが「ToHeart」のドラマCDで、「感情が有る方が偉い」と短絡的に思考停止して安易に3丁目の夕日的情緒に流れ、「セリオよりマルチが優れてる」という展開にして、「セリオもマルチみたいになれる」というのがセリオにとっての救い、という結論を出して、セリオの長所を全否定したので、セリオファンとしては憤慨したのですが、同人の思考実験が上回ってます。
佐々木さんのモデルの一つだと勝手に思っている機本伸司「神様のパズル」のヒロイン「穂瑞沙羅華」が、結局「感情は大切」的通俗的オチのダシに使われた様な気がして、勿体無いと思ってましたが、谷川さんが同じやりかたで長門や佐々木さんを「感情が勝つ」という予定調和への「捨て駒」にしないか不安です。
少なくとも同人では、私が佐々木さんのモデルの一つだと勝手に思っている結城浩「数学ガール」の「ミルカさん」みたいな理屈・合理少女の面白さを表現するサークルさんも居て欲しいものです。というか、描いていきたいですね(「ミルクティの時間」はそういうテーマだと思いますし)。
へきやさんは、今回は体調不良で鉛筆描き原稿なのを苦にしておられますが、演出等は欠けても、キャラ造形(特に長門)の持つ雰囲気は今回のネタと調和してると思います。
(そういえば、いつかのサンクリの折に主宰から配布されるペーパーの記事で根路銘さんと私と良く似た行動パターンの人物について描いておられた様な気がしますが、似たような人が他にもいるのでしょうか…!?)
へきやさんの長門の発言で思い出したのですが、アニメ版ハルヒブームの時に読んだ評論に「キョンが努力しないで良い目を見れるのが受けた理由」と書いてたのが有りました。
私の好みの同人作品では「ちょっとした気配りで事態を好転させる」と言う役割をキョンが担っているネタが多いので、感覚の差が面白い。
「行動すること、一歩踏み出すこと」へのプラスの意識を持っている人はそれを作品に反映させる、というのは「私小説」の発想ですが、
「私小説」について、石原慎太郎は(無理に縮めると)「折角フィクションなのにはじけてない」と批判的。柄谷行人は(勝手にまとめれば)「ヨーロッパの真似でない日本の生み出した表現技法」と肯定的。
柄谷は(曲解すると)日本の近代小説は国木田独歩の「風景」の発見で始まったと言ってたと思いますが、
リンダ・シーガーがハリウッドで作られない作風として挙げている「描写のストーリー」というのが、どうも日本の「私小説=日本的自我と風景の描写」に相当すると思われます。(松岡正剛も「日本の方法」として「風景と心理の即応」について書いていたように記憶してます。)
シーガーは(要約すると)「キャラに思い入れが無い人が見ると入り込めない」、と批判的ですが、「サムデイ・インザレイン」を見る限り、谷川さんはそういう作品が嫌いではないように見受けられますし、ハルヒファンにもそういう人は少なくないと思います。
シーガーは「描写のストーリー」で面白くするには「勢い」か「キャラへの思い入れ」の活用が大切、と書いてますが、
「キャラへの思い入れ」の活用は、まさしく「二次創作」の長所です。「描写のストーリー」はパロで力を発揮すると言えましょう。
得意の戦場が違う「オリジナル」製作の立場から「パロは他人の褌で相撲を取るから楽だ」レベルでパロを批判するのは見当違いと言って良いです。戦場が違うなら武器も違ってきます。
そういえば、商業作品でもオマージュだのパロだのが多い作品は「勢い」を持たせようと細工してると思います。(ケロロとか銀魂とかマクロスFとか)
山寛は「カメラ固定」が好きだそうですから、「描写のストーリー」タイプの作家と思われますが、山寛は「ダンス」や「声優パワー」の「勢い」を活用してるのでしょう。「らきすた」がOPだけ神戸賞獲ったのもそこか。
この線でいくと、「萌え属性」は、オリジナル作品に「キャラへの思い入れ」の効果を活用できるから重宝されたとも考えられます。
柄谷が日本の独自性みたいに評価した「描写のストーリー」で失敗しないノウハウをアメリカ人が書いて活字にして金取ってて、今は悲喜劇ですけど、ソフト面での技術革新(?)が進めば、近い将来、「描写のストーリー」はオリジナルでも普通に力を発揮できるようになって、ハリウッド作品にも活用されそうですね。
楽々苑『内気なハルヒコ君は憂鬱』:コピー本。性転換ネタストーリー4コマ。かっきーさんどんどん漫画が面白くなっておられます。作画でもキャラの仕草や表情付けが上手くなっていて、可愛らしいのが、ネタの映像化にプラスになっています。
一本目から、3、4コマの「切れ目」を使った目線移動だけで「場面転換効果+オチ」、コマ割を使いこなしてますね。初っ端から笑わせられました。
「俺が本当の女になればいいんだ」の3コマ目全面活字、「ま、いいや」の「起承転結」ではない「間」の活用、とコマ活用のお手本。
「キモイ」一蹴とか、頁をめくる効果も活用しておられます。みつるが女子の輪に違和感無く入れる、という「考えついたもん勝ち」ネタも、めくって右ページという位置が合ってたと思います。これを一読して、「なっとく」系の面白さが世の中には有るのだと再確認させられました。良いネタです。
かっきーさんの性格が反映した私小説的設定だそうですが「悩むハルヒコ」で押したのが大正解。「悩み」がネタを転がしてますし、笑いに味わいが出ています。
性転換して、原作通りの性別になったのに、違和感が消えないというオチが、理想的「思考実験」の成果で、やられた!と思いました。こういうのやりたいです。
「飛躍」をご都合主義でスルーしないで「どうやって手に入れた?」という突っ込みを入れることで、ネタに捻りが効いて、裏を想像させ、味わいが増してるのとか、ちょっとした「理詰め」の使い方が上手。盗みたいところ。
新刊が楽しみなサークルです。応援しております。
まだまだ紹介続きます。


『涼宮ハルヒの驚愕』強引コジツケ謎解き…『七夕』から『ポワロ』に繋ぎます

2009-02-27 16:53:04 | 涼宮ハルヒ
めちゃくちゃ長いネームですが、今までごちゃごちゃ振ってきたコジツケがバシバシ連鎖しつつあるので、マンガの普通の姿なんて無視します。
地味に『ハルヒちゃんの羊みくる』登場させてたり。
『七夕』→『鷲座』→『ヘラクレス』→『エルキュール・ポワロ』という連鎖は単純なもの。
『モンティ・パイソン』でも『ヘラクレス=ポワロ』はネタにされてましたしね。
何度も言及しますが、『涼宮ハルヒの陰謀』で『鶴屋山』から発見された『金属片』の成分は
『原子番号22=チタン』→『22→ZOZ』で『ミステリックサイン』にコジツケ
『原子番号55=セシウム』→『55→505』で『朝倉の部屋番号』にコジツケ
で、
『背番号22=大魔神佐々木』→『佐々木=ZOZ』?
『背番号55=ゴジラ松井、代打の切り札吉村』→『ミヨキチ=朝倉のバックアップ』?
とかコジツケしてきたわけですが、
エルキュール・ポワロの長編の『22作目』がポワロの最後の事件に相当すると言うので、
『22=佐々木=名探偵ポワロ』?とかコジツケ。谷川さんは推理モノがお好きなご様子ですので、良い返歌になってると思います。
『灰色の脳細胞』だなんて、いかにも『佐々木=キョンの脳内のイメージにすぎない』って感じですよね。
前の更新で『七夕→琴座→オルフェウス』の話を振っておきましたが、『オルフェウス』も『ヘラクレス』も『アルゴー船』の乗組員繋がり。
谷川さんが『陰謀』で『沈没船の引き上げ』の話を書いておられたので、『呉越同舟』『宝船』『宇宙戦艦ビスマルク』『タイタニック』等、『船』のモチーフを追跡してきましたが、ついに『七夕』繋がりで『アルゴー船』に連鎖。
『アルゴノーツ』は『55人』説があるので、『55』繋がりでもあるのが嬉しいところ。
『原子番号55:セシウム=ポルックス石の成分→カストルとポルックスはアルゴノーツ→カストル石の成分は原子番号3:リチウム→ダイエーの佐々木の背番号3』
と、コジツケ連鎖でまた『佐々木』。『佐々木=ミスターホークス→鷹は鷲と仲間のタカ科』と『鷲座』にコジツケ回帰。谷川さん、野球もお好きなように感じます。
カストル石・ポルックス石はナポレオンが流刑され脱出した『エルバ島』で発見されたエルバイトと言われる石。『流刑から脱出する英雄』のイメージ。
『朝倉さん再登場』しそうですね!
『セシウム』について調べたときに、『カストル石・ポルックス石』のことを知ったのですが、ようやく七夕繋がりでネタに出来ました。
厳密にはカストル石は、先に発見されていた『ぺタル石』と同一と判ったので、『ぺタル石』と呼ばれるのが普通だそうですが。
面白いハルヒ同人紹介
TOYJUMP!『SOS団の挑戦』:藤子Fや星新一ファンというふうかさんの、本人曰く「世代が解かってしまう」ネタ本。「ラム」も登場。
2006年の本ですが、藤子Fや星新一好きだけあって、ふうかさん、「思考実験」作品の楽しみ方に慣れてるご様子。『分裂』~『驚愕』の展開で谷川さんが本当に使いそうなアイディアが散りばめられています。
『現実改変能力』ネタなのに実際には能力が発動しない、という「学園モノ」「サークルモノ」に軸足がある展開は、SOS団の超常冒険以外の面にハルヒの面白さの重要な部分があるというふうかさんの立場が表れてると思います。
こういう「SOS団日常モノ」作品を描くサークルは少なくありませんが、こういう世界が生み出されるような団員達の関係を書いたのが谷川さんの成功かもしれません。活劇の刺激を求めるとか、SF世界のセンスオブワンダーを求める人には物足りないかもしれませんが。
ときに地味に、ときに豪快にパンツが見える演出が藤子Fファンならではだと思います。
『SOS団の放課後』:2冊目。08年6月再版を持っているのですがPN「風花」さんになっておられます。
ショート連作形式。たしかに、大事件勃発を目指さない展開には、小ネタ転がし連打は向いていると思います。一本のネタで引っ張るにはエピソードの物量戦になって、小ネタを味わいにくいところがありますし。
恋愛心理本の解釈の仕方が面白いですね。偽書の記述から資料を読み取るような。
『陰謀』ネタを真正面から採り上げるサークルは少ないので貴重な作品かと。朝比奈さんの腐の本性が笑いました。
鶴屋さんの絡ませ方が原作でもやりそうなノリです。ここで『憂鬱』『動揺』ネタ踏まえたセリフで来るのが捻りが効いてて良いですね。小説ネタパロは貴重です。
『SOS団の混沌』:朝倉さん活躍の3冊目。ヴォーカロイドネタも。『驚愕』が出たら佐々木さんネタをお描きになる予定のようで、期待大ですね。
『憂鬱』の裏話の形で朝倉さんを絡める連作が笑えます。後書を読む限り、1冊目のときのネタの印象通り、風花さん、原作の行間を読んで日常ネタを出すと言うスタイル。
キャラを分析した上で、キョンと朝倉さんとの雑談ネタの形を採ったのは、成功していると思います。
2冊目のバニーに続き、ヴォーカロイドでもキョンに白羽の矢が立つのが予想外の展開でした。風花さん、意外と無頼なのかもしれません。
『SOS団の作戦』:4冊目。性転換ネタ。キョンと古泉だけですが。表紙の色塗りを毎回微妙に変えておられます。ハルヒが縞なのは一貫しておられます。拘りは大事です。
性転換で大混乱と言う展開より、バケツの水を捨てに行く機会を捉えてキョンとハルヒが二人きりになると言う他サークルのやらない展開を選択したことが、性転換ネタの中でこの本が特異な存在になれている理由だと思います。
デレハルヒの見せ場作りには成功だと思います。風花さんは「デレハルヒ」好きだそうですので、「拘り」は作家の武器だということでしょう。
まだまだ紹介は続きます。

『涼宮ハルヒの驚愕』謎解きコジツケ…『七夕』『オルフェウス』『織田信長』

2009-02-13 01:46:18 | 涼宮ハルヒ
以前、『雪山症候群』の「恒等式の未知数xyzを確定することが脱出の鍵」という展開について、古泉とキョンの問答形式で、
①未知数の確定が脱出の鍵だと言う証拠はあるのか?
②計算間違いの可能性はありえないか?
③下手にSOS団についての具体的数値を代入したことで大切なな存在を失うことになっているのではないか?
④無事脱出できたように見えるが、それも誰かの罠ではないか?
と疑問を列挙したネタで、
試練をクリアできなかった例であり『七夕』にも縁がある『オルフェウス』の神話について言及しましたが、夢の中での佐々木さんとキョンの会話の形式で再度『オルフェウス』に。
『雪山症候群』で「古泉が竪琴を持っている」イメージをキョンが思い出すというシーンがありましたが、2004年のネタだったということがザ・スニーカーの再録で判明しました。
編集部があまりに『雪山』と『分裂』の長門の不調の原因が九曜さんだと誘導したがっているので、コジツケ連鎖で九曜さん以外の黒幕の存在について示唆してきました。
九曜さんの性質についてコジツケで勝手な推測をして、
『分裂』で鶴屋さんが引用した和歌の作者『源俊頼』の友人にいる『周防内侍』が『周防』繋がり→桓武平氏→平将門と同族、
というネタを過去に更新しておりましたが、『七夕』繋がりのコジツケ連鎖で、また戻ってきました。
『分裂』の謎の電話の『わたぁし』、渡し守の巨人『クリストファー』→『コロンブス』→刑事『コロンボ』、『鳩』→九の鳥→九曜さん、九曜紋繋がりで熊本の細川や細川たかしの『矢切の渡し』まで繋げるコジツケしたときも九曜紋は出してましたが。
私の住む千葉県には平将門の伝説があって、『胡瓜の輪切り禁止』はどこかでネタに使えないかと思っておりました。ハルヒで使えるとは幸せですね。
『七夕』→『瓜』→『平将門の九曜星のタブー』→『木瓜紋』→『朝倉』『織田』
…九曜さんと織田信長が結びつくだけでなく、朝倉さんとも結びついてしまいました。
私の父方の実家の家紋が『四つ木瓜』のバリエーションだったので、幸せな偶然ですね。
ちなみに、作画した木瓜紋は基本形で、朝倉は木瓜紋を三角形に並べた『三つ盛り木瓜』、織田は五角形の『織田木瓜』という別の姿の紋に派生させているようです。
一見すると別物でも、高次の統一がされているという記号体系。九曜さんが歌ってるのは、ぶりっ子テクノの『わぎりのハニー』です。
『鶴屋山』のモデルと思われる『甲山神呪寺』が織田信長に焼かれたというネタを以前更新したネタで振っておきましたが、『七夕』連鎖からまた『信長』に戻って来ました。
信長は『平氏』を名乗った時期があるので、九曜さんと繋がってしまうのですね。
前の更新の時は、神呪寺を再建したのが犬公方徳川綱吉の母、ということで『犬のディオゲネス』繋がり、
再建した場所が西宮の『貝の介』→マヤ数字で貝殻は「ゼロ」→みくる伝説Epispde00=ゼロゼロは「貝貝」→『櫻』
と『分裂』冒頭の花見の話題にコジツケ連鎖。
綱吉時代に赤穂浪士討ち入りで、事件の年が鶴屋さんの先祖が鶴屋山に金属片を埋めた年と一致、という偶然に喜んだ上に、
忠臣蔵の裏話という設定の四谷怪談の作者『鶴屋南北』は『桜庭』姓も持っていたという「鶴屋+桜」繋がりでもあり。
ミステリックサインの『ZOZ団』が、それ以降の『消失』『陰謀』『分裂』の事件の重大な鍵ではないか?というコジツケから、
鶴屋山で発掘された金属片の成分のチタンとセシウムの原子番号22,55がZOZ、SOSに似てると言うところから、
喜緑江美里→エメラルドシティ=『OZ』
エメラルド=原子番号4ベリリウム=ベリル→『クインベリル』→『雪山』で長門が言った『よん』
SOS→『タイタニック』=船長『ジョン・スミス』
背番号55=『ゴジラ松井』『代打の切り札吉村』=朝倉とミヨキチは関係?
だのと連鎖刺せても来ましたが…
結局マヤ神話繋がりでアステカ神話の『ケツァルコアトル』=金星・『テスカトリポカ』=煙の鏡、から『キングギドラ』・『かぐや姫』・『白雪姫』までコジツケ連鎖してしまいました。
デタラメに出したコジツケが偶然の一致だけで再度コジツケ連鎖する、というのを実際にやってみると、「邪馬台国の位置確定」や「縄文語の復元」なんて偶然の一致以上にはならないような気がします。
面白いハルヒ同人紹介
あるたな『涼宮ハルヒコの憂鬱だなんて安直なタイトルはいかがなものかと』:佐々木団ネタ漫画の草分け、薙派さんの性転換ネタ本。原作のシーンを性転換すると言う本文に4コマでツッコミを入れる形。
京アニの武本さんがハルヒちゃんやちゅるやさんの作り方として、漫才のボケ・突っ込みを参考にしていると仰ってましたが、同時代性ですね。
デジタルは高速作業が出来ると聞いてはおりましたが、2週間で28Pの本が出来てしまうとは。
やっつけ仕事だと薙派さんは反省しきりですが、デジタルでアナログより手間が掛かると言う人間から見たら十二分に羨ましい出来です。
歌合せで行くと、モトイタスクさんが『憂鬱』から『消失』まで絨毯爆撃で秀逸な原作シーン脱線形式の性転換ネタを執筆中ですが、素材がかぶってるのに、ネタは別物、という良い例ですね。
薙派さん、捻りが足りない、と反省なさってますが、「後が無いモヒカンハルヒ」とか、十分面白いと思います。
朝倉の襲撃シーン、薙派さんの大コマ「力ずくだ」、4コマ「ダメ兄」、笑いました。影とか効果の1コマの表現力で勝負、というのは一枚絵も得意な薙派さんの得意技ですね。
ショートギャグと突っ込み4コマとの対話も上手く行ってると思います。
男朝倉の「ダメ兄」は新しいと思いますので、また朝倉兄妹(?)は出していただきたいです。
モトイさんの同じシーンは連作4コマの長所を活かして、寝ているキョンコに男長門がおイタをしてるらしい、という「描かれてない所」を妄想させる連係プレイの面白さ。「裏」を楽しませるのはモトイさんの得意技ですね。
最近3冊の同人は自己抑制しておられたそうですが、元気の増加したあるたなも楽しみであります。
モトイさんのように、原作の枠組みとかの「縛り」が有る方が工夫が活きるという芸風の方ならともかく、自分を抑えたのは失敗と感じる芸風の方は同じ戦法を採る事も無いと思います。
薙派さんは元々女性造形の可愛らしい方ですので、キョンコも女古泉も可愛らしい。(机に頭をぶつけるネタとか!)
原作の脱線にしても、この長所を活かして、もっと女体化を活かすネタを振っても良かったかと思います。まあ、サービスシーンを増やしていただけるとオヤジは長生きできますので。
楽々苑『SOS団の仲間たち~あとその他~』:楽々苑、初の本だそうで、こういう本を紹介するために、同人紹介をしてるのです。
描き慣れの中に洗練の技を見出すのも勉強ですが、発展途上の試行錯誤の中に表現の未来の姿を読むのも、自分の成長には必要です。
漫画の約束を教えないと、漫画を読めない世代が育ってしまう、と懸念を表明する編集さんとかがおられるそうですが、若い世代が面白く受容できる形の娯楽が、その世代の暇潰しになるのが自然だと思います。
かっきーさん、小ネタ連打の4コマコピー本。小ネタが光ります。
「ちょんまげハルヒ」、「古泉微妙な表情」、「鶴屋さん未処理?」はコマで画像が切り替わる特性を活かしたネタだと思います。オチで笑う。
「オレの本名何処で使われてるの?」「朝倉メモリ-カード入り」は純粋にネタ勝ち。笑いました。これは思いついた時点で勝ち。
背景や服の細部の描き込みとか、北高のロゴとか、細部を押さえようという姿勢は伸びると思いますので、「本」や「スカート」「ネクタイ」といった「描かねばならない物」の構造を調べて、自分が描いた絵を修正する作業段階を作ると作業が楽になると思います。
萌黄と紅葉『Re;デレ長門本』:眼鏡長門本とはこだわってますね。鉛筆描きコピー本ですが、まずストーリー漫画なり4コマ漫画なりの形式から入って「漫画っぽいモノ」を描こうとするのでなく、妄想でキャラを掘り下げる所から出発しているのが長所だと思います。ズリ眼鏡を直す仕草が良いとか、ハルヒ抹殺計画とか。
作家の欲望は描かれたモノに生命力を与え、キャラからオーラを発生させます。六さんの表紙の眼鏡を押さえた長門とか、表情が可愛らしい。これが決戦兵器です。
せっかく可愛らしい造形で「デレ」とか描ける力が有るのですから、欲望に正直にネタ転がしして、もっと漫画連打して下さると良いと思います。
次回は根路銘さんがイベントで見出したTOYJUMP!さん等を紹介する予定です。

『涼宮ハルヒの驚愕』勝手展開予想…偶然が幾つも重なり合ってますか

2009-02-09 00:37:35 | 涼宮ハルヒ
サンクリではいらして下さった方、有難うございます。コピー本製本のゴタゴタで、スペースを留守にしがちでしたので、お会いできなかった方は失礼しました。
『分裂』で国木田が「偶然の一致はありふれてる」みたいな話をしていたので、まあ、「偶然の一致でした」展開になるのではないかと。
佐々木さんが「可能性はゼロでなくても、滅多に起きない」というニュアンスの発言をしていて、じゃあ、「滅多に起きないことが起きると言う展開」なのだろうと思いました。
とりあえず、ザ・スニーカー編集部の煽りでも、一貫して「長門が倒れたのは九曜さんのせい?」みたいな書きかたをし続けてるのが気になるので、逆に「単独犯」ではなさそうだし、「複数犯」なのだろうと思っております。
全く、捻りも無く。
何をしたら未来人のメリットになるだろうか?と考えて、「時間断層が無くなって4年前以前の過去への時間旅行が再開できる事」ではないのか?と短絡。
未来人の中でもみくる(大)は『朝比奈みくるの憂鬱』や『消失』『陰謀』で過去改変の実験をした上で、「上書きによる時間断層解消」を試みているのではないか?と勝手に考えております。
「ハルヒによる過去上書き」=「観察対象の変化」ですから朝倉さんも大喜びだろうと思いました。
OZネタ振った時から「ゴタゴタに乗じて、自分の利益になる結果を実現しようと暗躍してる第三者がいるのではないか?」というネタを振っておりましたが、
今までの更新で「かぐや姫」「OZ」という「帰還しようとする存在」を出してきたのに「羽衣伝説」の「天女」をまだ出してなかったので、ネタに。
「羽衣」に相当しそうなのは、今までの更新でコジツケしてきた「古代宇宙船」だろうと考え、「鶴屋山から発掘された金属片」がコジツケできそうだと。
以前の更新で「鶴屋山」のモデルと言われる「甲山」が「ビスマルク山」と呼ばれていたと言う噂からでっち上げた「宇宙戦艦ビスマルク」再登場。
「七夕」ともコジツケ連鎖できたので、喜んでおります。
聖地巡礼で気付いた、夙川駅近辺の「羽衣町」も「羽衣ネタ」着想の理由です。
ComicTreasureのときの聖地巡礼では、北口駅→南昭和町→平木町→青木町→室川町→越水町→西田町(西田山)→若松町→大井手町→寿町→羽衣町(夙川駅)→甲陽園駅→苦楽園二番町(北高)→甲陽園西山町→甲陽園本庄町→甲陽園日之出町→甲陽園山王町→甲陽園目神山町→甲陽園西山町(長門公園)→甲陽園本庄町→神原→奥畑(震災記念碑公園)前日が震災14周年だったので凄い量の花束でした。
→北名次町→石刎町→苦楽園口駅。ここで夜になったので今回は此処まででした。
面白いハルヒ同人紹介
旅人『こはるびより』:サークル名は「旅人」で良いのでしょうか…ばうさんとぶちマルさんの2人誌。ばうさんの綺麗な表紙。
ぶちマルさんのSOS団の夏休みネタ、こういうタイプのoffのSOS団ネタは実は少数派なので貴重です。やってるのはスカイフィッシュ取りとかなのに「さわやか」。
「エンドレスエイト」で「実年齢より幼く感じられるハルヒ」にキョンがよろめくシーンがありますが、この作品はそういう原作の世界を消化して自己流で再現してると思います。「一生忘れない夏」の無邪気な笑顔とか。
原作に設定が無いことはパロネタにしないという禁欲がある作家さんも、原作無視で個性バリバリの芸風も、こういう踏まえ方も有るのが読者としては幸せかと。
ぶちマルさんに作画されたモノが与える印象が、作品の要求する雰囲気に合っていて、リアリティは演出なのだという柄谷行人の文章を思い出しました。
終盤のアイスを食べる一同、ちょっとしたシーンですが、不思議と、現実に目の当たりにしたらキョンや古泉ですら実年齢より幼く見えただろうという確信が沸いてきて、ああ良いな、と。
「絵日記」という小道具も極端な設定のハズですが、こういう空気の中で違和感がありません。「なんか夏休みっぽい」が良すぎ。
水着選びで冒頭盛り上げておいて、本編の見せ場は水着ではなく、浴衣越しの凸部とショルダーバッグのランニング食い込み(+ノーブラ!?)だなんて何てマニアックな!やられたと思いました。
ばうさんの「SOS団vsテレタビーズ」ネタ、見た目で判断して良いなら「あれ」は敵ですよね?
表紙のシャープな描線も綺麗で良いすが、これとかなり印象の違う本文の味のある線も、このネタで笑わせる武器になってると思います。テレタビーズの顔が良すぎ(女の子は可愛らしく描画出来てます)。
テレタビーズが、お腹で「喰う」という設定の「場面切り替え時のショック」への貢献が大成功。笑いました。線の効果による演出も上手いので相乗効果。
ばうさんもぶちマルさんも「この線有ってのこの表情、この印象」という感じでネタの作画に合ってます。流れをコマの連続で再現したときのテンポもネタに合ってますし。構図も奥行きが有って勉強になります。
大阪のイベントで偶然隣になったサークルさんですが、またハルヒで出していただきたいですね。
DeepPineApple『がんばるハルヒさん』:「ツンデレ長門」(やや暴走気味)という独自設定で走っておられる朧拍車さんの、「頑張るデレハルヒ」漫画。なんと『みくる伝説』が壮大な前振りに過ぎんと言う大技。思考実験としても、こういうドンデン返しは好きですね。やってくれます。
表紙、もろ見えです。ハルヒさん、「勝負下着」ですか。
朧さんも大阪イベントでよくお会いするサークルさんです。サンクリでもご挨拶できて良かったです。
この設定考え付いたら勝ち、というネタを思いつくアイディアマンなので話の転がし方についていろいろ意見を伺いたい方ではあります。
初のオールデジタル本だそうですが、元々バリバリシャーペン線で押してく芸風でしたから線に関しては画材転換でも問題ないと見受けられます(苦労なさったようですが)。
背景の抑え方とか、光線や小物の質感の表現が良い感じですね。私もSAIを使う予定ですが、今の環境でもやれることはやってみようと思います。
ハルヒビーム2の効果への拘りとか気合入れた弁当とか自分のシナリオに赤面してしまうとか、いちいちハルヒが可愛らしいのが良い読後感。結局、自分で作った作品を観れないというオチが良かったです。
かなりえげつないネタやっても、「暴走も好きが原因」というデレ内面+デレが滲み出る表情豊かさ、をキャラ達に持たせているので嫌味に感じません。こういう芸風は強味ですね。
長門や妹ちゃんの絡め方が良いですね。物語の転換点で、キョンに締めるところを締めさせるという役の割り振り方も上手いです。話が引き締まります。
きちんと原作の構造を自分のものにした上での独自設定なのが良さと思います。
Saske『奥様は宇宙人』:準急鷲羽さんのストーリー4コマ(前編?)、サスケ27さんの小説、プーマさんのショートストーリー(前編?)という合同誌。一読して奇怪な雰囲気に即買い。
文字ネタは専門の批評空間に任せるので、ここでは鷲羽さんとプーマさんの作品について語ります。
『分裂』の映画2作目ネタでも、朧さんのようにデレハルヒ中心でやるか、鷲羽さんのようにキョンの受難中心でやるかでこれだけ違う作品になると言う実例。物語は「骨格」が大事と言う大塚英志への反証かも。
鷲羽さん、「奥様は18歳」辺りを引っ張って来る辺り山寛と同じセンス。自主制作映画ネタを攻めてますし、京アニが失ったかもしれないハルヒアニメ1期と同じ血が流れてるということですか。
洗練された絵柄で淡々とやらしいことを進める(グロもさらりと処理する)芸風を全面支持します。こういう空気のギャグは好きです。
続くらしいですが、続編も楽しみです。無表情で積極的な長門に期待。
この本の奇怪なオーラ力の源、プーマさん、前半のハルヒのストレートな暴力にびっくりさせられましたが、ドンデン返しで2度びっくり。続編が気になるところで引き。
介抱で全裸、って鷲羽さんと世界観共通ですか。
気になるのは、ハルヒに負けず劣らず酷いことをしていた長門が偽者じゃないらしいと言うことで、よく考えると怖いです。なんというか不謹慎な面白さですね。
まだまだ紹介続きます。




『涼宮ハルヒの驚愕』展開予想(?)新春コジツケ…『消失ハルヒ』も『黒幕』!?

2009-02-06 08:48:00 | 涼宮ハルヒ
前回の更新で『消失ハルヒ』の介入説をコジツケしましたが、改めて佐々木さんの視点からネタにしてみました。
『消失ハルヒ』は、今までネタにしてなかった『黒幕』候補の中では最強キャラだと思います。
去年の更新で『ハルヒ=古代宇宙人の子孫』説をコジツケしておいたので尚更。
他の『黒幕』の暗躍もありますから、どのくらいの貢献度なのかはわかりませんが。
聖地巡礼2日目の行程は、阪中の家があるという噂の芦屋へ苦楽園から下ると言うものです。途中、阿保親王の墓があったりして、中々興味深い土地です。
甲陽園駅→苦楽園二番町(北高)→苦楽園四番町→芦屋市六麓荘町(八十塚古墳群)→岩園町(岩園天神)→朝日ヶ丘町(朝日ヶ丘縄文遺跡)→東山町→親王塚町→翠ヶ丘町(阿保親王墓)→西宮市大谷町→松園町→霞町(夙川教会)→羽衣町(夙川駅)→西宮北口駅→甲風園→北口町→高木西町→高木東町(熊野神社)→荒木町→上之町(厳島神社)→大森町→日野町(日野神社)→松山町→熊野町(熊野神社)→瓦林町→大森町→長田町→高木東町→高木西町→北口町(北口駅)
今回は超古代のピラミッドと噂される雷岳(ごろごろ岳)は登山道の確認で、剣岩や八咫鏡岩は次回の楽しみとしました。
白川伯王家が注目していたと称する神社があったりして、地味にトンデモに結び付けられそうなモノが生活の隣に有るのが面白いと思います。
面白いハルヒ同人紹介
バラナベ『BACKYARDKEEPER』:まみ公さんのハルキョン本。時間切れで小ネタになったと書いておられますが、SOS団全員登場させて色々やって「小ネタ」な辺り、かなりなドラマ好きな方だと見受けられますね。
イラストへのコメントを見ても、生活の一場面を描くに当たってのキャラや世界設定の掘り下げが適切で、ネタ出し向きの脳だと思います。
機本伸司がドラマの二大要素としてエロス・バイオレンスを挙げてますが、綺麗なキャラ造形ならではの「ハルヒの赤面」、しっかりした輪郭で身体が描けるから出来る「キョンを投げ飛ばす」というシーンでこれを押さえています。
こういうエピソードをどんどん思いついて描けるという能力の土台の上にストーリーを構想するから、息切れ・間延びしないのであって、これならストーリーも好きになると思います。うらやましい。
一つの「モノ」、「出来事」への各人各様の反応を描くことで物語を展開させるのは群像劇の技の一つですが、「ドアが壊れる」で一作品と言うのは模範解答の様な作品です。
今回描けなかったというストーリーモノが描かれるのが楽しみです。
ゲストの水薙君の知人と言うことは、学漫の関係者だと思われますが…表裏に跨る構図の綺麗なカラー表紙で、誰に見せても「上手い人ですね」というコメントが帰ってきますが、この20年くらいは、美大・芸大・専門学校が技術習得のメリットを活かして業界をリードしてきましたが、総合大学からも学生の趣味でこういう人材が出る時代になったのだなあ、と時代の変化を感じます(水薙君の所は緋鍵さんとか比村乳業さんとか最近輩出してますね)。
榊原英資の主張する、「ハイテク製品のコモディティ化」の一種かもしれません。
ゲストのばんくらさんの4コマも小ネタのツボを衝いて面白い。入れ替わりネタは他のキャラも巻き込んでも良かったかと思います。
「破城槌」「木村」は笑いました。(そういえば元会長の木村君は生きてるのか?)
ふらっとぞーん『鬼ごっこするぞ!』:キョンコネタ(他の団員も性別反転してるから性転換ネタですね)ストーリー4コマのコピー本。
山本コウさんの処女作だそうで、こういう本を紹介できるのは喜ばしい。
「プールサイドで鬼ごっこ」という状況に全キャラを絡めると言う、連想によってネタ連鎖が可能になる理想的設定。これを思いついた時点で勝ちですね。
しかし処女作から「水着」ネタで読者サービスとは将来が期待できますね。「乳揺れ」とかやってるし。古泉ですが。
裏表紙後書カットのキョンコの「プールに来たのに一度も入ってない」というセリフで全体のオチになってるのが上手いですね。笑いました。ここ読むまで気付きませんでした。
肩の旋回とか、腰とか、プロでも間違えるところを押さえておられるので、どんどん上達できると思います。頑張ってください。
HP.『ダルデレ+セーラー+カーデ+ポニテ+ニーソ+つるぺた+しまぱん=キョン子Summer!』:今までで一番長いタイトルだと思われます。モトイタスクさんの性転換ネタ連作4コマ。
カラー表紙のキョンコのコスプレ集、表紙に男しか居ないのに華やかです。西原理恵子の描いてた「タイの男子校の登校シーン」ですか。
前書きを読む限り、かなり忠実にネット上で普及した「公式設定」(?)のキャラ造形を引用しているらしいです。ルールの縛りが有る方がゲームは楽しくなるそうですが、カスタマイズした点について説明するのも含めてネタ(「新川さん=フネさん」には笑いました)。
漫画の上手い人にはコメントも面白い方が多いのが面白いですね。
ネタ出しも原作のシーンを逸脱させるというパロネタ出しの模範的形式。モトイさんは縛りを使いこなすのが上手いです。
森vsみくるがホストを争点に、というのは斬新。みくるがホスト担当、というのはもっと追求して欲しいですね。別のハルヒになってしまいますか。
「ビーチボールとまちがえない」「脱衣麻雀での長門暗躍」「古泉口封じ違い」「みくる寝違い」「古泉に褒められたら夏服」といったネタは読んで笑えますし、
「みくる(大)のほくろの件」「長門のBL小説」「女コンピ研」といったネタは読んで笑った後に、作品単体を超えて描かれてない部分が気になりますね。(コンピ研部長が動揺してるのは可愛らしかったです)
思考実験の面白さとしては、朝倉が男だと襲撃シーンの空気がこんなに違ってしまうのかと、「刃物女」の持つ「オーラ」力を再確認してしまいました。人は見かけが9割ですか。
まだまだ続きます。