私のことです。ギリギリ若者と言えないぐらいの歳になってしまった気がしますが、諸先輩方のために若者と言い張ることにしています。
ここでいうアウトプットとは主に「不特定多数に対する発信」に関することです。例えばブログを書くのもそうだし、イベントで登壇するのとかもそう。まあでもこの記事では主にブログに関することですかね。
自分はアウトプットがとにかく苦手で、弊社におけるアウトプット関連の評価値も最低クラスの人間なのですが、そろそろ避けて通るのも限界が来たな…という出来事があったので、何故ここまでアウトプットに対する忌避感があるのかを自己分析したものになります。「わかる…」とか「こんなこと考えてる人類いるのかよギャハハ」ぐらいの気持ちで見ていってください。
1. 自明バイアス
これが一番強いですね。書こうとしたときに「こんなことみんな知ってそう」「知らないのは自分だけ」とか突然思っちゃう。これはまあまあプライドが邪魔しているのもあると思います。例えば、これだけ働いてるのに今更こんな記事書くと「そんな事も知らなかったのかよ?」と思われそうで怖いとか。脳内だけに存在する悪い人間とバトルする感じ。現代ネットが生み出した悲しき脳内モンスター。
実際はそんなこと思う人間の方が少数で気にするだけ無駄とわかってはいるものの、でも少しでも頭をよぎるとモチベが下がっちゃう。そういう側面。
2. シンプルに言語化が下手
自分はとにかく何かしら文章を投稿するときに誤解がないよう無限に推敲してしまうタイプで、Slack とかですらそうなってしまいます。なんならそうやって推敲を重ねて出力された文章ですらあとから「うわ〜これだと誤解されそう」と思って直しまくったりします。これは語彙力のなさも関係があるし、自分が心配性すぎるというのもあると思います。
一回この推敲を毎回やるのって大変じゃない?って言われたことありますけど、ちゃんと大変です。無茶苦茶疲弊する。なので「もういっか」となって下書きのまま放置して投稿しなくなったりします。心配性なのに面倒くさがり。
3. 世の中に良質な記事が多すぎる & 自分は検索時のノイズになってしまうんじゃないかという懸念
調べごととかしたときに単一のブログの内容だけで完結して「この人が良すぎるから自分がアウトプットする意味ないな」となる現象。これも結構多いですね。なんなら雑な記事書くと検索時にノイズになってしまうんじゃないかとか考えちゃう。
検索時ノイズという考え方に関しても色々あって、他には「古い情報だと邪魔になっちゃうかもな〜」と思って非公開化したこともありましたね。今は流石に面倒なのでそこまでやっていませんが。
というより最近は xx 時点の情報とか、なるべく最初に環境を書くようにはしているので、まあそれでいいでしょうと思って過ごしています。古い時点の情報もこれはこれで重要な情報ですからね。
4. 弊社のアウトプットを参考にしようとしてレベルが違いすぎて勝手に挫折
例えば弊社の id:Windymelt のブログを見てほしいんですが、無茶苦茶良質な記事が大量生産されているんですよね。
ここでいう良質というのは、痒いところに手が届く感とか、そもそも読ませる文章していて読み物として面白いとか。痒いところにというのは、結構ニッチなことを調べたりするとピンポイントでヒットして助かる、みたいな。実際業務でこれなんだっけと思って調べたら id:Windymelt の記事にヒットして助かることが割とあるんですよね。
他にも id:azukiazusa とか
id:mizdra とか
id:susisu とかのブログもよく業務で調べ物してるときにたどり着きますね。しかも他の記事も軒並み面白い。
自分もこれになりたいとは常々思っているんですけど、実際自分で書いてみると「こんな良質な記事書けねぇ…」ってなって勝手に挫折してしまう。実際は無茶苦茶書き続けてこれだけ良質な記事がかけるようになっていったとは思うんですけど、コンスタントにアウトプットできるのも一種の才能だと思ってしまうんですよね。
逆に書ける時ってどんな時?
というのを考えてみると、精神的に大雑把な時期とか、隙間産業系とかですね。
精神的に大雑把に時期ってなんやねんというと、どうせ誰も見ないでしょ!みたいな勢いで書ける時期ですね。この記事を書いているときもそうです。このときに重要なのは何回かに分割して書くのではなくて、勢いがあるときに一気に書いて一気に出すのが重要で、精神状態が切り替わると「何だこの記事…」とあとから困惑してしまい、下書き状態でお蔵入りみたいなのがよくあるので…。とにかく推敲しすぎないことが大事です。恐らくこの記事も表現方法とかあんまり安定していないと思うんですが、それは勢いで書いていてあんまり推敲していないからですね。
隙間産業系は調べても全然記事等が出てこなくて「これ書いたら助かる人間いるでしょ〜!」と確信したものとかで、これはかなり書きやすいですね。最近は SAML のやつとか、以前だと gensim の細かい変更に関する情報とか。そう考えると利用者は結構多いんだけど、ドキュメントに書かれてなくてコードを読みに行かないとわからない系とかは書きやすいですね。結構 OSS のコード読むの好きなので。なんかちょっと他人の褌で相撲取ってる気分にもなるけど、まあそれ言い出したらあらゆる記事がかけなくなっちゃうので…。
なんか世の中の役に立つ・邪魔にならないようにするという観点に囚われすぎているきらいがあって、それによって記事が量産できていないのが良くないんですよね。これはまあ自分に対する世間的な目も当然あるし、万が一にも弊社に風評被害があると嫌だなとかとかで慎重になってしまうんですよね。まあ大概杞憂も杞憂なのですが…。
あとは上記の理由から技術系の記事にこだわりがちなんですよね。優秀なエンジニアなら良質な技術記事とかだけでも行けるんだろうけども、自分みたいなしがないエンジニアには絶対ムリなんだからその路線は諦めて、もっとこんな感じのどうせ誰も見ないみたいな雑記を書いて文章力をつけたり記事を書く心理的ハードルを下げつつ、たまに誰かの役に立てる記事が出せればそれが一番という気がしますね。しばらくそれを念頭に置いて頑張るか〜。