広陵高“野球部で暴力”別の情報がSNSで拡散 学校は確認できず

夏の全国高校野球に広島代表として出場している広陵高校は高野連=日本高校野球連盟から厳重注意を受けた事案とは別に2年前に野球部の元部員が監督や一部の部員から暴力や暴言を受けたという情報がSNSで広がっています。
これについて学校は指摘された事案は確認できなかったとしたうえで、弁護士などで作る第三者委員会を設置して調査を進めていることを明らかにしました。

広陵高校はことし1月に複数の野球部員が下級生の部員に対し個別に暴力をふるったなどとして高野連から3月に厳重注意を受けていたことを明らかにしています。

この事案とは別におととし、元部員が監督やコーチ、一部の部員から暴力や暴言を受けたという情報がSNSで広がっていて、広陵高校は7日、学校としてのこれまでの対応について説明しました。

それによりますと去年3月に元部員から被害の申告を受けて、関係する部員などから聞き取りをして調べたもののその時点で指摘された事案は確認できなかったとしています。

ことし2月には元部員から高野連に直接情報提供があり、連絡を受けた学校が改めて部員全員と職員に話を聞いて事実関係を調べましたが、この時も指摘された事項は確認できなかったということです。

その後、元部員の保護者からの要望に応じ、学校はことし6月に弁護士などで作る第三者委員会を設置し、調査を進めているということです。

阿部文科相「匿名性が高いSNSなど 冷静な対応を」

阿部文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「暴力行為があったことは大変遺憾に思っている。暴力は決して許される行為ではなく、高校は被害を受けた生徒のケアと暴力行為に及んだ生徒への指導など適切に対応し、再発防止に努めてほしい」と述べました。

また、夏の全国高校野球への出場については、日本高等学校野球連盟で適切に判断されると承知しているとしたうえで「インターネット上ではさまざまな意見が飛び交っているが、匿名性が高いSNSなどでは発言がエスカレートし、ややもするとひぼう中傷として新たな人権侵害を生むことにつながっていくので、ぜひ冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけました。

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