勝てばすべては美しい思い出に!不祥事を起こした強豪野球部を全国にさらす理由
甲子園出場校の不祥事が話題だ。
とある強豪校の代表選手たちが部員を暴行。
何を考えているのかセイキをなめさせることまで強要したという。
本当に狂ってると思うのは、
高野連がそのチームの出場を認め、犯人のプレイを大々的に予告して昨日TV中継したという事実だ。
思い出すのは本宮ひろ志の漫画「実録たかされ」だ。
野球史に残る一大事件である「空白の1日」をテーマにしたドキュメンタリーだが、学生の選手生命を縮めることなどおかまいなしで興行を成立させる狂った世界を描いてもいて必読の一冊だ。わたし的には本宮ひろ志最高傑作だと思うのだが、あなたはどう思われるか。
「実録たかされ」で最高にしびれるのは、社会的地位もある人間が、その狂った世界を美化して誇らしげに語って恥じないところである。
「僕はね、一年二年と一番先輩に殴られた男です。その辛さやいろんな事が優勝した事によってすべて美しく変わったんです。勝てば補欠だって就職できる。何十年たってもその時の事が誇りにできるんです。」(クラヤ薬品営業本部長)
それを伝聞で聞く江川のリアクションが実にあじわい深い。
ちなみに営業本部長が言う、美しい思い出のひとつがこれである。
試合中に江川を7、8発ぶん殴る。
いい人だったのにキャプテンになったとたん豹変したという、別の先輩が語る言葉も興味深い。
私もきつい事は言ったですよ。上が勝手に下をやり過ぎない様にという気持ちもあってね。一年二年の頃はやられた記憶。それが上になると下のだらしなさがやたら目につくというのも現実ですよ。
この人がキャプテンのときに、OBが下級生を人相の判別がつかなくなるまで殴るという事件が起きている。その下級生いわく87発までは数えていたと。
こういう社会的に引く行為を、あるていどまでは体育会だから当たり前と江川自身も許容しているところもおさえておきたい。引用したいコマを挙げたらキリがない。この続きは実際に、漫画を読んでいただきたい!


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