米国は製造業を蔑ろにしたから疲弊した…金融・ITでは結局国家を支えられない

頼みの防衛力の基盤も実は製造業だ

日本の復活は製造業が牽引する

2021年5月9日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位』になっていた…!」において、「日本の製造業のすばらしさ」について述べた。

by Gettyimages

長年にわたって、新聞・テレビ等で「日本の製造業は中・韓などの新興国に追い上げられて駄目になった」との論調が多くみられ、日本人の多くもそれを信じ込まされてきた。

確かに、家電製品など「完成品」の市場では、日本勢の苦戦が目立った部分もある。だが、それは「製造業全体」から見れば氷山の一角に過ぎない。海面上に見える全体の1割程度なのだ。水面下に隠れている残りの大部分において、日本は圧倒的な強さを持っている。

例えば、一時期「インテル入っている」というTV・CMをよく見かけた。パソコンを組み立てるメーカーではなく、パソコンの中核部品であるCPUを製造するインテルが、実は「市場の支配者」であるということを如実に示していた。

日本企業は奥ゆかしいので、そのようなことを宣伝したりはしないが、先端分野を中心とした多くの工業製品に「ニッポン入っている」のは事実だ。

例えば、一時期の繁栄から凋落したとされる半導体分野でも、「大原浩の逆説チャンネル<第38回>『半導体王国』日本復活の兆し。材料と製造装置。パワー半導体とミニマルファブが鍵」や9月15日公開の「日本、再び『半導体王国』へ、パワー半導体・ミニマルファブが牽引車」で述べたように、材料と製造装置をしっかりと押さえ、さらにはそのベースを生かして、パワー半導体とミニマルファブで追撃している。

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また、8月23日公開「テスラ『終わり』の始まり、2035年全面EV化はやはり無理だ」や、「大原浩の逆説チャンネル<第37回>脱炭素・EV化の惨めな結末。テスラ・ホンダが直面する『危機』。やはりトヨタが勝者か?」で述べたように、トヨタを中心とする日本の自動車メーカーは、圧倒的な強さを誇っている。

さらに、7月24日公開「IT革命の次は『自動化革命』、少子高齢化=生産年齢人口減少に立ち向かえる日本の技術」のように、自動化技術においても世界をリードしているのだ。

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