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次世代AIエージェント開発アプリ「Warp」を使った感想

はじめに

近年、AI技術が急速に発展する中で、開発者の生産性向上を目的とした新しいツールが次々と登場しています。
今回は、「Agentic Development Environment(エージェンティック開発環境)」として話題のWarp2.0を5日間使用してみたので、実際の使い心地やコストパフォーマンスについてレビューします。

Warpとは

Warpは、従来のターミナルとGUIを融合させた新しいタイプの開発環境です。
複数のAIエージェントを並列実行し、開発タスクを効率化することを目的としています。
2025年7月現在はClaudeCodeがスタンダード化してきていますが、Warpは使用感は似ていますが、プロジェクトルールやMCPサーバの設定をGUIで設定できる点で分かりやすいと思います。
またClaude4Opus、O3、Gemini2.5proといった複数のAIモデルを一つのアプリケーション内で同時に動かすことができるのが特徴です。

検証環境

  • 使用期間:5日間

  • 開発対象:Webアプリケーション

  • 技術スタック:TypeScript、Python、AWS CLI

  • 料金プラン:Pro(月額$18、月払い時)

個人的に良かった点

1. 複数AIモデルの使い分けが可能

Warpの最大の魅力は、複数のAIモデルを一つのアプリケーション内で並行して動かすことができる点です。実際に以下のような運用を試してみました:

  • 設計:o3を使用してアーキテクチャ設計

  • 実装:Claude 4 Opusでコード生成

  • コードレビュー:Gemini 2.5 Proでコードレビュー

  • エラー解決:複数モデルで同じエラーを調査し、最適解を選択

この運用により、各モデルの得意分野を活かした効率的な開発が可能になりました。
Cursorなどでも複数モデル使えると思いますが、同時に動かすのは難しいと思うので、ここがWarpの最大のメリットだと思います。

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2. ターミナルとGUIの融合

従来のターミナルとは異なり、モダンなUIを持ちながらコマンドライン操作も可能です。
コマンド操作とエージェントへの指示を同じターミナルで実行、プロジェクトルールやワークフローなどはGUIで操作できるインターフェースは直感的で使いやすいと感じました。

3. CLIでの完結性

すべての操作がCLI内で完結するため、他のアプリケーションに切り替える必要がありません。
AIエージェントにCLIでの操作をお願いすれば、開発からデプロイまでの一連の流れを一つの環境で実行できます。

個人的に残念だった点

1. クレジット消費の激しさ

最も大きな問題は、クレジット消費の激しさです。Proプラン(月額$15)では月間2,500リクエストまで利用できますが、本格的な開発を行うと1-2日程度で使い切ってしまいます。

具体的な消費例:

  • エラー調査:1回につき10-20リクエスト

  • コード生成:1つの機能につき10-30リクエスト

  • レビュー:1ファイルにつき5-10リクエスト

一日の開発で500-1000リクエストを消費することも珍しくありません。
さらに複数モデルを並行して動かすと一気にクレジットを消費してしまうため、Warpの最大のメリットである「複数モデルを並行して動かすこと」のはクレジットに余裕がないと厳しいと感じました。

2. エディタ・ファイルエクスプローラーの不足

慣れの問題だとは思うのですが、VSCodeやCursorに慣れた私にとって、統合されたエディタやファイルエクスプローラーがないことはデメリットでした。ちょっとしたコードの編集やAIエージェントに参照してほしいファイルのパスを確認するときにVSCodeのようにファイルツリーがあると嬉しかったです。
ただコマンドでのやり方に慣れれば、そこまで気にならないかもしれません。

3. 学習コストの高さ

従来のターミナルとは操作方法が異なるため、慣れるまでに時間がかかります。
プロジェクトルールやMCPの設定、ワークフローの作成など、便利な機能は豊富ですが日本語での使い方の解説があまりないため、使いこなすのは時間がかかると思います。

コストパフォーマンス分析

料金プラン(2025年時点)

  • Free:月間150リクエスト、$0

  • Pro:月間2,500リクエスト、$15/月(年額契約)、$18/月(月額契約)

  • Turbo:月間10,000リクエスト、$40/月(年額契約)、$50/月(月額契約)

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実際の使用感

本格的な開発には最低でもTurboプラン($40/月)が必要だと感じました。Proプランでは、AIを活用した開発スタイルを継続するには不十分です。

結論

Warpは革新的なコンセプトを持つ開発環境ですが、現時点では以下の理由で日常的な使用には課題があります:

  1. コストの高さ:本格的な開発には月額$40以上のコストが必要

  2. 機能の不足:統合エディタやファイルエクスプローラーがない

  3. 学習コスト:既存のワークフローからの移行が必要

ただし、複数AIモデルの使い分けという独自の価値は非常に魅力的です。
特に、エラー解決やコードレビューにおいて複数の視点を得られることは大きなメリットです。

推奨する使用シーン

現時点でのWarpは以下のような場面での使用をおすすめします:

  • 特定タスクの集中作業:短期間でのプロトタイピングや調査

  • 複数AI活用して高品質開発:コスト度外視での複数モデルでの並行開発

コストと生産性のバランスを慎重に検討することをおすすめします。現在のメインエディタとの併用から始めて、徐々に移行を検討するのが現実的だと思います。

最後に

Warpは開発環境の未来を示す興味深いプロダクトですが、まだ発展途上の段階にあります。
今後のアップデートでエディタ機能の充実やコストパフォーマンスの向上が期待されます。
複数のAIモデルを使った開発に興味のある方は、Freeプランから試してみることをおすすめします。

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