国立奈良教育大付属小(奈良市)の教諭3人が強制的に市立小への出向を命じられたのは違法だとして、大学を設置する奈良国立大学機構を相手に、出向が無効であることの確認を求めた訴訟は7日、奈良地裁(和田健裁判長)で和解した。同機構は今後の人事異動に当たり、教職員の健康状態などを考慮すると確認した。
原告側弁護団や機構によると、3人が異動により精神的苦痛を受け体調を崩したことを踏まえ、機構は他の教職員を含め、人事異動の際には健康状態や希望を十分に考慮し、慎重に行動するとした。
3人は今年4月から付属小に復帰しているという。弁護団は声明で「教職員の人格が尊重され、働きやすい職場環境が確保されるべきだ」と強調。機構は「和解内容を踏まえ、適正な運営に努める」とコメントした。