トランプ政権、カリフォルニア大学ロサンゼルス校への助成金約860億円停止
アメリカのカリフォルニア大学は6日、トランプ政権がロサンゼルス校に対する助成金およそ860億円を停止していると発表しました。
アメリカ司法省は先月、カリフォルニア大学ロサンゼルス校がキャンパス内でのユダヤ系学生らへの嫌がらせに適切に対応しなかったとして公民権法に違反していると認定していました。
こうした中、大学は6日、トランプ政権がロサンゼルス校に対する助成金およそ5億8400万ドル=日本円でおよそ860億円を停止していると発表しました。
大学は、助成金の回復に向けて政権と交渉する考えを示した上で「大学の反ユダヤ主義への取り組みは完全に無視されている」と批判しています。
トランプ政権はこれまで、反ユダヤ主義に対応していないとして助成金を凍結するなど有名大学への圧力を強めていて、コロンビア大学は先月、和解金として総額2億2100万ドル=日本円でおよそ320億円を支払うことで合意していました。