夏休みの孤立、若者や子どもたちはリスクをとっても危ない橋を渡りかねない #エキスパートトピ
夏休みに入り、若者や子どもたちにとって学校という居場所が閉じています。また、給食がない日常で、経済的な苦しさや、余裕のない家庭では、食事への不安も多く報道されています。社会的に孤立しやすく、孤独感が高まりやすい毎日のなかで、若者や子どもたちはさまざまなリスクにさらされています。
ココがポイント
給食のない夏休み。コメの高騰と物価高が困窮する家庭を直撃し、子どもたちがご飯すら食べられないという声が上がっています
出典:テレビ朝日系(ANN) 2025/7/31(木)
電気代の節約のため、エアコンを「控えたい」と回答したのは74%に上った。
出典:毎日新聞 2025/8/7(木)
いい人を装って近づく人もいるし、悪意のある人もいる。安易な気持ちで近づかず、危険だということも知ってほしい
出典:日テレNEWS NNN 2025/7/24(木)
エキスパートの補足・見解
若者や子どもたちの苦境を受けて、企業やNPO、地域のひとたちが、若者や子どもたちの居場所や、食事の提供をしています。これらの活動に対してさまざまなコメントが寄せられています。
家庭や地域に居場所のない若者や子どもたちは孤立しやすく、孤独感も高まりやすい時期です。私が、「夜のユースセンター」で出会った10代半ばの女性は、夜の繁華街にも足を運んでいました。
繁華街に潜むリスクについて、ある程度は理解していながらも、そこは彼女の居場所になっており、寂しくない空間でした。「繁華街でも、NPOの居場所でも、どこでもいいんです。自宅でなければ」という言葉がありました。
若者や子どもたちに潜むリスクは、孤独を癒し、食事や「楽しい経験」を提供する主体が、必ずしも彼ら、彼女らを守るためでない可能性があることです。ひとは寂しさや苦しさから逃れるため、危険かつ一時的であっても危うい橋を渡ることを選択することがあります。
若者や子どもたちが自らの意思でできることには限界があります。それに気が付いた大人たちが、微力であってもできることをしなければ、孤立する若者や子どもたちのリスクは大きくなるばかりです。