夫のお骨を飛行機で運んだ思い出
6年前。
当時の夫が夏に亡くなった。
そして、納骨のために、彼が入った骨壺とともに飛行機に乗ることになった。
ご存知の通り、関東の骨壺は大きい。そして重い。
飛行機に持ち込めるけど、ちょっと負担だ。
念のため、事前に航空会社には問い合わせておいた。
チェックインカウンターで
「骨壺あるんです」
と伝えたら
「伺っております。大丈夫です。このまま手荷物検査にお進みくださいね」
と親切な対応をしてもらった。
こういう時の、事務的ではない温かな対応は心に沁みるし
「わかってますよ 大丈夫ですよ」
の言葉は不安な気持ちが少し和らいだ。
手荷物検査にて
係の人は、骨壺を見て
「これは荷物ではありませんから、
一緒に金属探知機をくぐってください」
そうなんか。
「荷物ではありません」
と言ってもらえたことが、意外でもあり
そして本当に優しい気持ちを感じた。
そして、彼を抱きしめてくぐった。
さあ、飛行機に乗るよ。
そのあと、出発ロビーで。
トイレに行きたい。
どうしよう・・・
やむなし。
彼をトイレの個室まで連れていったww
すみませんねぇ とか言いながら
(こういう事があるので、できれば骨壺の長距離移動は複数人が望ましい)
飛行機に乗った。
CAさんが来て
「今日はお隣の席が空いてますのでお使いくださいね」
と、骨壺を隣の席に固定するのを手伝ってくれた。
ああ ちゃんと引き継いでいてくれたんだな。
確かに空席はチラホラある便だったけど
意図的に一つの空席を私の隣に確保してくれたんだろうな。
さすがに割れ物の骨壺を上の棚には入れられないので
足元でも仕方ないなとは思っていた。
ありがたい。
離陸
さあ 故郷へ帰るよ!
飲み物サービスの時に
「よかったらご主人さまにも飲み物を」
と声をかけてくれた
コーヒーが好きだったので、お願いしたら
彼の席のテーブルを出して、そこに置いてくれた。
彼と一緒にコーヒーを飲みながら
(まあ彼の分も最後は私が飲んだけど)
窓の外を眺めるひとときだった
この頃、私はまだ現実を受け止め切れず
でも急に生活環境が変わったり
色々な手続きがあったりして
気持ちがフワフワと不安定に浮いていた
でも、その旅で関わった職員の皆さん一人一人が
温かい対応をしてくれたから
それにはずいぶんと救われた。
到着したら妹が車で迎えに来てくれていた
本当にホッとした。
彼を故郷につれてくる大役を果たした気がした。
そして
「妹ちゃん ちょっとトイレ!!!」
と彼を預けてトイレに走った。
コーヒー2杯飲んだしね~
追記
経験した人は知ってると思うけど、骨壺には持ち運び用の
バックをつけてくれる。だから、ぱっと見骨壺とは分かりにくい。
持ち手もある。




コメント
23カタマヒロさん
青派てすね!
赤も青も温かいサービスを提供してますよね。いつも頑張ってるんです。飛行機に乗るときくらい、スタッフに甘えましょう!
🍀人を喜ばせてお役に立ちたい💞ひろ さん
コメントありがとうございます。
本当に、型にはまらない、心のあるサービスをうけました。
そんな気持ちを今度は誰かに伝えたいです。
NAPDAISUKIさん
ありましたありました!
日本からフィリピンなら90万円〜だそうです。
でも色々手続きや処置があって大変そうですね。。
https://www.funeral.co.jp/catalog/options/syaryou/kaigaikuuyu.html
なんて暖かな対応!!泣けてしまったよ!航空会社の方々の思いが心に沁みたわ😭素敵なエピソードを記事にしてくださりありがとうございます。