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雑記2

自分の文章って、何度書いても気に入らなかったりするんだけど、この記事は見返すたびに好きになれていい。

コミケ終わりの明け方、疲れて仕方ないのに体だけがほてっていて、眠れないのに寝ぼけまなこで。頭を駆け巡る「あー楽しかった…」を言語化しないと眠れないなと思って、PCを開いたのをよく覚えている。

私は何にしても文字数が多くなりすぎるところがあるのだけど、この時は疲れから筆の力が抜けていたのだろう。いい塩梅だ。(自画自賛)


この人はどこに行ってしまったのだろう。この楽しそうで、穏やかで、ヒスや起伏とは無縁そうな人は。

いや、私のベースはあの時となんら変わりない。ここにいる。

でもこれだけの誹謗中傷があって、そのままの精神状態でいられるわけがない。


2

いや精神状態というか…これは異論を認めるけど、私の精神状態の問題というより、当然の反応というか。

誹謗中傷というのは巧妙で、一見ただの質問のていを取ってあら探しをしにくる人が山ほどいる。「私、わかんなくって🥺鹿乃さんがでも心配で🥺」と言いながら。

この手のやり口が多すぎるので、私の誹謗中傷判断フィルターには「『私、わかんなくって🥺純粋に知りたくて🥺』が含まれるもの」も条件として追加された。

こういうふうに条件が厳しくなっているのを、精神状態の変化だと医学上呼ぶのなら、それは精神状態の問題なのだろうが、どうだろう。


3

最近の私は、我慢をやめてみている。SNSでアンチコメントに腹が立ったら殴るし、味方っぽい人が相手でも嫌なことを言っていたらその通り言うようにしている。

それでも、毎日写真はあげ続ける。写真にいつも通りボケリプライが来れば、楽しくツッコミもいれる。人の楽しい写真にもコメントする。


その様子と、なんの我慢もせず好き放題怒りをぶちまける様子が交互に見られるんだから、さながら今の私は動物園の動物なんだろうと思う。

因習村と一緒に並べれば、社会課題を考えるための生の展示物のできあがり。(笑)

100万件の批判に自ら1つ加勢することは、その一つに正当性があろうとも誹謗中傷やいきすぎた非難になる。

そんなことすら想像がつかない、なんらかの快楽のためにしか行動できない魑魅魍魎もまた、動物の行動展示としてはなかなか秀逸だと思う。


それはともかくとして、今の私は観察対象としてまあまあ価値があると思う。

やはりこの量の誹謗中傷を耐えて、大義と自分の信念のために活動を続け、さらにそれなりに自分の感情を分解できるサンプルはなかなかいない。

そもそもこの量の誹謗中傷はなかなか起こらないし、起きたとしてもそれは芸能人のアレで、大体事務所やなんかがつくので、こんな生々しい暴れ方は見られないだろう。

興味を持ちそうな社会学系や心理学系の先生なんかがいたら、紹介してあげてください。研究に協力します。笑

ああ、それか本にしましょう。「推しが炎上している時に、本当に支えになる言葉集」とかどうですか。



4

人は「ああやって暴れるのはやめなさい」という。
ずっと言われてきた。無視しろ、黙ってれば終わると。あなたの評価が下がる、仕事が来なくなる、と。

その通りにしようと頑張っていたときより、今の方がまだマシだ。

私がリプライを返さなければ、ゴミみたいなアンチコメントが来ていることに誰も気づかない。ブロックしたり、返信を非表示にすればなおさらだ。

もとの綺麗なリプ欄が戻ってきたかのように見えたでしょう。

そして優しければ優しい人ほど、こう言ってしまう。


「落ち着いたようで安心しました」と。


誹謗中傷のDMもくる。掲示板も毎日にぎやか。

そこに向けられる善意のこの言葉は、どうしたって苦しかった。


そう言われるよりは、仕事がなくなろうと怖い人だと思われようと今の方がずっとマシだ。

私が暴れていたせいか、どこかで言い返しておいてくれる人も増えた。情報を貼ってくれる人も増えた。


本当は「雑記」を書きながら思っていたのだ。

「お堀の向こうに居座る魑魅魍魎に、誰かが正しく斬りかかってくれたら」

でもそんなことを書いたら、「煽動キタwwwww」とか言われちゃう(実際はもっと汚らしい、低俗な言葉でね)から黙ってたけど。


私のためというより、このおかしな社会のために、二次創作のために、作品のために、なんかいろんな各々のあれやこれやのためにだろうけど。

正しい知識と、品のあるユーモアを携えて戦ってくれるのを見ると、「一人じゃない」と思えて嬉しい。



5

ある先生(結膜炎じゃない)は言った。

「空気を見なさい」と。

「ほとんどの人は、あなたの記事を読んだって『へえ、こんなことがあったんだ、ひどいなあ』と思うだけ。あなたのところに何か書き込む人なんて、ごくごくわずかです。

それに、Xをやっている人間は一部です。私の周りには、この話を知らない人の方が圧倒的に多い。

そういう、あなたに言葉をかけないけれども、本質的にはあなたの味方である人の方が世の中に間違いなく多いから。

その世間の空気を見なさい。SNSの罵詈雑言ではなく。ヤフコメでもXでもなく」と。


空気が見える瞬間は何度かあった。焼肉を食べてる時。しらすを食べてるとき。メンチカツを食べてるとき……食べたら霊視能力が、みたいな話じゃなく、外に出て人と喋ったらってことですから!

そして時々、見えた時は先生に連絡した。「これが空気ですか」と。先生が「そうそれ!」と、なんだか少し嬉しそうに返してくれるのが嬉しかった。


6

今の醜態を見て、愛想をつかされていないといいなあ…

先生、私ってこういう人間なんですよ。

誰かが「今の鹿乃さんはハリネズミのようだ」と言ってくれたけど、どちらかといえばハリセンボンみたいな人間なんですよ。

普通に「あーーーー死ね死ね死ねもーーーーーー」とベッドでジタバタするような人間なんですよ。

でも、相手に直接死ねって言うのだけは耐えてるんですよ、先生。

でもイベントで誰かになんか言われたら言っちゃいそうだなあ。

死ねっていうかわりに、背負い投げとかできるように練習しておこうかなあ。



7

そういえば。『雑記』を某氏のご遺族が、某所でその感想を話してくれていた。

「あの子の名前を出すことで、同じことを繰り返さなくなら全然それでいいよ」

あの人がそう言ってくれてよかった。そう言うと思っていた。

「あのレイヤーさんと同じ言葉が、私も辛かった。わかる」

この状況でこう感じるのは、私の性格が悪いせいでも考えすぎでもなく、当然であるということを裏付ける根拠がまた一つ増えた。それは私にとっての大きな安心材料になった。


8

この最中で私に手を貸してくれた方は本当に多いけど、その中のひとりから嬉しい連絡があった。

私に手を貸したことが、その人自身の評価につながったそうだ。

近々、お知らせできるだろうと思う。

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