鞘師里保「皆さんに寄り添える作品になったら…」ニューEP『Too much!』のタイトルに込めた思いとは?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送は、アーティスト・俳優の鞘師里保(さやし・りほ)さんが登場! モーニング娘。卒業後の活動や7月23日(水)にリリースしたニューEP『Too much!』について伺いました。
◆モー娘。卒業後にダンス留学
れなち:鞘師さんはモーニング娘。を17歳で卒業されていますが、入ったときが12歳!? 鞘師:そうなんです、5年ほど在籍していました。 れなち:これは短いほうですか? 鞘師:最近は10〜15年いるメンバーもいるので、それに比べると短いですね。 れなち:そして、卒業後は単身アメリカ・ニューヨークへダンス留学と……当時を振り返っていかがですか? 鞘師:冷静になると“頑張ったな”って自分でも思えますけど、そのときは自分のなかで勢いがあったので何も怖くなかったですね。 れなち:英語は話せました? 鞘師:まったくです。でも“どうにかなるでしょう!”みたいな(苦笑)。 れなち:え〜(笑)!? なんとかなりました? 鞘師:2年ほど行っていましたが、なんとかなりました(笑)! れなち:ダンスの教え方は、日本とニューヨークで違いましたか? 鞘師:日本では“正しく踊れるように”と基礎練習が中心だったんですけど、ニューヨークに行ってからは、より自己表現を探求できる環境だったと思います。みんな踊りの型も全然違っていて、そこは衝撃でしたね。
◆初めて“曲のディレクション”に挑戦
れなち:鞘師さんは2021年からプライベートレーベルを設立されて、今年は6月18日(水)にシングル「Super Red」を配信リリース、そして、7月23日にEP『Too much!』がリリースされました。2025年からの活動を振り返っていかがですか? 鞘師:今まで4年間プライベートレーベルで楽曲を作っていたんですけど、自分で(イチから)曲を作るのが初めてで。もちろん作曲している曲もあるんですけど、楽曲制作の“いろは”から覚えていくというか、構想を考えたり、自分でディレクションするのが初めての経験でした。 れなち:自分ですべてやるとなると、かなり細かい話になっていきますよね。 鞘師:“こんなに頭を使うんだ!”とか思いながらやっていましたね(笑)。例えば「Super Red」は、グループ時代の私のメンバーカラーが赤だったんです。それで、この4年間でいろいろ経験して、自信をつけた今の私だったら“新しい赤を更新していける!”という思いを込めています。 れなち:鞘師さんって、インプットする時間をつくるために仕事を休んだりして、アウトプットの仕方を覚えて徐々に取り組んでいくような、すごく丁寧に歩んでいる印象があります。 鞘師:自分自身が空虚に感じないように活動していくためには、一つひとつ時間を取ることが必要で。ただ、それは周りの人も受け入れて一緒に歩んでくれているからできていることなんですけど、私にとっては必要なことですね。 れなち:そして、EPのタイトル『Too much!』にも大きな意味が込められているんですよね? 鞘師:too muchって“〜すぎる”っていう普通からはみ出した表現になるんですけど、今って“働きすぎる”“休みすぎる”“気を遣いすぎる”みたいな、ちょうど良く生きられない人が多いと思うんです。そういった皆さんに寄り添える作品になったらいいなと思っています。 れなち:鞘師さんも“Too Much!”になっちゃうところはありますか? 鞘師:そうですね、意識しないと何事も0か100になっちゃいます(笑)。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」放送より)